~映画『ユキエ』『折り梅』と、甘えのないしっかりとした作品を世に出している松井久子監督が書いたと知って、単純に「松井久子ってどんな人なんだろう」という好奇心でこの本を手にしました。
届いて2時間。一気に読んで、現在58歳であるという松井久子監督の半生を、一緒に旅した気分になっていました。そして、子どもを一人もち30代である自分の人生~~について、考えた。というか、考えさせられた。
誰も、答えなんて持っていないんだ。
迷いながらも、目の前にあることに真摯に向き合って、時に大胆に、そして必死に生きる。その懸命さがあるからこそ、彼女にはー時には手痛い思いをしてもー温かな出会いが恵まれるのだろう。
松井監督の、どこかかわいらしいのに力強い姿は、時に圧倒的。でもそれよりも~~、その宝石のような出会いに心を動かされる。実際、出会った人たちの個々のエピソードに、何度ほろりとさせられたことか。
そして、読み終えた今、自分の中に沸々と力がわいてくるのを感じている。~
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ターニングポイント-『折り梅』100万人をつむいだ出会い 単行本 – 2004/12/17
松井 久子
(著)
忘れられない出会いと想いが人を成長させる100万人の心を捉えた映画「折り梅」を生んだ原動力とは。妻として、母として、そして働く女性として悩み、考え、現実に立ち向かった日々を、ありのままに綴る
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/12/17
- ISBN-104062127083
- ISBN-13978-4062127080
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/12/17)
- 発売日 : 2004/12/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 246ページ
- ISBN-10 : 4062127083
- ISBN-13 : 978-4062127080
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,021,067位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1946年東京出身 早稲田大学文学部演劇科卒。
雑誌のライター、俳優のマネージャー、テレビドラマ・ドキュメンタリー番組のプロデューサーを経て、1998年、企画から公開まで5年の歳月をかけて製作した『ユキエ』で映画監督デビュー。
2002年には自ら脚本を書き、プロデュース・監督を務めた2作目『折り梅』が劇場公開。その後1350カ所に及ぶ上映会が行われ、2年間で100万人の観客を動員した。
2003年春、訪れた香川県高松の地で世界的彫刻家イサムノグチの伝記を読み、彼の母親レオニー・ギルモアの人生をもとに映画化を着想。その後7年を経た2010年春の作品完成まで、日米を往復した距離は52万3000キロに及んだ。
第3作『レオニー』は、2010年11月角川映画配給により全国劇場公開。
2011年10月には海外版が完成。2013年春より、アメリカをはじめ世界各国で劇場公開。
2015年1月「何を怖れる フェミニズムを生きた女たち」公開。
2016年5月ドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」を公開。
全国で自主上映会が活発に行われている。