プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,784¥2,784 税込
発送元: Amazon 販売者: パラ書店
¥13¥13 税込
配送料 ¥240 6月13日-15日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
乱気流 上: 小説・巨大経済新聞 単行本 – 2004/10/1
購入オプションとあわせ買い
壮大な構想で描く長編小説
経済小説の第一人者が、ついに「新聞」を書いた!
巨大メディアが醜聞にまみれたとき、なにが起きるのか。
- 本の長さ403ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104062126427
- ISBN-13978-4062126427
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 403ページ
- ISBN-10 : 4062126427
- ISBN-13 : 978-4062126427
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,267,817位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 328,887位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1939年東京生まれ。
石油化学業界紙の記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー。以後、『小説 日本興業銀行』をはじめ、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表し注目を集める。
97年、書き下ろし作品『金融腐蝕列島』で銀行不祥事を暴き、以降、『再生 続・金融腐蝕列島』『混沌 新・金融腐蝕列島』『消失 金融腐蝕列島・完結編』と続く一連のシリーズは、金融大再編を描く壮大な平成金融経済史となり、スピンオフ的に書かれた『呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ』は銀行と裏社会との癒着を告発、映画化されて話題を呼んだ。近年の代表作は『小説ザ・外資』『乱気流 小説・巨大経済新聞』、近著は『挑戦 巨大外資』『反乱する管理職』など。「高杉良経済小説全集」(全15巻)がある。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
も例外ではない。『乱気流』は日本一の経済新聞をモチーフにした小説。
かなりきわどい線まで描写されており、高杉良氏らしさが際立っている。
どんな大新聞であっても、そこには作り手の意図が介在する。1面がない
ことは無いし、1段なのか3段なのかも作り手の意思で決定される。とす
ればマスコミ人としての矜持と、一般企業以上の企業倫理が求められる。
それらが欠けた時に、何が起こるのか?
本書は、リクルートコスモス株譲渡事件から始まり、概ね事実が特定でき
る形で展開されている。どこまでがフィクションでどこからがノンフィク
ションかは、判然としない。しかし、結局は記事の表題にある事実のみを
とらえて、解説を当てにせず、読者自身が「だからなに?」と問わなけれ
ば、新聞社のドグマに巻き込まれる危険性が大きいということが理解でき
るだろう。
バブルからの経済史を勉強できたことは良かった。
高杉良が本小説により日経新聞から訴えられたことが、逆にリアリティを生んでいる。恐らく大部分はフィクションであろうが、大企業の組織では作中で描かれたことが起こりうるのではと考えさせられた。
読後、第四権力とも評されるマスコミで、持ち上げられる事柄全てに何かしらの裏があると勘繰ってしまった。作中のように、組織内のゴタゴタで新聞各社の紙面が歪められてしまう可能性があると理解できた。
一般文学通算782作品目の読書完。2012/07/02(inフィンランド・ヘルシンキ)
読後感が悪い。胸焼けがするようだ。
氏の小説はけれんみのない清々しさが好きだった。
その意味では、この小説は何か高杉氏本人の個人的な怨念が感じられ、あまり読後感のさわやかな小説ではなかった。
だからと悪いと言っているのではない。それは個人的な好みの問題であり、私にはちょっと合わなかっただけのことだ。
ただかなりの長編なので多少冗漫のきらいはあるかもしれない。
日経の傲慢さや厚顔無恥ぶりについては他でも色々見聞きできるが、中坊公平氏に関する描写(よほど嫌いなのだろう)や日経の「私の履歴書」の舞台裏などについてはどれもなかなかお目にかかれない内容だ。
折しも日経の元記者がインサイダー取引疑惑が発覚したり、高杉氏自身が株主地位確認を求めて日経を提訴するなど、発行後2年を経た今でも興趣をそそる作品ではある。
それにしても高杉という人、作中に自らを杉山亮二という名前で登場させ、日経の恥部をつつくあたりかなり粘着質なようだ(苦笑)。
話し言葉がどの作品を読んでも同じなのは非常に見苦しいので改善の余地あり。しかも今どきこんな話し方する人いないよ〜っ、ってのがなおマイナス。
著者の高杉氏が名誉毀損で訴えられるだけあって、日経とその体質をかなり批判的な視点で書いています。本書でも触れているとおり、日経は日本唯一の経済専門紙で、経済分野に関しては競合のない状態。私も社会人になりたてのころは盲目的にその記事と論説を信用していましたが、世の中を知るにつれてその見方も変わり、最近は(特に若い記者に多いのでしょうが)もっと勉強して欲しいと思う記事も多く目に付くようになりました。そういう点には不満をもっていたので、日経の企業体質が垣間見えて興味深く楽しく読めました。
