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顰蹙文学カフェ 単行本 – 2008/6/6
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/6/6
- ISBN-104062147068
- ISBN-13978-4062147064
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/6/6)
- 発売日 : 2008/6/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 300ページ
- ISBN-10 : 4062147068
- ISBN-13 : 978-4062147064
- Amazon 売れ筋ランキング: - 680,246位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 700位論文集・講演集・対談集
- カスタマーレビュー:
著者について
1951年、広島県生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、02年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞を受賞。著書に『いつかソウル・トレインに乗る日まで』『一億三千万人のための小説教室』『ニッポンの小説―百年の孤独』他多数ある。10年5月には、『「悪」と戦う』も刊行された。
1959(昭和34)年、東京生れ。明治大学文学部中退。’85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを 飾る。’87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。さらに、’89(平成元)年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、’91年 『トラッシュ』で女流文学賞、’96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、’05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞を 受賞する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 熱血ポンちゃん膝栗毛 (ISBN-13: 978-4101036243)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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○特に山田詠美の語り口になんとも言えないいやらしさを感じてしまった。うーん、だったら読まなきゃいい話なのだが、妙に権威にすり寄ってみたり、暗に誰かをこき下ろしながら周囲に同意を求めたり、なんか持ち上げられるのを待っているような物言いをしたり、与し易しとみたら妙に馴れ馴れしくなったり、とそういう面ばかり気になってしまった。むしろ自分の方に変な偏見でもあるのかと思うくらいに。
○ほぼ文学賞の選考委員やってる自慢じゃないか。ってこれは自分のルサンチマンか?
○宮沢賢治が自己顕示欲のカタマリなんだ、というのは初めて意識したけど、そのせいで宮沢賢治を好きになれない、という山田詠美の言葉は「?」である。
○まあ、タイトルには適っているか。
全部読んだわけではありません。
ま、実質的には何も説明したりしてなくて、「これは顰蹙合格!」「これは不合格!」という断定だけが連ねられているのですから、その断定を楽しめるかどうかが岐れ道の本。高橋源一郎や山田詠美のファンにとっては悪くない暇潰しになるでしょう。話は面白い。
しかし他のレビューに「文壇の課長クラスの鼎談集」とあったが、もう文壇が存在するとは思いにくいし、この本の中でも話題になっているように番付表だって作られない現在、高橋源一郎や山田詠美は最早大家であり、体制そのものなんじゃないか、とフト思う。
ゲストの中に瀬戸内寂聴が入ってることに、少し違和感があったけど、これは山田詠美のセンの人選かな。それとも「顰蹙」に絡めた文学史的配慮?
そういうことについて、今最も語れる二人であろう。芥川賞や三島賞などの内幕話、各純文学誌の話、またそういう賞の対象から少しずれている中原雅也、島田雅彦、また受賞はしているが偏屈そうな車谷長吉、古井由吉、そして瀬戸内寂聴などを交えてのあけすけな文学論。これは楽しいというしかない?
ってとこがオモロかった
でも、買わないほうがいいよ
不健全だもん
そこがオモロイんやけどね
虚栄心とみじめさのメリーゴーランド
特に中原昌也さん。
彼のネガティブさは何!?
めっちゃ面白い。
本当に小説を書くのが嫌で嫌で、ただただ金のために書いている。
みたいな事を終始言っています。
中原さんの作品は読んだことがないので、ぜひ読んでみたいと思いました。
あとは文学賞の選考会の裏話、内輪話。
文学界の噂話?。
カフェでお茶をするみたいに、本を読むことに疲れて、ちょっと一息つきたい時に読むには最適な本だと思います。
なぜ『顰蹙文学カフェ』なのかというと、「新人は、『若者・バカ者・よそ者』でなければならない」と言った田中康夫の秀逸な発言がきっかけである。最近少なくなってきたが、顰蹙を買う(買っていた)バカ者作家を呼んで話をしよう、ということになったようだ。しかしそれなら大物作家たちの余裕よりも「若/バカ/よそ者」作家の放言を聞きたい。もう少し若い作家を呼んで欲しかった。その意味で中原昌也のセッションが貴重。
<中原 もっとスコーンって突き抜けた感じになりたいですけどね。
山田 なりなよ。
中原 どうやったらなれるかわからなくて、やっぱりこれはコカインとかそういうのを入手するしかないかなみたいな。
山田 いいと思うな。捕まったら、ちゃんと面会に行ってあげるから(笑)。
中原 獄中作家とかになりたいな。永山則夫みたいになりたいですね。>(pp. 129-130)
「スコーン」って(笑)
あと、高橋源一郎の「顰蹙文学カフェへ、ようこそ」がすごい。東大の文学部の大学院でドストエフスキーを知らない人がいるらしいです。高橋さんの教える大学では「文庫本」が何か分からない学生がいるらしい。
そんな時代なのね。