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サムライ、バリに殉ず――インドネシア独立戦争の英雄になった旧日本兵の記録 単行本 – 2008/2/29

3.9 5つ星のうち3.9 8個の評価

「楽園の島」バリでゲリラ兵になった日本人至福の観光地・バリではかつて激しい独立戦争があった。独立軍を指揮していたのが、平良定三である。日本軍の「罪滅ぼし」のため、バリに残留した男の壮絶な生涯
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2008/2/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/2/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 278ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062145243
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062145244
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 8個の評価

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坂野 徳隆
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年3月13日に日本でレビュー済み
これは絶対映画にむいています。だれか映画化よろしくお願いします。娯楽として、インドネシア版ランボーでも良いでしょう。
2013年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バリ島の中部、マルガ英雄墓地に独立戦争に参加し戦死した兵士1,372名の墓がある。
その中に11名の元日本兵の墓があります。
そして只一人生き残った元日本兵(台湾歩兵第一連隊所属)が独立後もバリ島にそのまま残り、バリ人の女性と結婚し家族を持ち、幾多の困難な状況をシガラジャで生計をたて生き抜きました。
彼が日本に戻らなくてバリに残ったことについて、
バリに残った理由には、ほかでもない多くの戦友がみんな犠牲になって、自分ひとの生きて帰ったら、死んだ戦友にすまないといふ気持ちがありましたからです。こうふいう気持ちは、最後まで生き残って戦地で友と生死を共にした人でなくては、ほかならないと思います。
1.一度も降伏した事はない。2.悪いことをした事もない。3.居残ったのは、ただ犠牲になった戦友のことを思えばこそ。
その名は、平良定三(たいらていぞう)。
バリ島を訪問される日本人の方にぜひ読んで頂きたい歴史の事実と思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に引き込まれるような内容ではなく、期待外れというのが感想です。 
2012年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終戦を迎え、義勇軍ゲリラとしてインドネシア独立戦争に参加、独立後はバリに定住し、2004年6月5日に永眠した平良定三氏の、取材に基づく半生記、バリの現地で何度かお名前を聴いたことがあったが、この本を読んでいて、淡淡とした文章で語られる同氏の半生は、読み進むうちに、何度も目頭が熱くなりました。
バリ島の文化に関心を持つ方には、一読をお勧めしたい本です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事の関係で、この十数年間バリ島に行っています。初めの頃に現地のガイドたちに「タイラさんを知っているか?」とよく聞かれました。私は当時平良さんを知りませんでした。亡くなられたのがつい最近という事も驚きました。現在インドネシア特にバリ島で仕事が出来る事の原点を知った感じです。インドネシアの独立戦争に日本人がかかわっていたという事は知っていましたがこの本を読み改めて深い絆を感じました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月6日に日本でレビュー済み
台湾歩兵第一聯隊砲通信部隊上等兵として終戦を迎え、義勇軍ゲリラとしてインドネシア独立戦争に参加、独立後はバリに定住し、2004年6月5日に永眠したイ・ニョマン・ブレレン・タイラ(平良定三)の波瀾に充ちた生涯を描いた伝記。

平良定三は1920(大正9)年11月4日、沖縄県宮古島支庁平良村(現在の沖縄県宮古島市平良)出身で、土地の伝説的豪族の家系の生まれ。応召後は南方戦線を転戦し、ティモールで敗戦を迎える。前線で武装解除し原隊への合流を目指してバリに上陸した平良らの一行は、そこでインドネシア独立の機運の高まりに直面することになる。
以降、一度は集結した原隊から離脱し、反植民地独立戦争に参加した平良ほか日本人義勇兵たちと独立軍ゲリラの戦記が、本書の中核を成す。
そして、独立戦争終結後の混迷や続く政情不安に翻弄されながらも各地に散った旧日本兵の慰霊を続け、現地社会に溶込んで生きた晩年までの生涯が語られる。

生前、平良がよく語っていたという「大洋を渡る椰子の実」のエピソードが、本書中に幾度か登場する。遠く漂着した土地に芽吹き、根を張った椰子の実のイメージは、運命に翻弄されながらも「一度も降伏したことのない」彼の人生を象徴するものであるだろう。
その彼が生前、義勇兵としてインドネシア独立戦争に参加したことを「日本人の罪滅ぼし」だと語り、また、姪へと宛てた手紙に「居残ったのは、ただ犠牲になった戦友の事を思えばこそ」と書き綴りながら、ときに望郷の念に揺れつつも最後まで現地社会に密着して生きたことの意味は、一人、彼の意志や信条のみならず、「戦後」を生きた一人一人が考えなければならない問いでもある。
一人の未帰還兵の人間ドラマとしても、またバリ現代史の記録としても非常に興味深い内容で、複数回にわたる本人からの聞き書きを含め足掛け10年に及ぶ丹念な取材の成果が遺憾なく発揮されたノンフィクションと言えよう。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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