実名は使っていませんが、日経の社員を除くほとんどの政治家、財界人はモデルが誰かすぐわかります。それを本名に置き換えて読むとかなりリアルなドキュメントと思えるのですが、当然フィクションも入っている訳で…。どこまでが事実でどこからがフィクションか気にしながら読むのも面白いかもしれません。
ちなみに、「私の履歴書」に関する項は、「履歴書」の執筆実態(聞き書きやゴーストライターの存在)や執筆を拒否した経営者像などが描かれていて楽しめました。
他所の会社の井戸端会議の議事録をずっと読んでいる感じ。
オチも伏線もない話を延々と読まされる印象。
登場人物も、キャラ設定や細かい描写がないまま唐突に色んな人物が出てくるので非常に読みづらく
(誰だっけ?この人は・・となることが多い)
また世界観の描写もあまりない中で、
内輪ネタが延々と繰り広げられるので途中でゲップが出てくる。
それに加えてこの本は、
当時の時代背景を知っていて、かつモデルとなった実在の人物を頭の中でイメージしながら読むことが前提の本である。
当時の報道を思い出しながら、実在の人物を想像して読んだのなら
面白いのかもしれないが、それができない人には正直キツい。
(かといって過去のニュースを自分なりにインプットしようと検索しようとしても、
それはそれで実在名で描かれているわけではないので検索もしずらい)
そういう意味では小説家としての手腕はまったく求められない、
ただの報道抜粋資料および調査報告書でありルポ文書である(もはや小説とは言いたくない)。
事実、この本には『ここで〇月〇日に掲載された〇〇新聞の記事を引用する』といったフレーズが何度も出てくる。
そのわりに(上記でも触れたが)
実在の企業名や人物名などを面白おかしく一文字変えたり、モジったような形で出てきて
そのニオワせ感に筆者のドヤ顔が目に浮かぶようでとても鼻につく。
(イトマン→イトセン、中曽根→曽根田、塩路一郎→塩野三郎、金丸信→金森信など)
中途半端にモジるくらいなら、いっそのこと割り切って実在名で書いた方がよっぽど思い切りが良かったのではと思う。
特に「私の経歴書」(※「私の履歴書」のモジり)のくだりでは、
各界の著名人をモデルにした業界裏エピソードのような暴露話が次から次へとでてくるが、
もはや誰をモデルにした話なのかわからないものが多く、
例えるなら、よくTVのバラエティー番組で業界暴露話に伏字やピー音を入れて
スタジオメンバーだけで盛り上がっているくだらないものがあるが、あれと同じ感覚を味わうことになる。
またこれは書き方の好みの問題にはなるが、
小説では一般的に節が区切られると舞台が転じるが、
この小説ではそれが変わらず、なぜ節を分けたのか謎でモヤモヤする。
一方で各章ごとのつながりは基本的には無く、上下巻の長編モノではあるが
短編レポート(「小説」とは言いたくない)の寄せ集めとなる。
上巻に掛けられていた腰巻には『巨大新聞社はなぜ没落したのか』というセンセーショナルなワードが躍っていましたが、
そのようなダイナミズムはこの本からはほとんど感じず、
せいぜい下巻の後半(つまり全体の4分の1)あたりでそれっぽい内容に多少なってくるかなと思いますが、
まあその程度です。
しかもその下巻の後半で描かれるテーマすらも、
イチ新聞社の社長がグラブのママに入れあげ経費を私物化した、
子会社が不正経理をしたというような、当事者にしてみれば大事件だったのかもしれないが
世の中的には(ましてや小説の世界では)よくありがちな内容でどれも取るに足らないような小粒なネタをベースとしたものです。
前半4分の3を読んでいるときは、この本は果たして面白いのだろうか?と疑心暗鬼になりつつも、
いや最後にはきっと伏線がつながり、いつか面白くなるのでは・・と思いつつ読み進めたが
結局最後まで面白さがわからず終いでした。
巻末の東谷暁による解説(単行本版では、日経の鶴田→亀田として書いたため訴訟をおこされたという裏話など)が
一番面白かったかもしれない。
読後感はこの本のタイトルである『乱気流』という大層なものはいっさい感じず、
ずっと「低空飛行」のままでした。
(同じような「99%実話」モノなら『トヨトミの野望』シリーズのほうが断然面白い)
またこの著者の小説を2つほど読んで感じたところだが、
家庭内における夫婦関係の描写や(内助の功で支える献身的な妻的な)、
会社内の人間模様描写、時代掛かったセリフの言い回しなど含め、
時代の古さや時代錯誤な印象を受けるせいでいまいち没入できず、
この著者は私の肌に合わないのでもう読まないかな、、と思った。
最後に、これからこの本を読まれる方へ。
本の面白い、面白くない、は主観なので当然面白いと感じる人もいると思いますが、
もし読んでいる途中で肌に合わないなと感じたなら、この本ではその印象は最後まで覆ることはありません。
買ったからもったいない、とか、
いずれどこかできっと面白くなってくるかもしれないなどと甘い期待をして
読了しようと思わないでください。
人生の時間は有限です。他に面白い本はもっと世の中にたくさんあるので、さっさと見切って次へ進んだほうがよいでしょう。
上/下巻の2冊分も時間を割くのはもったいないです。
小説とはいっても実話に基づいており、誰でも知っている時代を飾った事件と個人の取材に基づいたミクロの視点がうまくかみ合っている。
会話で事実を肉付けする小説のプロットは、ほかの著作に共通するものであり、高杉氏らしい。
経済事件の裏話、スクープをめぐる駆け引きや寿命が短いとされる経済新聞記者の厳しい仕事の内容をかいまみることができる。