2006年冬期月9ドラマ「のだめカンタービレ」のノベライズ本である。
普通のドラマのノベライズと変わらないといってしまえばそれまでだが、
のだめ文化は奥深いので、このノベライズ本ものだめファンには大いに楽しめます。
(1)ドラマが原作とかなり違ったため、やはり、ドラマのストーリー本が欲しいよね。
(2)実は、ノベライズ版はドラマの脚本そのままではなく、うまく圧縮してある。
(3)ドラマと違う場面が出てくるので面白い。特にエンディングはこのノベライズの
「エピローグ」のように「パリ」にして欲しかった。
文体は、読みやすいので、すいすい読めてしまいます。
もう一度、のだめのドラマを小説で味わいたい方にお勧めです。
テレビと違った面白さがあります。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
小説 のだめカンタービレ 新書 – 2006/12/22
「のだめ」こと野田恵は、桃ヶ丘音楽大学ピアノ科の3年生。彼女を中心に繰り広げられる恋とクラシック音楽の青春物語。あの大人気クラシック・コメディを完全小説化!
「のだめ」
「!」
「適当に、今日は自由に弾いていいから」
「先輩……今、のだめって」
千秋は小さく笑って、鍵盤に向かった。
(俺にはわかる。こいつには絶対、特別なものがある。そして、こいつに合わせられるのは――)
のだめが楽譜を置いて、改めて鍵盤に向かい直す。
千秋は息を吸い込み、背筋を伸ばして毅然と顔を上げた。
(俺さまくらいだ!)
一拍の間。二人の手が上がり、呼吸を合わせて鍵盤が叩かれた。 ――<本文より>
「のだめ」
「!」
「適当に、今日は自由に弾いていいから」
「先輩……今、のだめって」
千秋は小さく笑って、鍵盤に向かった。
(俺にはわかる。こいつには絶対、特別なものがある。そして、こいつに合わせられるのは――)
のだめが楽譜を置いて、改めて鍵盤に向かい直す。
千秋は息を吸い込み、背筋を伸ばして毅然と顔を上げた。
(俺さまくらいだ!)
一拍の間。二人の手が上がり、呼吸を合わせて鍵盤が叩かれた。 ――<本文より>
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/12/22
- 寸法11 x 1.5 x 17 cm
- ISBN-104062137682
- ISBN-13978-4062137683
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/12/22)
- 発売日 : 2006/12/22
- 言語 : 日本語
- 新書 : 286ページ
- ISBN-10 : 4062137682
- ISBN-13 : 978-4062137683
- 寸法 : 11 x 1.5 x 17 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 839,582位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
1976年12月27日生 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『天球儀白話 フェンネル大陸 外伝』(ISBN-10:4061827413) が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原作の存在は知っていましたが、読んだことも無くドラマも後半からしか見ていなかったのですが映画のオケのシーンの迫力にハマり原作・アニメまで見ました。
その流れでノベライズも読みました。
しかし、文脈が途切れがちで原作やドラマ・アニメの構成上の重要なエピソードが無かったりしていて、全体的に口頭であらすじを説明しているような印象を受けました。
小説家の方が書かれているにしては、とても残念でした。
その流れでノベライズも読みました。
しかし、文脈が途切れがちで原作やドラマ・アニメの構成上の重要なエピソードが無かったりしていて、全体的に口頭であらすじを説明しているような印象を受けました。
小説家の方が書かれているにしては、とても残念でした。
2007年1月1日に日本でレビュー済み
うーむ・・・評価が難しいところではあります。
購入を検討している方は非常に迷うことでしょう。
原作の内容をそのまま小説化しても無意味ですから、これはドラマ版のノベライズと言えます、が。ドラマを隅々まで完全網羅しているとは言えず、所々原作を織り交ぜたり、つなぎ変えたりと、正直つぎはぎ感は否めません。
特記すべきは、全体に説明的な描写を省いている印象がある、ということ。
確かにドラマを観た人(しかも話の流れをある程度分っている必要がある)でなければ、この小説を読んだだけではのだめを理解することは難しいでしょう。
上記理由から、原作もドラマも見たことがないのだめ初心者の方にはオススメできません。
とはいえ、映像では見逃してしまいそうな細かい部分の表現や、キャラの心情描写など小説でなければ得られないものもあるのは確か。
ですので特にドラマを観た、という方は補足的に読んでみるのも良いでしょう。
まったく無駄になることもないとは思います。
あとは値段との相談ですか?決して安いものでもありませんし・・・。
そういう意味ではせっかくの企画、もったいなかったなあというのが率直な感想でしょうか。
もう少し紙を薄くしてもいいからページ数を増やし、もっと時間をかけて話を練り丁寧に作りこんで欲しかったです。
文字と言う媒体の底力はこんなものではない、はず?
