この本によるところレベルが低い人がレベルの低い論議をするとさらに悪くなるからやめろという話です。
高尚な裁判は高尚なる人がやるべきというところですが、素人からすると人を裁くことはどこまで行っても私情以外のなにものでもないと思います。業界のエゴを知るには良い本だとは思います。
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裁判員制度はいらない 単行本 – 2006/9/21
高山 俊吉
(著)
これは改革ではなく改悪! この流れが怖い国民はこの怪しさに気づいている。一事が万事この調子で改悪され続けたら、日本の民主主義そのものが崩壊する。熱血弁護士が主張する憲法違反である根拠!
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/9/21
- ISBN-104062136007
- ISBN-13978-4062136006
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/9/21)
- 発売日 : 2006/9/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4062136007
- ISBN-13 : 978-4062136006
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,041,861位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,773位司法・裁判(一般)関連書籍
- - 13,704位法律入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第 1 章では裁判員制度への反発がつよいことをえがいているが,誇張されているようにおもえる.第 2 章では裁判員制度が憲法違反だと主張しているが,それほどつよい根拠があるとはおもえない.第 3 章では裁判員制度がなぜ必要か,どのように実施されるべきなのかがはっきりしないということをのべている.必要性をもっとはっきりさせる必要があるだろうが,あたらしい制度なのでやってみなければわからないことがあるのはやむをえないだろう.第 4 章では裁判員制度の陪審制度とのちがい,陪審制度の理想をうけついでいないことなどが書かれている.裁判員制度は妥協の産物だが,妥協の産物でしか制度改革ができないのが日本の実情だから,やむをえないとおもえる.第 5 章では裁判員に対する強制や守秘義務,処罰などを問題にし,第 6 章では裁判員制度が人権や民主主義をふみにじるものだとしている.全体として本書の論理やいいまわしは社民党的なステレオタイプや誇張にみちていて,うんざりしてくる.
2009年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
裁判員制度に対して賛成反対を問わず、多少なりと興味があるなら手にとって損なし。筆者の論旨は明快で「絶対反対」である。国民が反発してる、過重な義務規定と簡略裁判のおかしさ等、なるほどと思う。特に分かりやすいと思ったのは第四章のアメリカの陪審制との比較だ。アメリカの陪審制、といったがアメリカにおける陪審員裁判の開催率は3〜4%で、しかも陪審員が判断するのは有罪か無罪かだけで量刑まではやらない。裁判員制度がいかにいびつでよく分からないものか浮き上がらせる。
2007年11月17日に日本でレビュー済み
感情的な叫びの本です。
感情論にも良い悪いがあるという二元論者にはおすすめかもしれません。
テレビに出るタレントさんなどに語らせている部分もあります。
おそらくはそうはならないのでしょうが、やはり反対派の恐怖として
凶悪犯に死刑判決が続出するであろうということがあるようです。
その点で、凶悪犯の再犯が続く現行制度を墨守したい人々の叫びの書物であるといえます。
感情論にも良い悪いがあるという二元論者にはおすすめかもしれません。
テレビに出るタレントさんなどに語らせている部分もあります。
おそらくはそうはならないのでしょうが、やはり反対派の恐怖として
凶悪犯に死刑判決が続出するであろうということがあるようです。
その点で、凶悪犯の再犯が続く現行制度を墨守したい人々の叫びの書物であるといえます。
2007年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んだのは相当に前である。「裁判員制度」について他書のレヴューで「時期尚早」などと解ったようなことを書いた自分が情けなくなり、レヴューが遅れた。
でも、その間に見たことを2つ指摘しておこう。
ひとつは日本人のあまりの劣化である。食品関係の嘘のオンパレードはどんどん続くし、新聞の社会面に「お詫び」広告が載るのが毎日のようである。個人的にも、若者だけでなく、いい年をした人々の余りの行動に悩ませられる日々が続く。
二つ目は、法律の専門家への疑問。量刑不当は最高裁への上告の理由にならないはずが(無論、専門家でも議論のあることは承知しているが…)あっさり差し戻されたり、女性の離婚と出産の問題では与党の(!)プロジェクト・チームの努力が吹っ飛ぶ。表には顔を出さない(こういうのを卑怯とか無責任と呼ぶのではないか?)が、そのリーダー格は弁護士だ。「法秩序」と「道徳的価値観」の違いさえ区別できない(理系の私でも教養の法学できちんと学んでいる)人間が、法曹家でかつ国会議員(英語では"Law Maker"だ!)というのは余りにひどすぎる。正さねばならないのはこうした専門家の育成方法であることは余りに明白である。
確かにこの書にはいくらかの問題はある。でも、そんな問題など瑣末に思えるほど「裁判員制度」は悪法である。この拙文を読んでくださる方に問いたい。もし、あなたが訴えられるような事態に陥った場合(多くの方はそれを想像できないのだろう。でも、一向に減らない冤罪事件を考えられたい)、あなたを裁くにふさわしい人が周囲にどれだけいらっしゃいますか?
