偏屈なおじいちゃんということで家政婦たちのブラックリストに載っているとか主人公の母親への暴言とかいったいどれほどの困ったおじいちゃんかと思いきや…おじいちゃん、いいじゃん。
「最強の天使」私も言われてみたいものですわ。愛ある発言だ!
妻子を置いて出ていった父親や偏屈な祖父、そして大好きな女子とかまあいろいろ迷える周一郎くんの物語。
おじいちゃんはよかったけど、全体的にはまあ普通だった。
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最強の天使 単行本 – 2007/6/22
まはら 三桃
(著)
嫌われ者のくそ祖父(じじい)。家出したままの情けない父。
少年の中に眠る、最強の遺伝子。
講談社児童文学新人賞佳作受賞者 第2作
はじまりは、衝撃的な2通の手紙。
同性の後輩からは「とても好きです」。
絶縁状態の人物からは「会わせていただけないか」。
中学生・周一郎の最強の遺伝子が、今、目を覚ます。
少年の中に眠る、最強の遺伝子。
講談社児童文学新人賞佳作受賞者 第2作
はじまりは、衝撃的な2通の手紙。
同性の後輩からは「とても好きです」。
絶縁状態の人物からは「会わせていただけないか」。
中学生・周一郎の最強の遺伝子が、今、目を覚ます。
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/6/22
- ISBN-104062140705
- ISBN-13978-4062140706
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/6/22)
- 発売日 : 2007/6/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 230ページ
- ISBN-10 : 4062140705
- ISBN-13 : 978-4062140706
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,827,668位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 43,797位日本文学
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年2月8日に日本でレビュー済み
中学校3年生の9月、引越しを控えた周一郎に降りかかるささやかな、それでいて大きな事件。たった2ヶ月の間に、周一郎の世界は(傍から見たら同じだけれど)大きく変わった。同性の後輩・公平からの「ラブレター」で始まるこの物語、10年の確執を経て後の祖父と和解に至るまでの2ヵ月間の、心の揺れを描いて秀逸です。これはお勧めです。まず文章が素直、これが読んでいて気持ちいいですね。周一郎の言葉遣いは、決して美しくはなんだけれど、下品じゃない。行動自体は「さまよえる子羊」なんだけれど、多分、根が真面目だからなんでしょう。
1人で美容院を切り盛りするシングルマザー智恵、偏屈な祖父、ボーイッシュな後輩・志帆、お気楽でスケベな悪友・文太。周一郎を取り巻く人たちも、それぞれにしっかり生きている。表紙の見返しには「お前は天使だと思った。最強の家庭に生まれた、最強の天使だ」とあり、ちょっと引き気味で読み始めましたが、ユーモアも交えた軽いタッチながら、「人生」や「境遇」に直情短慮に向き合っていく主人公に、こちらの心も健やかになる気がしました。
1人で美容院を切り盛りするシングルマザー智恵、偏屈な祖父、ボーイッシュな後輩・志帆、お気楽でスケベな悪友・文太。周一郎を取り巻く人たちも、それぞれにしっかり生きている。表紙の見返しには「お前は天使だと思った。最強の家庭に生まれた、最強の天使だ」とあり、ちょっと引き気味で読み始めましたが、ユーモアも交えた軽いタッチながら、「人生」や「境遇」に直情短慮に向き合っていく主人公に、こちらの心も健やかになる気がしました。
2011年2月14日に日本でレビュー済み
デビュー作『カラフルな闇』の志帆と周一郎が再び登場です。ただし今回は、志帆ではなく周一郎の語りで物語は進んで行きます。
自分と母親を置いて出て行った父親のこと、偏屈な祖父。周一郎にとって、生きていきために、ひっかかることはいっぱいあります。志帆のことだって、好きなわけだけど、コクッてないし。住んでいるビルの取り壊しで、移転することになっているのに、志帆にそのこともなかなか言い出せないし。
そんなとき、読んでしまった祖父から母親への手紙。ヤな印象しかない祖父が自分に会いたがっている。
周一郎と祖父はどんな風に理解していくのか?
後半の展開はいささか強引ですが、この物語が前作に続いて、家族のつながりの有り様に重点を置き、祖父のこと、母親のこと、父親のことを斜めからではなく、もう一度辿りなおす形で、極めて真っ当、真正面から描こうとしていることに共感します。
自分と母親を置いて出て行った父親のこと、偏屈な祖父。周一郎にとって、生きていきために、ひっかかることはいっぱいあります。志帆のことだって、好きなわけだけど、コクッてないし。住んでいるビルの取り壊しで、移転することになっているのに、志帆にそのこともなかなか言い出せないし。
そんなとき、読んでしまった祖父から母親への手紙。ヤな印象しかない祖父が自分に会いたがっている。
周一郎と祖父はどんな風に理解していくのか?
後半の展開はいささか強引ですが、この物語が前作に続いて、家族のつながりの有り様に重点を置き、祖父のこと、母親のこと、父親のことを斜めからではなく、もう一度辿りなおす形で、極めて真っ当、真正面から描こうとしていることに共感します。