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京極夏彦画文集 百怪図譜 大型本 – 2007/5/11

4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

石燕、北斎、暁斎、そして京極夏彦。
怪しい系譜はここに引き継がれた。

わいら/鬼一口/野寺坊/青坊主/塗仏/おとろし/狂骨/魍魎/方相氏/絡新婦/鉄鼠/精螻蛄/ぬっぺっぽう/うわん/ひょうすべ/倩兮女/毛倡妓/陰摩羅鬼/河童/豆腐小僧/ゑびす/福助/隠神刑部狸/鬼/鳴釜/瓶長/山颪/泥田坊/岸涯小僧/手の目/火車/猫また/川赤子/文車妖妃/姑獲鳥

京極流妖怪の出現
私は作家=文人とは想っていない。文人とは、品、格、余韻、この3点を体得した人物のこと、こう想っている。つまり、文、書、画のことだが、実を言うと、京極夏彦の書を初めて視たとき、その古法に裏打ちされた格調の高さに圧倒された。次には京極夏彦の画が視たいとの衝動に駆られた。題材は自ずから決まっている。妖怪だ。最初に「わいら」、次に「狂骨」のスケッチを視た。想った通りである。題材は妖怪なのに、そこには悲しみと哀れみが溢れ、何とも言えぬ余韻があった。結局そこから1年以上を要したが、京極夏彦は「百怪図譜」の第1弾として、ものの見事に京極流妖怪35点を出現させた……、その全てが私の想いを遥かに超えて。――明石散人(作家)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2007/5/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/5/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 大型本 ‏ : ‎ 94ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062139669
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062139663
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

著者について

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京極 夏彦
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。

日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。

1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
妖怪好きしか知らない妖怪。
一般の人も知っている妖怪。
まさに、『百怪図譜』である。京極夏彦氏の著作を愛読している方は、本当にお薦めである。
文と妖怪。
思わず彼岸に引き込まれるような魅力がある。
個人的にお気に入りは、ひょうすべである。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに“百怪”とあるが百体の妖怪が顔を揃えている訳ではない、ならばこの百はたくさんと云うことだろう。元はリトグラフであるから印刷されたモノではそのテキスタイルは表現出来ない、なのでその質感は想像するしかない。それはまるで京極夏彦と云う才能を利用して、妖怪たちが僕たち人間に挑んできているようだ。妖怪を「想像せよ」“Don't think.Feel.”なのだろう。
2007年5月29日に日本でレビュー済み
京極氏の多才には舌を巻く。画にも書にも一家言あることは知っていたが、このようなリトグラフ集を出してしまうとは。見開きに一種類ずつの妖怪を示し、京極流の含蓄細やかな文章を添える。リトグラフの刷りの鮮やかさと相俟って、絶品である。

でも。

でも、それは石燕のものでも北斎のものでも暁齋のものでもない。確かに形は石燕のものを借りていようが、別に北斎や暁齋の衣鉢を継いだりはしていないし、そんな必要もない。これは京極の妖怪図譜なのである。

この本の帯文句に違和感を感じるのはそこだ。

従って、図像として見た場合にこの図譜は評価が分かれると思う。形は昔からの「青坊主」でも、そこに書かれているものは全然違う雰囲気を纏った「青坊主」なのだから。

昔からの石燕のあの妖怪たちとは別の意味で愛すべき妖しの者どもとして、私は両方とも好きだ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月2日に日本でレビュー済み
なんということだろう。壮大にして妖艶、素晴らしい構成力で読者を魅了してきた京極夏彦が、遂に画文集を出版した。
買って悔いることなし。期待はずれな妖怪画など皆無。どうぞ手にとってくださいまし。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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