ボケての長いやつだよこれ
写真はたまにおもしろいんだけど町田康があんまり面白くない
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フォトグラフール 単行本(ソフトカバー) – 2008/2/15
町田 康
(著)
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購入オプションとあわせ買い
写真。嘘が溢れる世の中で唯一信じられるもの。
町田康×Photograph
一葉の写真が映し出す世界
まあ、はっきり言ってみんな羨ましがる。いいなあ、なんて言う。でも山羊で人間の手なんていいことはひとつもない。というか面倒くさいことだらけだ。なにが面倒くさいかと言って、日に何度も手を洗わなければならないのがもっとも面倒くさい。通常の山羊の手であれば、地面についていてもなんとも思わない。でもなまじ人間の手をしているものだから、手が泥だらけになっているとなんとなく気分がすっきりしないし、爪の先が黒いのもみっともないと思うから手を洗う。しかし、手は人間でも身体は山羊だからどうしても手をつかないでいることはできない。だから日に何度も手を洗うことになるんだね、これが面倒くさい。あと煩わしいのは、山羊仲間に、僕が指輪をしたり腕時計をしたりして人間ぶっていい気になっている、と批判する者があるということで、いいじゃないかそれくらい。指輪はファンの子に貰ったから嵌めているだけだし、時計は餌の時間とか分かって便利だからしているだけで別に人間ぶっている訳ではない。なのにそんなことをいう山羊がいるというのは悲しいことだと思っていたら、あいつらが来たので塀に手をかけて夕日を見る振りをして鹿十した。山羊十した。……<本文より。山羊談>
町田康×Photograph
一葉の写真が映し出す世界
まあ、はっきり言ってみんな羨ましがる。いいなあ、なんて言う。でも山羊で人間の手なんていいことはひとつもない。というか面倒くさいことだらけだ。なにが面倒くさいかと言って、日に何度も手を洗わなければならないのがもっとも面倒くさい。通常の山羊の手であれば、地面についていてもなんとも思わない。でもなまじ人間の手をしているものだから、手が泥だらけになっているとなんとなく気分がすっきりしないし、爪の先が黒いのもみっともないと思うから手を洗う。しかし、手は人間でも身体は山羊だからどうしても手をつかないでいることはできない。だから日に何度も手を洗うことになるんだね、これが面倒くさい。あと煩わしいのは、山羊仲間に、僕が指輪をしたり腕時計をしたりして人間ぶっていい気になっている、と批判する者があるということで、いいじゃないかそれくらい。指輪はファンの子に貰ったから嵌めているだけだし、時計は餌の時間とか分かって便利だからしているだけで別に人間ぶっている訳ではない。なのにそんなことをいう山羊がいるというのは悲しいことだと思っていたら、あいつらが来たので塀に手をかけて夕日を見る振りをして鹿十した。山羊十した。……<本文より。山羊談>
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/2/15
- 寸法13 x 1.8 x 18.7 cm
- ISBN-104062145170
- ISBN-13978-4062145176
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/2/15)
- 発売日 : 2008/2/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 242ページ
- ISBN-10 : 4062145170
- ISBN-13 : 978-4062145176
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 422,179位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,076位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り 子」で川端康成文学賞を受賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉 (ISBN-13: 978-4120041235 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中3つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月11日に日本でレビュー済み
著者の本は初めてで、表紙にどことなく映画「エレファント・マン」的な、不穏な雰囲気を感じ取り食指を伸ばした次第だったが、
……ぜんぜんそんなことなかったぜ!
写真の真実性を重んじる筆者によるエピソード集とのことだが、
のっけの時代考証の時点で嘘、嘘、嘘。嘘八百の連続である。
得意げな顔で写る人々・動物たちから「どやろ? どやろ?!」的エピソードを引き出す作者の想像力に嫉妬が止まらない。個人的にはシリーズもののラクダのやりとりが非常にツボだった。
村上春樹の「夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説」を思わすところもあるが、あれは小話に挿絵をつけたものであるのに対し、
こちらは写真から話を引き出したものだろう。さながら達者な落語家が小噺を創るような、あるいはミュージシャンが風呂場の鼻歌で適当な曲をつくるような、肩の力が抜けているくせに根拠不明な力強さがみっちり詰まったショートショート集となっている。
……ぜんぜんそんなことなかったぜ!
写真の真実性を重んじる筆者によるエピソード集とのことだが、
のっけの時代考証の時点で嘘、嘘、嘘。嘘八百の連続である。
得意げな顔で写る人々・動物たちから「どやろ? どやろ?!」的エピソードを引き出す作者の想像力に嫉妬が止まらない。個人的にはシリーズもののラクダのやりとりが非常にツボだった。
村上春樹の「夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説」を思わすところもあるが、あれは小話に挿絵をつけたものであるのに対し、
こちらは写真から話を引き出したものだろう。さながら達者な落語家が小噺を創るような、あるいはミュージシャンが風呂場の鼻歌で適当な曲をつくるような、肩の力が抜けているくせに根拠不明な力強さがみっちり詰まったショートショート集となっている。