むしろ温暖化したほうがよいとする武田先生と、
これから寒冷化に向うとする丸山先生の主張がコンパクトにまとめられています。
内容もさほど難しくありません。
全体として、温暖化そのものよりも、温暖化論をエサにする各国政府やマスコミ、
科学者の姿勢に苦言を呈しています。
本書の中に、原子力発電所と地震の危険性について問題提起している項があります。
東日本大震災の後だけに興味深く読めました。
こういう問題を黙殺して原発は安全だとする政府の姿勢には、
大きな憤りを改めて感じました。
温暖化は悪なのか?温暖化論は妥当なのか?
これまで何となく温暖化はまずいという印象がありましたが、
そもそも政府やマスコミが主張する温暖化の認識や対策は
正しいのかという疑問が湧いてきました。
温暖化そのものを考え直し、政府やマスコミの主張を客観的にみれる
よいきっかけになる本だと思いました。
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「地球温暖化」論で日本人が殺される! 単行本(ソフトカバー) – 2008/10/30
EUが流す「偽説」で日本は衰退に向かう! 枯渇しつつある石油資源、増加一方の世界人口。このままでは人類の存亡の危機を迎えるのは必至。そこで考え出されたのが「地球温暖化」論という巧妙な罠なのだ。
- ISBN-104062150360
- ISBN-13978-4062150361
- 出版社講談社
- 発売日2008/10/30
- 言語日本語
- 本の長さ224ページ
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/10/30)
- 発売日 : 2008/10/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4062150360
- ISBN-13 : 978-4062150361
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,096,795位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1943年東京都生まれ。工学博士。東京大学教養学部基礎科学科卒業。その後、旭化成ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学教授。世界で初めて化学法によるウラン濃縮に成功し日本原子力学会平和利用特賞を受賞、内閣府原子力委員会および安全委員会専門委員などを歴任。原子力、環境問題をめぐる発言で注目されている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「正しい」とは何か?: 武田教授の眠れない講義 (ISBN-10: 4093882851)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2008年11月3日に日本でレビュー済み
表紙に武田先生と丸山先生及び田原氏の名前があったので、てっきり田原氏が司会で進める
両先生の対談本だと思い中を確認せず買いました。
武田先生は資源材料工学を専攻されて、ペットポトルのリサイクル問題、及び地球温暖化問題
について政府、マスコミの批判を繰り広げている方です。
一方、丸山先生は地球惑星科学を専攻されて、地球寒冷化論で一躍有名になられた方です。
しかし、内容は対談ではなく、両者の意見が1〜3頁ごとに交替に述べられているという
ものでした。
この形式では、両者の特徴がよくわかりませんし、何よりも対談の面白さがありません。
(対談本だと思い込んだ私が悪いのですが・・・・)
内容的にも今までと、さほど変わったものではありませんでした。
また、田原氏の解説も単に『まえがき』程度のものでした。
武田先生、丸山先生を未読の方については、評価の高い本をまず一冊ずつ読まれることを
お勧めします。
両先生のファンの方にもあまりお薦めは・・・
両先生の対談本だと思い中を確認せず買いました。
武田先生は資源材料工学を専攻されて、ペットポトルのリサイクル問題、及び地球温暖化問題
について政府、マスコミの批判を繰り広げている方です。
一方、丸山先生は地球惑星科学を専攻されて、地球寒冷化論で一躍有名になられた方です。
しかし、内容は対談ではなく、両者の意見が1〜3頁ごとに交替に述べられているという
ものでした。
この形式では、両者の特徴がよくわかりませんし、何よりも対談の面白さがありません。
(対談本だと思い込んだ私が悪いのですが・・・・)
内容的にも今までと、さほど変わったものではありませんでした。
また、田原氏の解説も単に『まえがき』程度のものでした。
武田先生、丸山先生を未読の方については、評価の高い本をまず一冊ずつ読まれることを
お勧めします。
両先生のファンの方にもあまりお薦めは・・・
2008年11月6日に日本でレビュー済み
資源材料工学が専門で、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」シリーズで環境対策を批判してきた武田氏と、地質学が専門で、やはり地球温暖化論を批判する本を書いている丸山氏の対談形式を採ることで、地球温暖化論の周りにあるものを大きな視点で俯瞰している。
メインテーマは地球温暖化問題であるけれども、同様の構造で危機が煽られ、無駄な対策がされたとするリサイクル、ダイオキシン汚染の問題にも言及する。
また、国からの予算が付かないと研究を続けることが難しいために、科学的に間違っていても国の望む結果を出さなければいけない科学界の現状を指摘する。
さらに、一旦流れができてしまうと、それに逆らうものが異端視され、正しいことも言えなくなってしまう現状を、「全体主義」と指摘する。
過去の著作に書かれた内容をベースにした対談本であるため、目新しい情報や見解は少ないが、地球温暖化問題にだけにとらわれず、科学界や日本の空気の抱える問題にまで言及した冷静な本である。すでに両者の著書を多く読まれている方にとっては少し物足りないかもしれない。
メインテーマは地球温暖化問題であるけれども、同様の構造で危機が煽られ、無駄な対策がされたとするリサイクル、ダイオキシン汚染の問題にも言及する。
また、国からの予算が付かないと研究を続けることが難しいために、科学的に間違っていても国の望む結果を出さなければいけない科学界の現状を指摘する。
さらに、一旦流れができてしまうと、それに逆らうものが異端視され、正しいことも言えなくなってしまう現状を、「全体主義」と指摘する。
過去の著作に書かれた内容をベースにした対談本であるため、目新しい情報や見解は少ないが、地球温暖化問題にだけにとらわれず、科学界や日本の空気の抱える問題にまで言及した冷静な本である。すでに両者の著書を多く読まれている方にとっては少し物足りないかもしれない。