自分の蒙昧を気づかせていただいた本書には☆は可能ならいくらでも差し上げたく思う。
でも、その間に見たことを2つ指摘しておこう。
ひとつは日本人のあまりの劣化である。食品関係の嘘のオンパレードはどんどん続くし、新聞の社会面に「お詫び」広告が載るのが毎日のようである。個人的にも、若者だけでなく、いい年をした人々の余りの行動に悩ませられる日々が続く。
二つ目は、法律の専門家への疑問。量刑不当は最高裁への上告の理由にならないはずが(無論、専門家でも議論のあることは承知しているが…)あっさり差し戻されたり、女性の離婚と出産の問題では与党の(!)プロジェクト・チームの努力が吹っ飛ぶ。表には顔を出さない(こういうのを卑怯とか無責任と呼ぶのではないか?)が、そのリーダー格は弁護士だ。「法秩序」と「道徳的価値観」の違いさえ区別できない(理系の私でも教養の法学できちんと学んでいる)人間が、法曹家でかつ国会議員(英語では"Law Maker"だ!)というのは余りにひどすぎる。正さねばならないのはこうした専門家の育成方法であることは余りに明白である。
確かにこの書にはいくらかの問題はある。でも、そんな問題など瑣末に思えるほど「裁判員制度」は悪法である。この拙文を読んでくださる方に問いたい。もし、あなたが訴えられるような事態に陥った場合(多くの方はそれを想像できないのだろう。でも、一向に減らない冤罪事件を考えられたい)、あなたを裁くにふさわしい人が周囲にどれだけいらっしゃいますか?
自分の蒙昧を気づかせていただいた本書には☆は可能ならいくらでも差し上げたく思う。
2008年12月26日に日本でレビュー済み
この法律の真の目的は何なのか。憲法違反の疑いが濃く、また実施するに当たっても具体的な面で無理がありすぎるにもかかわらず、偽装まがいのことまでして、政府はこの法律をあまりに強引に実施しようとしているのはなぜなのか、何を意図しているのか?
小田中 聰樹の「裁判員制度を批判する」でも新自由主義の波に乗ったトンデモ法の一環として最後に司法改革があり、最終目標は憲法改正、9条改正だとあったが、ここでもほぼ同じ結論である。
このような推論に違和感を感じる人も多いに違いない。あまりに謀略史観的な、一方的な見方なのではないかと思う人も多いに違いない。
だが、「規制緩和という収奪と格差の政策を推し進め、遠い他国の地を自衛隊員の軍歌で踏ませ、改憲をタイムテーブルに載せた宰相が『国家戦略』と宣言した『司法制度改革』の主柱」(182ページ)が裁判員制度なのだという著者の主張に強い説得力を感じる。
読み始めてすぐにルビがかなりうるさいと感じるが、これもできるだけ多くの、しかも法律などに無関心だった人たちに読んでもらいたいという気持ちの表れなのだろう。できるだけ多くの人々に読んでもらいたい本である。
小田中 聰樹の「裁判員制度を批判する」でも新自由主義の波に乗ったトンデモ法の一環として最後に司法改革があり、最終目標は憲法改正、9条改正だとあったが、ここでもほぼ同じ結論である。
このような推論に違和感を感じる人も多いに違いない。あまりに謀略史観的な、一方的な見方なのではないかと思う人も多いに違いない。
だが、「規制緩和という収奪と格差の政策を推し進め、遠い他国の地を自衛隊員の軍歌で踏ませ、改憲をタイムテーブルに載せた宰相が『国家戦略』と宣言した『司法制度改革』の主柱」(182ページ)が裁判員制度なのだという著者の主張に強い説得力を感じる。
読み始めてすぐにルビがかなりうるさいと感じるが、これもできるだけ多くの、しかも法律などに無関心だった人たちに読んでもらいたいという気持ちの表れなのだろう。できるだけ多くの人々に読んでもらいたい本である。
2007年3月9日に日本でレビュー済み
裁判員制度を批判する理由に、世論とか、極端な裁判だったマイケル裁判を持ち出していたりして説得力に欠ける。もっと論理的で冷静な論調だったらもう少し良かったのでは。裁判員制度を「赤紙」と比べる点なども極端すぎる。ちょっと左よりすぎてついていけない感じ。
2006年10月30日に日本でレビュー済み
この本の長所
1、裁判員制度の欠点を的確に批判しているところ。(1)本来は被告人のためであり裁判官のチェックのためである司法の国民参加を捻じ曲げた制度であること、(2)被告人が断れず、裁判員も断れない(憲法18条違反?)などの問題点も指摘できている。
2、官僚の統制強化など、現在の(裁判員制度以外の)社会の流れを指摘できているところ。
この本の短所
1、反対論が過度に感情的であるところ。
2、ドイツの参審制との比較、アメリカでも陪審を再構成して再審理することがあること(『アメリカ法入門』(伊藤正巳=木下毅、日本評論社)などを参照)、など、不足している知識がある。
結論―長所星5つ。短所で星1つ減らして、星4つ。
1、裁判員制度の欠点を的確に批判しているところ。(1)本来は被告人のためであり裁判官のチェックのためである司法の国民参加を捻じ曲げた制度であること、(2)被告人が断れず、裁判員も断れない(憲法18条違反?)などの問題点も指摘できている。
2、官僚の統制強化など、現在の(裁判員制度以外の)社会の流れを指摘できているところ。
この本の短所
1、反対論が過度に感情的であるところ。
2、ドイツの参審制との比較、アメリカでも陪審を再構成して再審理することがあること(『アメリカ法入門』(伊藤正巳=木下毅、日本評論社)などを参照)、など、不足している知識がある。
結論―長所星5つ。短所で星1つ減らして、星4つ。