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官僚批判 単行本(ソフトカバー) – 2008/4/18

4.3 5つ星のうち4.3 5個の評価

局長になれずに勧奨退職を受けた、成功者とは言えないが失敗者でもない文部官僚の人生 。
「ゆとり教育」の旗振り役として糾弾された男、
「霞が関の掟」を知りつくした男が、初めて書いた「日本官僚論」。

本書の内容(目次より)
●私の官僚批判
暴かれ続ける官僚のスキャンダル/省庁再編の弊害/「天下り」と「官僚もどき」/国民は
「シンクタンク型官僚」を求めている/公務員制度改革に必要な三つのこと/「ゆとり教育批
判」を批判する/官僚は「ロマン」を求めるべきだ/小泉、安倍政権の官僚叩き
●私の官僚人生
「日本政府の一員」という意識を持つ/霞が関戦争の勃発/霞が関を震撼させた一大疑獄
事件/人脈こそが「官僚力」/所与の条件でベストを尽くすのが官僚である/法案が成立す
る喜びを味わう/課長には説明責任がある/残留降格人事を経験する
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商品の説明

著者について

寺脇研(てらわき・けん)
1952年福岡市生まれ。75年文部省入省。初等中等教育局職業教育課長、広島県教育委員
会教育長、高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房政策課長、
大臣官房審議官生涯学習政策担当を経て、2002年文化庁に転出、文化部長。06年3月
末、退職を準備していたところ、小坂憲次文科大臣に特命を受けて文科省に戻り、大臣官房広
報調整官。同年11月、退官。現在は、京都造形芸術大学映画学科教授として教鞭をとる一方、
教育から映画・落語評論まで、多岐にわたるジャンルで活躍している。
著書に『動き始めた教育改革』(主婦の友社)、『中学生を救う30の方法』(講談社)、『韓国映画
ベスト100』(朝日新書)、『それでも、ゆとり教育は間違っていない』(扶桑社)、『さらばゆとり教
育』(光文社)『憲法ってこういうものだったのか!』(姜尚中氏と共著、ユビキタ・スタジオ)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2008/4/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/4/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 258ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062138859
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062138857
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 5個の評価

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寺脇 研
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年5月9日に日本でレビュー済み
 書名は官僚批判であるが,内容の多くは著者の文部官僚としての軌跡であり,なかなか興味深い。
 様々な文教政策に関することが書かれており,自己陶酔的な部分が鼻につくが,ゆとり教育や生涯学習についての思い入れの深さは堂々としておりある意味潔くもある。ただ,文中で自己分析しているように,組織の論理を優先する官界にあっては,稟議や根回しに注意せず自己の理想を重視するあまり,遂には降格,勧奨退職の憂き目に会ってしまうのは何ともやりきれないところである。
 これから官僚を目指す人たちには,官僚の世界を紹介するには良い本かもしれない。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月19日に日本でレビュー済み
 書名は『官僚批判』となっているが、肝心の「第一章 私の官僚批判」は51ページまでで、全体の5分の1にしか過ぎない。その後の「第二章 私の官僚人生」が最後まで延々と続くが、どうも「僕ってこんなに熱心で、世の中の為になる事をバンバンやってたんだよ〜」ていう自慢話に聞こえて仕方が無かった。
 
 確かに、日頃知り得る機会の少ない官庁の人事や仕事(残業)の様子、特に国会対策(=想定問答集作り)なんかは興味深かった。でも、結局庶民感覚からは外れたエリートの韜晦にしか過ぎないのでは?

 僻みかも知れないが、好きな映画関連の教授として再就職できている彼が「成功者ではない」などとはとても思えない。官僚世界の価値観が身に付いてしまっている一例をこの一言にも見る思いがする。

 将来官僚を目指す人たちには、参考になるとは思う。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月8日に日本でレビュー済み
タイトルは「官僚批判」だが、本書の全体を流れるトーンは「「官僚批判」批判」だと思う。

筆者曰く「公務員改革を断行していくために、やらなければならないことが三つあると思っている。まず一つは、尊大型の人たちがのさばる状況を変えていくこと。二つめは、矮小型の人たちをきちんと働かせること。それから最後にいちばん大事なのは、尊大型でも矮小型でもなく、真っ当に仕事をしている人たちが働きやすい環境づくりを進めていくことである。この人たちが、公務員の中で最も多数を占めている。」
官僚叩きをしている人は、全ての公務員は「お主も悪よのう」という悪代官のイメージを空想しているのではないかと思うことがあるが、実態は筆者のいう方が近いのではないか。

他方、各省協議華やかりし頃の20世紀末の霞ヶ関を懐古する記述があるが、あれは、国民のための政策協議というよりは、各省庁の権益拡大のためだけの非効率な業務だったというのが正当な評価ではないか。
などなど、時代にそぐわない記述も目立つが、これはそういう時代を経てきた筆者の自伝なので仕方あるまし。

全体としては、なかなかに面白く読むことができた。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年7月27日に日本でレビュー済み
ご自身で「成功でもなく失敗でもないキャリア」と言っているが、局長手前の審議官級で退官というのは傍目からの評価ではまさにそのとおりだろう。本書は、寺脇さんの30年の役人生活を若かりし日から退官までを辿った自叙伝である。題名とは裏腹に、どぎつい霞が関批判というものはなく、どちらかというと、サラリーマン化している官僚一般を憂えている。若干自己弁護的な記述が鼻につく(自叙伝はそういうものだろう)が、一人の文教官僚のキャリアを俯瞰できるという点は面白く、官僚に関する問題意識については共感できるので、面白く一読させてもらった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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