購入を検討している方は非常に迷うことでしょう。
原作の内容をそのまま小説化しても無意味ですから、これはドラマ版のノベライズと言えます、が。ドラマを隅々まで完全網羅しているとは言えず、所々原作を織り交ぜたり、つなぎ変えたりと、正直つぎはぎ感は否めません。
特記すべきは、全体に説明的な描写を省いている印象がある、ということ。
確かにドラマを観た人(しかも話の流れをある程度分っている必要がある)でなければ、この小説を読んだだけではのだめを理解することは難しいでしょう。
上記理由から、原作もドラマも見たことがないのだめ初心者の方にはオススメできません。
とはいえ、映像では見逃してしまいそうな細かい部分の表現や、キャラの心情描写など小説でなければ得られないものもあるのは確か。
ですので特にドラマを観た、という方は補足的に読んでみるのも良いでしょう。
まったく無駄になることもないとは思います。
あとは値段との相談ですか?決して安いものでもありませんし・・・。
そういう意味ではせっかくの企画、もったいなかったなあというのが率直な感想でしょうか。
もう少し紙を薄くしてもいいからページ数を増やし、もっと時間をかけて話を練り丁寧に作りこんで欲しかったです。
文字と言う媒体の底力はこんなものではない、はず?
2007年3月21日に日本でレビュー済み
人気連載マンガ→ドラマ化→そのうち小説化
よくあるパターンです。
そのうち、舞台化でしょうか?
さておき、爆笑小説ではありませんでした
(フジテレビ・月9)を完全小説化!と帯に書かれていたので、つられて買ってしまいましたが・・・。
高里椎奈、云々よりも・・・面白さを期待しているのなら、漫画の方が当然に面白く、クラシックやのだめに出てくる曲に興味があるならCDで。
ある程度、流れを知りたいのならDVD。
とりあえず、完全小説化の必要性はあまり感じませんでした。半分以上の内容が千秋目線で書かれており、のだめの心理描写が少なく、物足りなさを感じてしまいました。
よくあるパターンです。
そのうち、舞台化でしょうか?
さておき、爆笑小説ではありませんでした
(フジテレビ・月9)を完全小説化!と帯に書かれていたので、つられて買ってしまいましたが・・・。
高里椎奈、云々よりも・・・面白さを期待しているのなら、漫画の方が当然に面白く、クラシックやのだめに出てくる曲に興味があるならCDで。
ある程度、流れを知りたいのならDVD。
とりあえず、完全小説化の必要性はあまり感じませんでした。半分以上の内容が千秋目線で書かれており、のだめの心理描写が少なく、物足りなさを感じてしまいました。
2007年1月11日に日本でレビュー済み
高里さんのファンであるのとのだめカンタービレのドラマが面白くて買ったけれど、もう少し上手くまとめて、小説でしか表せない書き方をしてほしかったと思う。ところどころ面白かったけれど、全体的には無理やりマンガの表現とかをしていてそこらへんは面白くなかった。それでもたまに見える高里さんらしい文面がとても好きだから星4つ。個人的に「高里さんらしい」と思えたのは千秋の飛行機事故の話。ほんの少ししかなかったけれど、あのもどかしい感じで辛い事実をより現実的に思わせてくれるのは高里さんならでは、かと思う。それでもテレビドラマを小説化するわけなのであまり期待して買うのはやめておいた方が良い。
2010年2月16日に日本でレビュー済み
この種の「小説版」は,おおもとのマンガなりアニメ作品を知って気に入っている人が,「違った形の『編曲』でも楽しんでみよう」と思って読む類のものと思います。小説版の「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」も読みましたが,やはりもとを知ったうえでの「小説版」という気がします。後発の「編曲版」のほうが有名になり人気が出る,という場合もありえるでしょうが,発行する側の皮算用で,何匹目かのドジョウをねらった場合のほうが多いのでは?
