文庫本サイズなので、内容が気になる方は文庫版で事足ります。
が、この装丁の魅力は手にしないと分からないと思います。
好きな楽曲のCDをわざわざ購入するような感じでしょうか。
本棚にあるだけで、そこから秘密の地下室につながっているような素敵な一冊です。
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ふしぎな図書館 単行本 – 2005/2/8
村上春樹と佐々木マキが贈る 大人のためのストーリー 魅力溢れる絵
ぼくは「図書館」から、脱出できるのだろうか?懐かしい“羊男”も登場!
「いかような本をおさがしになっておられますかな、坊ちゃん?」「オスマントルコ帝国の税金のあつめ方について知りたいんです」とぼくは言った。老人の目がきらりと光った。「なあるほど、オスマントルコ帝国の税金のあつめ方、ですか。それは、ああ、なかなか興味ぶかい」
ぼくは「図書館」から、脱出できるのだろうか?懐かしい“羊男”も登場!
「いかような本をおさがしになっておられますかな、坊ちゃん?」「オスマントルコ帝国の税金のあつめ方について知りたいんです」とぼくは言った。老人の目がきらりと光った。「なあるほど、オスマントルコ帝国の税金のあつめ方、ですか。それは、ああ、なかなか興味ぶかい」
- 本の長さ102ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/2/8
- 寸法11.3 x 1.5 x 16.4 cm
- ISBN-104062127393
- ISBN-13978-4062127394
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/2/8)
- 発売日 : 2005/2/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 102ページ
- ISBN-10 : 4062127393
- ISBN-13 : 978-4062127394
- 寸法 : 11.3 x 1.5 x 16.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 267,540位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,455位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1時間もかかららずに読める、大人のための小さな絵本。普段本を読まない方も、気楽に手にとることができると思います。オスマントルコに思いを馳せる男の子と、透き通るようにきれいな女の子が出てきます。装丁も素敵で、ささやかなプレゼントにもいいかもしれません。
2005年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは村上春樹的ホラーである。
ホラーであるけれど、どこかメルヘンだ。
外がカリッと、中がしっとりの揚げたてドーナツを
この本のお供にすれば、最高!
佐々木マキさんの優しいイラストが、ホラー風味の
物語をメルヘンに中和してくれる。こんな図書館には
行ってみたくはないが、この世の中のどこかにありそう、
と思わせる味があるストーリーである。
ホラーであるけれど、どこかメルヘンだ。
外がカリッと、中がしっとりの揚げたてドーナツを
この本のお供にすれば、最高!
佐々木マキさんの優しいイラストが、ホラー風味の
物語をメルヘンに中和してくれる。こんな図書館には
行ってみたくはないが、この世の中のどこかにありそう、
と思わせる味があるストーリーである。
2005年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迷い込んだ春樹の世界!「いかような本をおさがしになっておられますかな、坊ちゃん?」脱出出来るかこの世界!!かみそりのような月の光が運命をかえる。新月が運命をかえる。迷い込んだ図書館の夢の世界で佐々木マキさんの素敵な挿絵がストーリーを暖かくしてくれる。
読み終えて本を閉じるとき、まわりのやみはとても深い。まるで新月の夜みたいに。
寒い冬の夜には最高のやさしさとなった。
読み終えて本を閉じるとき、まわりのやみはとても深い。まるで新月の夜みたいに。
寒い冬の夜には最高のやさしさとなった。
2018年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話自体はとても好きです。ただし他の短編集に収録されたものが挿絵付きになったものです。すでに読んだ事のある内容でした。箱に入ってハードカバーなので、コレクターの方にはおすすめです。
2005年2月8日に日本でレビュー済み
久しぶりの羊男登場に興奮します。
でもこのお話はどこかに入っていたような…
裏に加筆したとありますが…
差し引いても佐々木マキさんの絵が素敵なので買いです。
出てくる食べ物が美味しそう。
特にドーナッツは読書のお供に必要です。
でもこのお話はどこかに入っていたような…
裏に加筆したとありますが…
差し引いても佐々木マキさんの絵が素敵なので買いです。
出てくる食べ物が美味しそう。
特にドーナッツは読書のお供に必要です。
2005年2月10日に日本でレビュー済み
講談社文庫「カンガルー日和」に収録されている「図書館奇譚」を加筆、修正したこの作品。「カンガルー日和」のあとがき(村上さんがあとがきを書くことは珍しい)には村上さんの奥さんに活劇的なものが読みたいと言われてこの話を創ったと書かれています。
「図書館奇譚」と違うのはちょっと難しい言葉を削って、分かりやすい言葉に置き換え、残酷な描写などをなくしていることでしょう。そして、佐々木マキさんのイラストをふんだんに載せることで、全体的に絵本のような仕上がりになっています。「大人の絵本」と言う感じ。
しかし、村上春樹らしいファンタジックなストーリーには言うことがなく、その独特な村上ワールドは損なわれてはいません。
読む前は今さらなぜ?と言う感じでしたが、読んだあとでは妙に納得させられてしまいました。
羊男という村上作品におけるシンボリックな存在も健在で、「そういうこったよね」という彼のセリフがなぜか心に残りました。同じテイストの作品の「羊男のクリスマス」とはまた違った魅力があります。村上春樹という作家はどこまで進化し続けるのでしょうか?リアルタイムで彼の作品が読めるということを幸せに感じてしまいます。
「図書館奇譚」と違うのはちょっと難しい言葉を削って、分かりやすい言葉に置き換え、残酷な描写などをなくしていることでしょう。そして、佐々木マキさんのイラストをふんだんに載せることで、全体的に絵本のような仕上がりになっています。「大人の絵本」と言う感じ。
しかし、村上春樹らしいファンタジックなストーリーには言うことがなく、その独特な村上ワールドは損なわれてはいません。
読む前は今さらなぜ?と言う感じでしたが、読んだあとでは妙に納得させられてしまいました。
羊男という村上作品におけるシンボリックな存在も健在で、「そういうこったよね」という彼のセリフがなぜか心に残りました。同じテイストの作品の「羊男のクリスマス」とはまた違った魅力があります。村上春樹という作家はどこまで進化し続けるのでしょうか?リアルタイムで彼の作品が読めるということを幸せに感じてしまいます。
2005年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
羊男 ドーナツ 胸が痛くなるほどきれいな女の子…。
そして佐々木マキさんのイラストの素晴らしいことと言ったら
この童話風『羊男』には、佐々木さんのイラストがピッタリです。
それにしても、確かにしんとした古い図書館には、こんな地下が
あるような不思議さを感じました。
そして佐々木マキさんのイラストの素晴らしいことと言ったら
この童話風『羊男』には、佐々木さんのイラストがピッタリです。
それにしても、確かにしんとした古い図書館には、こんな地下が
あるような不思議さを感じました。