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袋小路の男 単行本 – 2004/10/28

4.0 5つ星のうち4.0 135個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2004/10/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/10/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 170ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062126184
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062126182
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 135個の評価

著者について

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絲山 秋子
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1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。03年「イッツ・オンリー・ トーク」で文學界新人賞を受賞。04年『袋小路の男』で川端康成文学賞、05年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、06年『沖で待つ』で芥川賞を 受賞する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ダーティ・ワーク (ISBN-13: 978-4087465679 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
135グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分が書いたのではないか?と思えるほどの…共感…感情移入できまくってしまい。
胸が痛い。
それは表現力がすごいということかと
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
難解な語彙を散らばめ、知性を誇るような言い回しで、これが「文学」だと、読み手を圧倒する。
「文学」になれば堅苦しさを伴い、読み手はそれなりの構えが必要になる。
そのような作家は幾多といるが、
絲山氏の紡ぐ文章は飾り気がなく、とても日常的で、
等身大の風船の中にいて、地表から程よく浮いているような心地良さを覚える。
これは絲山氏の稀有な創造力であり、「」のつかない文学だろう。
「袋小路の男」に関しては、二人の関係性に共感できるかどうかで評価が決まるだろう。
いわゆる片思いだが、一方的ともまた云えない、微妙な距離感を12年間も保ち続けることが
男女間で可能だとは、個人的には思えない。
ただ、このような関係性は虚飾でしかないとは思いたくない。人間はもっと深淵で奥行きのある存在だとも思いたい。
「アーリオ オーリオ」は独自の世界観で満ち溢れているような作品で、
ひとつひとつの発想が、この作家の存在感を示している。
3編いずれも、とても不思議な読後感で、
この感覚を丁寧に表現しようとすれば、嘘っぽくなりそうです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カウンターを挟んだ距離。離れてもいけないし、ぴったりくっついてもいけない。大事な気持ちが2人の間で遊んでいる。羨ましい関係だと思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この二編、時間をおいて読んだせいか印象が全く異なる。違う作家が書いた作品に感じた。
共通しているのは淡々と進んでいく中に感じるかすかな感情の熱。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は書評その他で絶賛されていて、ついなんとなく買ってしまった。本当は『純愛』と名のつくものにはちょっと、いやかなり偏見があったのだけど。
この作品に描かれている愛は、誰でもが共感できるものではないかもしれない。
それでも、この2人の12年を知れたこと、その世界を垣間見て感じたことは、きっとどこか私の心の、扉を開いたような気がした。
こんな恋愛のカタチもあっていいと思う。少なくともわたしは。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編3篇のなかで「アーリオ オーリオ」が面白い。

主人公と姪との手紙のやり取りが細かくほのぼのと

描かれており、中学生の姪とおじさんとの関わりかた

が今までの小説にはない手法で面白かった。

作者の場合、表題より最後の短編にいい作品がある

傾向があります。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月30日に日本でレビュー済み
理想的だけど実際はないでしょ〜と思う関係が、この小説を読んでいると、どこかにはあるのかも…と思えてくる。
絲山さんの小説はどれも「男女のほろ苦いユートピア」という感じがする。

ともすると陳腐になりがちなガジェットが効果的。
小田切のひねくれた、でも人間的な一面を表現するのに「ジャズバー」とか「作家」というガジェットがうまくはまっていると感じた。

俗っぽさをギリギリのところで回避。
わかりやすいから共感しやすい。
そんな微妙な線を表現するのが本当にうまい作家だと思う。
サラリーマン経験のおかげなのか、絲山さんの小説はいつも外に向かって開かれている。
ドライなのに決して見捨てられない。登場人物はじくじく内省しない。突飛な行動をしてもちゃんと「人としてあるべき道」に帰ってくる。
そこが読んでいて心地いい。

「小田切孝の言い分」はなくてもいいと思った。
一読した時は面白かったが、二読、三読していくうちに、これがあることで「袋小路の男」の滋味が薄まってしまったように感じる。
小田切の一人称は、「袋小路の男」に比べると切れ味が劣る。
読んで全く後悔はないけれど。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年9月30日に日本でレビュー済み
手が届くようで届かない、微妙な関係を保ち続ける二人を描いた3つの短編集。

「袋小路の男」と「小田切孝の言い訳」は連続した物語。「袋小路の男」が女性の視点のみで描かれているのに対して、「小田切孝の言い訳」は男女両方の視点から描かれており、微妙な距離感がうまく表現されていた。こんな愛の形もあるだろうとは思う。

「アーリオ オーリオ」は姪の中学生と手紙のやりとりをする男の話。タイムラグのある手紙でのやりとりが、二人の心の距離感を表現しているようで、どこか切ない物語だった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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