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イトウの恋 単行本 – 2005/3/5
中島 京子
(著)
「FUTON」に続く会心の書下ろし第二弾明治に日本を旅した英人女性の通訳の日本人若者の手記と現代のさえない独身男と男勝りの女性との関係を重ねて、欧米と日本、男と女の今を機知とユーモアで描く。
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/3/5
- ISBN-104062127776
- ISBN-13978-4062127776
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/3/5)
- 発売日 : 2005/3/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 4062127776
- ISBN-13 : 978-4062127776
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,079,249位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,720位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上司に勧められ購入しました。一気読みでした。
2022年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イザベラバードには以前から興味があったけれど、その困難な日本の旅行に通史がいたことは思ってもみないことで当然だったろう。その通史イトウとの交流はフィクションであっても、さまざまに興味深く、イギリスと日本の宗教観の違いについての論争の会話など面白かった。ただ物語が現在と過去に遡る家族の歴史とそしてイトウの日記と構造が少々複雑なのは少し混乱するきらいがあるが、それは、残された日記を物語を膨らましている要素だろう。
2010年4月7日に日本でレビュー済み
現代の部分の文体が軽薄すぎて、入り込みにくく感じたが、楽しめなかったわけでもない。
でも、「んー、残念」という気分は、ついに最後まで晴れなかった。
着想は良かったんだけどなあ。
作者自身、「もういっぺん書き直したい」と思っているんじゃないかなあという気がする。
でも、「んー、残念」という気分は、ついに最後まで晴れなかった。
着想は良かったんだけどなあ。
作者自身、「もういっぺん書き直したい」と思っているんじゃないかなあという気がする。
2010年9月27日に日本でレビュー済み
またしても、ノスタルジーを感じさせる彼女の傑作。
イトウは、横浜生まれ横浜育ちの少年。
酒におぼれる母親に育てられ、港町で異人のもとで働きながら
英語を身につけていった。
そんな時、20歳のイトウはある白人女性の旅のお供をすることになる。
彼女の名はI.B。イトウの倍ほども生きているその女性と
北に向かう旅路を共にするうちに、イトウは恋におちていく…
イトウは後年、明治時代の最初の通訳として
多くの異国人から信頼され、仕事を任された。
そのイトウの、初恋の物語。
読んでいて切なく、また当時、異国というものが
現代と違ってどんなに遠い存在だったのかということを
痛感させられる。
開港し賑わった横浜の港町で、こんな素敵な恋物語がきっと
あったんだろうな。
イトウは、横浜生まれ横浜育ちの少年。
酒におぼれる母親に育てられ、港町で異人のもとで働きながら
英語を身につけていった。
そんな時、20歳のイトウはある白人女性の旅のお供をすることになる。
彼女の名はI.B。イトウの倍ほども生きているその女性と
北に向かう旅路を共にするうちに、イトウは恋におちていく…
イトウは後年、明治時代の最初の通訳として
多くの異国人から信頼され、仕事を任された。
そのイトウの、初恋の物語。
読んでいて切なく、また当時、異国というものが
現代と違ってどんなに遠い存在だったのかということを
痛感させられる。
開港し賑わった横浜の港町で、こんな素敵な恋物語がきっと
あったんだろうな。
2017年6月7日に日本でレビュー済み
言わずと知れたイザベラバードさんの「日本奥地紀行」をオマージュした作品。
とにかく読み終わるまでに時間がかかる小説だった。
現代シーンと伊藤の日記シーンが入れ子状態になっており、途中で読み止めると頭の中がグチャグチャになる。それでも、ゆっくりでも最後まで読みたいと思わせるほどの、魅力ある作品だった。
ネタバレ覚悟で言うと、この小説内では何かがキレイに完結するわけでもない、読後にぽかんとするほどの余韻もない。
坦々と現代と過去のストーリーが進んでいく。
ただなぜか、伊藤がI・Bに惹かれる理由がなんとなく分かる。そして読み進めてしまう。
イギリス人女性が何も珍しくはない現代の、いち男性(20歳)からしても魅力だと思えるのだ。ということは、時代背景抜きにした魅力がI・B本人にあるということではないだろうか。不思議な人だ。
とにかく読み終わるまでに時間がかかる小説だった。
現代シーンと伊藤の日記シーンが入れ子状態になっており、途中で読み止めると頭の中がグチャグチャになる。それでも、ゆっくりでも最後まで読みたいと思わせるほどの、魅力ある作品だった。
ネタバレ覚悟で言うと、この小説内では何かがキレイに完結するわけでもない、読後にぽかんとするほどの余韻もない。
坦々と現代と過去のストーリーが進んでいく。
ただなぜか、伊藤がI・Bに惹かれる理由がなんとなく分かる。そして読み進めてしまう。
イギリス人女性が何も珍しくはない現代の、いち男性(20歳)からしても魅力だと思えるのだ。ということは、時代背景抜きにした魅力がI・B本人にあるということではないだろうか。不思議な人だ。
2009年3月11日に日本でレビュー済み
イザベラバードの日本紀行を読んだとき、ときどき登場する、通訳者の「イトウ」という人物に妙に魅かれて、ネット検索してみたりしたのですが、あまり詳しいことがわかっていない人物のようで、余計気になってしまいました…。これは、イトウの手記が思わぬところ見つかったという設定で、日本紀行には書かれていなかった空白部分やその後の様子が、今に生きるイトウの子孫たちの人間模様と絡めて描かれていて、とても面白かったです。
2010年8月9日に日本でレビュー済み
小さいおうちよりも多弁で荒削りではあるが、史実、ユーモア、ロマンスという、彼女の世界がすでに確立されている。
「…語られ尽くしたとすら思われる、ある確固たる時代に、まったく語られることのなかった人物と、その人の生きた時間があるとして、それが僕らに教えてくれるものが、なにか特別なものがあるのではないかと…」登場人物に言わせているが、そこが彼女のワールドか
シゲルと耕平の串揚げに始まるディープな桜木町のデートは楽しいし、ちょっと生意気な赤堀少年も可愛い
「…語られ尽くしたとすら思われる、ある確固たる時代に、まったく語られることのなかった人物と、その人の生きた時間があるとして、それが僕らに教えてくれるものが、なにか特別なものがあるのではないかと…」登場人物に言わせているが、そこが彼女のワールドか
シゲルと耕平の串揚げに始まるディープな桜木町のデートは楽しいし、ちょっと生意気な赤堀少年も可愛い
2010年10月14日に日本でレビュー済み
情景描写が貧弱で、最初の十ページで投げ出したくなった。
『日本奥地紀行』の内容をイトウの側からなぞった部分は
面白くなくはないが、当時の情景を描くという点では原著の
足下にも及ばない。それ以降はプロットむき出しで興ざめ
である。
人物像にも厚みがなく、いかにも一人の頭の中から出てきました
という感じ。モデル上がりの劇画作家と薄禿の中学教師という
対称的な人物設定でも到底カバーできず。
『日本奥地紀行』の内容をイトウの側からなぞった部分は
面白くなくはないが、当時の情景を描くという点では原著の
足下にも及ばない。それ以降はプロットむき出しで興ざめ
である。
人物像にも厚みがなく、いかにも一人の頭の中から出てきました
という感じ。モデル上がりの劇画作家と薄禿の中学教師という
対称的な人物設定でも到底カバーできず。