ということで,これはこれなりに面白い「小説」ではあり,それなりには楽しめますが,これだけを読んで「これが『のだめカンタービレ』だ!」と納得して終わるべきものではないです。もちろん,たまたま「小説版」のほうを先に読む機会があって,そこで興味をもって,マンガ版やアニメ版や実写版を見る人がいてもいいと思います。しかし,この「小説版」だけを読んで,「なんだこの程度の話か」と終わってしまうくらいなら,ぜひもととなった作品を知って欲しいところです。
熱心なのだめファンに対しては,「小説版も読んでみられては?」と勧めてよいかと思います.ただ,小説を読んで新たな視点で物語を知ることもできる面はあるものの,他のバージョンを知っていると,やはり内容的に「端折られている」という印象もあります。
ということで,これはこれなりに面白い「小説」ではあり,それなりには楽しめますが,これだけを読んで「これが『のだめカンタービレ』だ!」と納得して終わるべきものではないです。もちろん,たまたま「小説版」のほうを先に読む機会があって,そこで興味をもって,マンガ版やアニメ版や実写版を見る人がいてもいいと思います。しかし,この「小説版」だけを読んで,「なんだこの程度の話か」と終わってしまうくらいなら,ぜひもととなった作品を知って欲しいところです。
熱心なのだめファンに対しては,「小説版も読んでみられては?」と勧めてよいかと思います.ただ,小説を読んで新たな視点で物語を知ることもできる面はあるものの,他のバージョンを知っていると,やはり内容的に「端折られている」という印象もあります。
2006年12月30日に日本でレビュー済み
薄っぺらい。
ノベライズといっても、コミック版でもドラマ版でもない。。。
まぁ、ドラマ版に近いのだけれど『完全小説化』ではない。
なんというか、ドラマの各エピソードを少しずつ摘んでいて、それだけだと
ストーリー上破綻するので、オリジナルな背景でつなぎ合わせている感じ。
それもおいしいところだけ摘んでというわけでもない。
どーでもいいところを拾って、肝心なところを捨てているよう。
清良&黒木がコンクールで失敗->R☆S初演での復活のシーンを省いてどーする!!
ドラマ版ではもちろんのこと、コミック版でさえ感じられた演奏シーンでの
音楽が聞こえてくる感じがまったくなく、非常に味けない。工夫が足りない。
活字の限界なのか?
コミックファンにはもちろん薦められないし、ドラマ版を見た人にも薦められない。
どちらも見ていない人が読むと、話がわからないと思われるので、薦められない。
。。。あれ?誰が読むんだろう。。。
メディアミックスとしての原稿の枚数と、ドラマがやっているうちに出版したい、
という締め切りに追われた感があって、小説作品として崩壊しています。
ノベライズといっても、コミック版でもドラマ版でもない。。。
まぁ、ドラマ版に近いのだけれど『完全小説化』ではない。
なんというか、ドラマの各エピソードを少しずつ摘んでいて、それだけだと
ストーリー上破綻するので、オリジナルな背景でつなぎ合わせている感じ。
それもおいしいところだけ摘んでというわけでもない。
どーでもいいところを拾って、肝心なところを捨てているよう。
清良&黒木がコンクールで失敗->R☆S初演での復活のシーンを省いてどーする!!
ドラマ版ではもちろんのこと、コミック版でさえ感じられた演奏シーンでの
音楽が聞こえてくる感じがまったくなく、非常に味けない。工夫が足りない。
活字の限界なのか?
コミックファンにはもちろん薦められないし、ドラマ版を見た人にも薦められない。
どちらも見ていない人が読むと、話がわからないと思われるので、薦められない。
。。。あれ?誰が読むんだろう。。。
メディアミックスとしての原稿の枚数と、ドラマがやっているうちに出版したい、
という締め切りに追われた感があって、小説作品として崩壊しています。
2007年1月3日に日本でレビュー済み
「のだめカンタービレ」の文字につられて思わず購入してしまったが,要するに昨年のテレビドラマの小説化であり,原作漫画の面白さを知っていればあえて買う必要はないように思う。文章化したことでかえってのだめの面白さを殺してしまっているようで何でこのようなものを出版したのかよくわからない。おすすめはできません。