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暁けの蛍 単行本 – 2006/2/1

4.0 5つ星のうち4.0 2個の評価

書き下ろし室町幻想小説
遊行の僧・一休と申楽能を極めた世阿弥??
2人の半生の記憶と夢が絡みあい、綾織の世界を織りなしていく。
淀川河口に近い渡し場でめぐり会った一休と世阿弥。船を待つ間、2人は半生を語り合う。瀬田の大橋での「野守」、「一節切(ひとよきり)」の笛、風の乙女……記憶と夢は互いに溶け込み合い、重なって、48年に一度、二十三夜にだけ渡ることのできる暁蛍楼へと辿り着く。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2006/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 279ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062133105
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062133104
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 2個の評価

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カスタマーレビュー

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2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年5月6日に日本でレビュー済み
いまや世俗に塗れた「幽玄」という言葉。しかし申楽能の神とまで呼ばれた世阿弥が、生涯を賭けて求めてきたものとして語られた後となっては、現在のように軽々しくこの言葉を用いる気にはなれない。
 今回の作品は『東山殿御庭』に続く一休宗純の物語。前作ではかの名僧の生涯を連作短篇集のような形式で、年代を追って描いていたが、ここでは三十代の半ばという設定に立ち返っている。
 まず、ふたりの天才が出逢い、互いに語る半生の凄絶さに圧倒される。そして、互いの生涯の中で深く影響を及ぼしていく女性・・・48年に一度、二十三夜にだけ渡る事の出来るという暁蛍楼でふたりが再会したものは・・・一休、世阿弥、それぞれが、それぞれの葛藤の中で選んだ決断に深い感銘を憶える。決して膨大なページ数を費やして描かれた世界ではない。にもかかわらず、この物語は饒舌なまでにふたりの天才の生き様を語っている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年4月20日に日本でレビュー済み
歴史小説自体、あまり読んだこともなく、しかもとてつもなくファンタジックな世界。いやはや、堪能させていただきました。しかも主人公が「一休&世阿弥」という、日本史上誰もが知ってる超有名人!すごい…とんち小僧一休さんと能の神様世阿弥ですよ〜。男色や遊郭のことなど、女子からみてそれはそれはショッキングでありますが、それを上回る作者の手腕に感服いたします。一休の読む道歌や世阿弥の詠む歌もよかったです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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