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帝都衛星軌道 単行本 – 2006/5/26

4.0 5つ星のうち4.0 15個の評価

ミステリ界の巨艦・島田荘司渾身の力作! 誘拐犯が身代金の受け渡し場所に山手線の車中を指定してきた。警察は容疑者を突き止められるのか? 表題作を含む2作を収めた緊迫感あふれる傑作ミステリ決定版

商品の説明

出版社からのコメント

ミステリ界の巨艦・島田荘司渾身の力作! 誘拐犯が身代金の受け渡し場所に山手線の車中を指定してきた。警察は容疑者を突き止められるのか? 表題作を含む2作を収めた緊迫感あふれる傑作ミステリ決定版

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2006/5/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/5/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 358ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062134144
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062134149
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 15個の評価

著者について

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島田 荘司
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島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。

1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。

国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。

Soji Shimada

Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.

After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.

He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.

His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.

Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.

He serves on the selection committee for both competitions.

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カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
15グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2006年12月27日に日本でレビュー済み
「帝都衛星軌道(前)」「(後)」の間に「ジャングルの虫」という中編が入っている面白い構成です。「ジャングルの虫」はホームレスが過去の知人の死を知り、その人となりを回想しする話ですが、まさに都会はジャングル!虎でも蛇でもなく虫だった、と弱った体を抱えて悟っちゃう、なんとも哀愁な一作ですが、そのジャングルを衛星軌道で回る(?)誘拐事件の勃発から「帝都衛星軌道(前)」が始まります。山手線のすべてには電波が届き切れないはずのトランシーバーに、犯人から送られてくるメッセージ、警察は真相をつかめないまま、誘拐された子供は戻され、変わりに母親は二度と戻ってきませんでした。

それから6年後が後編です。妻が自分の意思で去ったことは分かっても、理由がまったく分からない夫は妻の過去を探し求めて、そのワケを知ることができます。

最後は泣きました。夫婦とか、親子とか、そのあたりのことは私だっていろいろ考えるけれど、とにかく国吉と紺野が互いに分かりあえたこと、美砂子の最後は充たされていたであろうこと、そしてそして・・・ そして、東京だけが碁盤目でなく円軌道の路線である理由と、ジャングル東京の地下道の話、これがまたとんでもなく面白く、人情と哀愁と絡んで、やっぱり島田さんだと思いました(^.^
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
島田荘司の全作品を読んできたが、彼の提唱する死刑廃止や冤罪をテーマとした作品にはどうも共感できない。対談集や評論の形で、これらの問題を世の中に問う本をだしているのだから、小説はストレートなエンターテイメントとして楽しませてほしい。最近の彼の小説は、読後感が非常に悪く、暗い気持ちになってしまうことが多い。斜め屋敷の犯罪、などのように、読んだ後、やられたあ!とひざをポンとたたいて大笑いできるような純粋な本格ミステリーが読みたいのです。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月3日に日本でレビュー済み
全編に横溢するのは、まさしく島田荘司の圧倒的三千世界。独自の都市論を内包した、エドガー・アラン・ポー直系の幻想小説。犯罪小説や社会派ミステリを射程に置きながら、それでも最後に明かされるのは、時空が見せる果てしない浪漫なのだ。
この壮大なスケールの詩美性。ここに新本格作品と同系列には比べられない島田の本質がある。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年1月7日に日本でレビュー済み
またか、という感じです。最後の方なんか謎解きそっちのけで、いかに昔の軍人達、あるいは政治家が愚劣で人を人とも思わぬ連中かって事を延々と語る始末。それと作者の中では死刑囚はすべて冤罪で国家の(というか愚かな警察と検察の)犠牲者なんでしょうか?日本ってそんなに駄目な国ですか?警察官や検察官の家族読んだらがっかりすると思うし、私の友人は法務省の役人だがしっかり人の為働いてますよ。最近発表される作品そんなのばっかりでうんざりなんです。『斜め屋敷の犯罪』の頃のただトリックに驚き、カタルシスに酔っていた自分が懐かしい…。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月2日に日本でレビュー済み
間に挟まれている中編の『ジャングルの虫たち』は、ずっと日雇い、
ホームレス暮らしだった男と、詐欺師の男の話。

ホームレスが行路病院をたらい回しにされる様子や、詐欺の手口が詳細に描かれ、
作家の情報収集能力は大したものだなと感心させられる。
そして社会の底辺、暗部で生きていく人々の様子が印象に残る。

芥川賞を受賞した西村賢太氏の『苦役列車』を読んで、この中編を思い出した。
推理小説の間に挟まれたことで、多くの読者には「何この作品?」と
感じさせたかもしれないが、『苦役列車』のように東京の底辺で生活する人々を
描いた作品だと考えれば納得できるのではないだろうか。
(ただし『苦役列車』とは文体も視点も異なるので、あくまで別の作品として読むのがいい)

それが山手線を舞台とした推理小説の間に挟まれているわけだ。

『苦役列車』は私小説だが、この作者は作家としての地位を確立して
もう長いから、自分の体験がそんなに入っているわけではないだろう。
それでもこんな救いのない底辺で生活する人々を描けるものなのだなと思った。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月2日に日本でレビュー済み
自信ありみたいなコメントがあったので楽しみに、よみました。ます、メインの誘拐?話で普通。真ん中の暗い話しで普通。なんで大したことない普通の話しで関連性が分かりにくいものを挟むか?それが
ファン最大のミステリー。
2012年10月1日に日本でレビュー済み
一つのミステリ作品としてそれなりには楽しめるのだが、途中に入る
ミステリですらない無関係な中篇作品が謎だ
それにしても誘拐というテーマとあの犯人の動機は個人的に相容れない
作者買い人向けの作品
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年9月4日に日本でレビュー済み
鬱蒼と生い茂るビル群の中を、
地を這うように生きる人間は、まさに虫、
『ジャングルの虫たち』だった。
賢く立ち回り相手を落とすための落とし穴を掘っていたつもりが、
いつか自分もその穴に落ちてしまう。
「情けは人のためならず」ならぬ「悪事は人のためならず」というところか。

上京し、少なからず東京、新宿という街で遊んだ人、
特に多少なりとも挫折を味わった人とっては心に染みる一遍。
また「帝都衛星軌道」の間に入れられていたことで、
物語にも厚みを感じることができた。

「異邦の騎士」「アトポス」など昔はたくさん読んでいたが、
久しぶりに読んだ島田荘司は面白かった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート