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リベルタスの寓話 単行本 – 2007/10/6
- 本の長さ390ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/10/6
- ISBN-104062142767
- ISBN-13978-4062142762
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/10/6)
- 発売日 : 2007/10/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 390ページ
- ISBN-10 : 4062142767
- ISBN-13 : 978-4062142762
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,095,179位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 195,915位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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トリックや内容なのか、辛辣な意見が多いが、奇想天外だろうと、現実には難しいトリックであろうと、そのトリックを思いつけることが尊敬に値する。今ままでの己の書きてきたものと違うものを出力する才能というのものは尊敬に値する。
ただ、もう少し石岡くんに優しくしてほしいな、とは思ったが。
氏の本を読むたびに、今まで接することなくきた分野の知識を得たり、
気づかされたりします。
本作も民族紛争に現代的テーマを絡めるなど面白かったですが、
何点かスッキリしない部分も残ったので、御手洗シリーズのファンな
だけに少々満たされないところもありました。
とはいえ「手」の石岡さんのシーン何か所かでは楽しめました。
オウム返しのリアクションや、思い込み激しくへこんだり。
頼りないけど、素直で憎めない石岡さん。
これからも御手洗さんと我々をつないでいってほしいと思います。
ユーゴの民族浄化を背景に、医工学の某技術二種類を応用したトリックと、オンラインゲーム界の動きを絡めた、島荘らしい重厚な本格。二種類の技術のうち一つは既にいろいろ作例がありますが、標本の取り出しかたは恐るべきものです。もう一つの技術については、まさかこんな悪用が可能とは思いもよらなかった…
石岡氏も東京出張所としてなかなかに活躍しています。
両方ミタライものなのだが、この段階でミタライはスウェーデンにいて、『遠隔』で事件を解決していく。
そしてこの作品も、島田荘司の基本である、
・まず、ありえないくらいの奇想がある
・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる
・それを最後には論理的に帰結させてしまう
が、ほぼ完全なカタチで構築されている。それも、今までの作品で最も難易度が高い、というかこれはいくらなんでも解けないだろう、と思うくらいにガチガチの奇想からスタートしている。チャプタ毎の構成もとても上手くて、唸ってしまう。
どちらも事件の発端は、クロアチア周辺だ(『クロアチア人の手』の事件自体は深川の芭蕉記念会館だが)。その歴史的背景と民族闘争の描き方が秀逸である。そして、この2篇がシンクロしている感じがする。
そういった要素に、医学的要素、そしてなんとRPGの要素、仮想通貨まで絡んでくる。もう驚いてしまう。そして、いつものように奇想は紐解かれ、論理的に帰結する。島田荘司のような大家が、こんなに斬新な世界をどんどんと自作に取り込んでいく姿に感銘すら覚える。
とても斬新な作品集で、ミステリー愛好者なら絶対に読み逃してはならない一冊だと思う。
おどろおどろしい描写、東欧史をそれなりに勉強したとおぼしき背景説明など、物語づくりに向けたいつもの意気込みはうかがえるものの、ひと言でいえば、2編ともに空回りしている。残念。
1なぜ御手洗は義手の在処が4本目の街路樹だとわかったのか?2犯人がクラバッシを殺しに行くくだりで、子供っぽい語り口になってたのは何故?
3犯人の名前を語って日本人女をナンパしてた男はなんだったの? 他にも色々ありそうですが、止めときます。
「手」・・・これも恐ろしくバカバカしい話。おそらく作者はTVゲームの類など、画面をまったく見なくてもクリアできるに違いないwwwwww
例えば、携帯動画電話(当時、スマホはまだなくてもこの技術はあったはず)なんかを活用していれば、もう少しまともに読んでもらえる小説になったのではないかと思うが、いかがであろうか。