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魔王 単行本 – 2005/10/20
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世の中の流れに立ち向かおうとした、兄弟の物語。
政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。人々の心をわし摑みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。
ひたひたと忍び寄る不穏と、青空を見上げる清々しさが共存する、圧倒的エンターテインメント!
- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/10/20
- 寸法13.7 x 1.9 x 19.4 cm
- ISBN-104062131463
- ISBN-13978-4062131469
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商品の説明
商品説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2003年上期に『重力ピエロ』が、2004年上期に『チルドレン』が、2004年下期に『グラスホッパー』がそれぞれ直木賞候補に選ばれる。2004年には『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞を、短編「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/10/20)
- 発売日 : 2005/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 294ページ
- ISBN-10 : 4062131463
- ISBN-13 : 978-4062131469
- 寸法 : 13.7 x 1.9 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 483,512位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,390位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
日本が誇るべき平和憲法という声もあれば、米国から押し付けられた憲法・(自衛隊という軍隊をもって)実態にそぐわない憲法という声もあります。
こうした憲法を、是々非々で議論し、必要ならばしっかり変えて行こう、と主張するリーダーが現れたら、皆さんならどのように反応するでしょうか?
・・・
本作は、そのような歯切れのよい強烈なリーダーが日本を変えようとし、人々が一方向に進みつつある状況に挑む、ちょっとした力を授かった男と、その家族の話です。
・・・
二部構成で一部はそのちょっとした力を持つ安藤(兄)の話。ファシズムが忍び寄る世の中に、どのようすれば流れを変えられるのか、と思案しつつ、己の『力』で状況を打開しようとします。その正義感や倫理観が伊坂作品らしいですね。
そして第二部は安藤(弟)の奥さん、詩織ちゃんの視点。安藤(兄)が死んでから5年後の日本の話です。ぼんやりしていて、ちょっと頭が弱めなキャラ設定の詩織ちゃん。その心根の良さと真っすぐさで、ファシズムの異論を許さない雰囲気への恐怖や、日本の改憲論議で人々が分裂していく様を、じんわりと俯瞰的に、ある意味他人事的に表現しています。
・・・
そんなんですので、すわ日本批判かとか思ったのです。さしずめ首相犬養のモデルは小泉元首相とか橋本元大阪市長あたりかなと。無批判に歯切れのよいリーダーに従う衆愚を批判したのかと思ったのです。
ところが筆者自身による解説によると、単にその不穏な雰囲気を書いてみたかったそうで、まあその雰囲気は伝わりました、はい。自分と意見の違う人に対して、受け入れるより説得にかかろうとする人とか、たまにいますが、確かに面倒だなあって感じながら読みました。ま、うちの奥さんもそのタイプです笑
・・・
話の筋的にはややSFチック、ディストピア的ですが、伊坂作品らしい真っすぐな登場人物の行動が気持ちよい作品です。ただし、従前のびっくりトリック的な展開は少ないかな。そうしたツイストを期待しているのであれば、本作は全く異なる毛色の作品であります。
・・・
ということで一風変わった伊坂作品であったかもしれません。
ひょっとすると、民主主義とか、マスコミ・ジャーナリズム・政治・投票・意見の多様性とかについて中高生くらいに考えてもらう際に読んでもらっても良いかなあと感じました。寓話的に読んでもらった方が、議論に入りやすそう。
個人的には十分たのしめましたが、純粋なエンタメを求めるのならば、先ずはスキップした方がよさそうな伊坂作品かと思います。
おもしろかったです。
僕的にはモダンタイムスが本編のように感じます。
伊坂先生大好きで、全篇読んでいますが、単体で見ると
ランキング低め、モダンタイムスとセットだとランキング高めです。
なぜレビューが悪いのがわからない。
面白いです。
全体主義を予感させる新進気鋭の政治家なのか、自分の思ったことを相手に喋らせる「腹話術」の能力を持つ兄なのか、ジャンケンなどの確率に滅法強い弟なのか。
あるいは、魔王とは否応なしに大衆を取り込んでいく時代の空気なのか。
そこにある違和感や危機に対して敢然と立ち向かうのか、静かに生きてそのときを待つのか、兄弟で異なる立ち向かい方も、また示唆的でした。
張り巡らされた伏線を読み解くために、続編の『モダンタイムス』を読むことになるのでしょう。
魔王も作品としては、間違いなくかっこいい。
ただ、他の作品と比べて何かが欠けている。
重力ピエロではバラバラだったシナプスが少しづつ繋がっていき、最終的にすべての脳が活性化される喜びがある。
私の理解力、想像力が足りないのかもしれないが、最後まで、この作品の伏線が伏線のまま放置されている。従い伏線になっていない。
テーマであるファシズムを語る衝動は村上 龍の作品には遠く及ばない。
それはファシズムという歴史を語るには、あまりに伊坂の文章が美しいからかもしれない。
ましてや、政治的論議がメインテーマで無いのであれば、伊坂さん自身のファシズムを書く上での覚悟が足りないと私は思う。それほどにファシズムとは重いテーマだと私は思っている。
メディアの怖さを知りたいのであれば、森 達也の「世界が完全に思考停止する前に」を
ファシズムの熱狂をしりたいのであれば、村上龍の「愛と幻想のファシズム」を
伊坂の良さを味わうのであれば別の作品をお勧めしたい。