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水月 単行本 – 2006/10/14
- 本の長さ321ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/10/14
- ISBN-10406213649X
- ISBN-13978-4062136495
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/10/14)
- 発売日 : 2006/10/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 321ページ
- ISBN-10 : 406213649X
- ISBN-13 : 978-4062136495
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,157,693位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26,645位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
大預言者・出口王仁三郎を曽祖父に持つ。東京都杉並区に生まれる。以後、東京都内、愛知と転々と引っ越す。父和明の執筆活動のため京都・亀岡に転居。学校では毎日遅刻と居眠りを繰り返すなど、クラスから奇人扱いされる。亀岡高校入学。大学受験目前に医学部を志望。3年の浪人生活を送り、関西学院大学文学部に入学。ヒューマンキャンパス(現ヒューマンアカデミー)で講師をはじめる。関西学院大学文学研究科博士課程終了。代々木ゼミナールに転職。すべての大教室を満杯にするなど、一躍、伝説的な人気講師となる。旺文社のラジオ講座で爆発的な人気。「現代文入門講義の実況中継」大ベストセラー。総合予備校S.P.Sを設立。無試験で入れた受験生のほとんどを東大京大早慶上智に合格させる。東進ハイスクールに転職。教材開発・出版を目的とした水王舎を設立。「システム現代文」シリーズなど、ベストセラーを刊行。長年構想してきた、論理力を要請する言語プログラム「論理エンジン」を完成。高等学校を中心に教育改革に取り組む。小学生から社会人まで、論理力養成のための「出口汪の日本語トレーニング」が反響を呼ぶ。
教育改革のため開発した「論理エンジン」は、現在、私立だけでも200以上の高校が正式採用。偏差値が30以上上がったり、学校が変革されたりと、読売新聞「教育ルネサンス」、朝日新聞出版「アエラ」、講談社「週刊現代」などで、大きく報道され、話題となる。予備校講師のイメージが強いが、実際には様々な方面で活動。ボランティアとして、パピーウォーカー(盲導犬育成)を長年続け、作家としても講談社から小説「水月」を刊行し、多くの一般書も手掛ける。
主な著書に、『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、『小学国語レベル別問題集』『国語レベル別問題集』『現代文レベル別問題集』(東進ブックス)、『NEW 現代文講義の実況中継』(語学春秋社)『システム中学国語』『出口のシステム現代文』シリーズ(共に水王舎)など、数十点に及ぶベストセラー参考書を執筆。
また、小説『水月』(講談社)やビジネス書『「論理力」短期集中講座』『論トレ』(共にフォレスト出版)、『教科書では教えてくれない日本の名作』(ソフトバンク新書)、『再発見夏目漱石』(祥伝社新書)、『出口式脳活ノート』(廣済堂あかつき出版)、『大人の「論理力」が身につく!出口の出なおし現代文』(青春出版)など多岐に渡る執筆で今までの累計部数は600万部を越える。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「想念」によって環境世界が変容していくという徹底した観念的小説である。現実感の希薄な世界、存在自体あやふやな登場人物が、少しずつその性格を明らかにしていく。「女」や環境など、自分以外がこの世のものでないという構成には慣れ親しんでいたと思う。でもここでは語り手自体の存在すら確かとは言い切れない。そこらは読んでみてのお楽しみで、文学という虚構の宇宙に遊ぶ者への楽しい仕掛けがまだまだたくさん用意されていると思う。
これはまさに壮大な物語の序章なのだ。すぐに「つかみ」から始まって「落ち」へ導くことが必須条件になっている商業主義作品のような性急な読み方は禁物だろう。これから物語世界のトビラがどのように開くか、それがとても期待される。
最初はただそれだけの理由で買ったのですが、読んでみると一風変わった世界観にグイグイ引きこまれました。もともと小説家志望だったそうで、言葉が非常に美しいと思います。日常が突如非日常に変わったり、また突然戻ったりと、展開が非常にテンポよく進むため中だるみもなく一気に読めます。水月との儚い恋が、とても切ないです。
少しでも気になったら、是非読んでみて下さい。不思議な世界ですが、とても魅力的だな、と思います。
この本を手に取った瞬間から勝負は始まっている。
生と死、あるいは揺れ動く心象表現がテーマなのか?と手がかりを得て読み進めてみた。
あらゆるレトリックと仕掛けが網の目のように巧みに張り巡らされ、時空を超越するかのような不思議なストーリー。
手元をめくるごとに、ぐいぐい引きつけられる。
時代性を定義づけるものがないのは、普遍性のロジックか。
ここにストーリーを書くのは反則行為だが、そもそも埋め込まれた仕掛けをつまびらかにする自信はない。
きっと作者は、そんな読者を少々意地悪く想像しながら、密かに楽しんでいるのではないだろうか?