最近になって、著者の小説にはまっているのだが、別に著者自身のことを知りたいとは思ってはいなかった。どんな顔をしているのかも興味がなかった。しかし、このエッセイを読んでしまうと、どんな人なのかが知りたくなって、著者のHPを覗きにいってしまった。
というくらい、このエッセイは楽しめる。メイソウというよりモウソウ。しかも、そのモウソウはどんどん暴走していく。しかも毒入り。自虐的ですらあるときもある。こういうエッセイは自分にとってはアタリが多いのだが、ここまでくると、すでに芸の域に達している。エッセイとは思えない気合の入った?エッセイだ。
意外だったのは、著者がきっちり締め切りを守る作家だということ。作品を読んでいるとそうは思えなかったので、チョッとした驚きだった。
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絲的メイソウ 単行本 – 2006/7/22
絲山 秋子
(著)
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人生は迷走? 偽らざる日々の葛藤と楽しみ芥川賞作家、注目の著者の初エッセイ集。曲がってみたり立ち止まってみたり、あっちこっちにぶつかりながら、決してまっすぐに進まない日々の生活。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/7/22
- ISBN-104062134217
- ISBN-13978-4062134217
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/7/22)
- 発売日 : 2006/7/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4062134217
- ISBN-13 : 978-4062134217
- Amazon 売れ筋ランキング: - 986,714位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 14,648位近現代日本のエッセー・随筆
- - 83,112位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。03年「イッツ・オンリー・ トーク」で文學界新人賞を受賞。04年『袋小路の男』で川端康成文学賞、05年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、06年『沖で待つ』で芥川賞を 受賞する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ダーティ・ワーク (ISBN-13: 978-4087465679 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初のエッセイ集です。
いやはや笑いました。昼休みにぐふぐふと言ってしまう気持ち悪い私。
著者は非常に照れ屋の毒はき文豪なので、エッセイにほのぼのや心が温まるものは出してくれません。
そういうのは小説にとっておくのとばかりに、
普通いえないよね、というような毒やはずかしいところを書きまくっています。
素直な人が好きです。素直さを正面に出せない人はなお好きです。
という訳で、いとやまさんがますます好きになりました。
いやはや笑いました。昼休みにぐふぐふと言ってしまう気持ち悪い私。
著者は非常に照れ屋の毒はき文豪なので、エッセイにほのぼのや心が温まるものは出してくれません。
そういうのは小説にとっておくのとばかりに、
普通いえないよね、というような毒やはずかしいところを書きまくっています。
素直な人が好きです。素直さを正面に出せない人はなお好きです。
という訳で、いとやまさんがますます好きになりました。
2012年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「絲山の由来」ほう!/「禿礼賛」ふうん/「さあ、モテましょう!」はい/「うまい話があるんだよ」ねーよ!/「寝言は寝て言え」その通り/「男は外、飯は別」小説が予言というのは素直に凄い/「祭嫌い」ええ、わかります/「世の中よろず五七調」わざとでしょうけど、そんなに上手くない/「タンスの大奥」あはは……/「アンチグルメ体験」挑戦者、サイコー!/「喫煙党」喫煙者の意見はみんな同じだわ/「講談社24時」肝試ししたい!/「勝ち負けなんてしみったれ」うん/「下り坂ドライブ」わかるわー/「自分の取説」これは才能!/「恋のトラバター」くじけてないなぁ/「男たちよ、本を読むな!」需要、あります!/「群馬人絲山」侠気、あると思います/「無駄と無意味」鍋敷きー!
「絲的メイソウ」というよりは「絲的フキゲン」の方が合うような…… 総じて小説の方が面白いのですが、当たり前かな? ネタ出すわけないし……
「絲的メイソウ」というよりは「絲的フキゲン」の方が合うような…… 総じて小説の方が面白いのですが、当たり前かな? ネタ出すわけないし……
2020年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の始めてのエッセイ集とのことです。講談社から出ている、後続の2冊が料理やキャンプといったテーマがあったことに比べると、特に決まったテーマは内容です。
他者を攻撃するような悪口が多く、他のエッセイほど面白く読めませんでした。
他者を攻撃するような悪口が多く、他のエッセイほど面白く読めませんでした。
2006年9月4日に日本でレビュー済み
私は「エッセイ」と聞いたとき「日常をダラダラ記載した日記」をイメージしてしまいました。しかし本書は、その類の本とは趣きを異なります。テーマがきちんとあり、その中で小さく縮こまることなく、絲山氏の実は愉快な(?)内面が投影されています。さすがは小説家、と軽く唸ることができるくらい力量が込められたエッセイかと思います。
2007年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毒舌系ではじまり、言いたい放題振りが、いっそ気持ちいい。
中盤からイヤミのない自虐ネタがふえてくる。「アンチグルメ体験」が面白い。豆乳とおはぎの食べ合わせはいかに…。「自分の取説」もユーモラス。「群馬人絲山」での群馬県礼賛がすがすがしい。
中盤からイヤミのない自虐ネタがふえてくる。「アンチグルメ体験」が面白い。豆乳とおはぎの食べ合わせはいかに…。「自分の取説」もユーモラス。「群馬人絲山」での群馬県礼賛がすがすがしい。
2006年9月20日に日本でレビュー済み
面白い!スルメのようなエッセイで、エッセイのくせに何回も読めて、都度新しい発見がある。続編を読みたいと思ったエッセイは初めてである。ぜひ「2」とか「リターンズ」を書いて欲しい。
2014年9月3日に日本でレビュー済み
という感じでもあり。俺ガイルというやつでしょうか。
サブカルと言うか訳のわからない作家の本やミュージシャンの曲を読み、また聴き、趣向に限らず生き方もマニアック。ところで、それはちょうど友達だとか両親の歓心を買いたくて高い木に登る子供にも似て。
でも、最初はあくまでポーズのつもりだったそれが気付けばもう木の上から地上に降りられなくなっちゃったみたいな。
サブカルやらマニアックやら口走り、またそういう風に生きることのある種のダサさももう十分自覚した上で、でももう今さらEXILEとかakb聴けないよな‥みたいな。
なので、いつか絲山先生の子供やダンナや結婚といった甘い、幸せ顔なネタを読める日を心待ちにしております。
なぜなら、そういったものに背を向けて?いた人がその題材を書くことは最初からそれらが当たり前に身の回りにあった人には書けない何かが書けるはずですから。それこそ平凡に誰もが口に出来る単語のその深い意味を読者に再考させるような。
その日を心待ちにしています^ ^
サブカルと言うか訳のわからない作家の本やミュージシャンの曲を読み、また聴き、趣向に限らず生き方もマニアック。ところで、それはちょうど友達だとか両親の歓心を買いたくて高い木に登る子供にも似て。
でも、最初はあくまでポーズのつもりだったそれが気付けばもう木の上から地上に降りられなくなっちゃったみたいな。
サブカルやらマニアックやら口走り、またそういう風に生きることのある種のダサさももう十分自覚した上で、でももう今さらEXILEとかakb聴けないよな‥みたいな。
なので、いつか絲山先生の子供やダンナや結婚といった甘い、幸せ顔なネタを読める日を心待ちにしております。
なぜなら、そういったものに背を向けて?いた人がその題材を書くことは最初からそれらが当たり前に身の回りにあった人には書けない何かが書けるはずですから。それこそ平凡に誰もが口に出来る単語のその深い意味を読者に再考させるような。
その日を心待ちにしています^ ^