魔王からつづきモダンタイムスに意外と今、魔王から読み返すと今の時代にマッチして怖さも感じるくらい。
家族ではまってしまってます。
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モダンタイムス (Morning NOVELS) 単行本 – 2008/10/15
伊坂 幸太郎
(著)
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検索から、監視が始まる。
漫画週刊誌「モーニング」で連載された伊坂作品 最長1200枚
岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」
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井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」
- 本の長さ546ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/10/15
- 寸法14.3 x 3.1 x 19.5 cm
- ISBN-104062150735
- ISBN-13978-4062150736
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商品の説明
著者について
伊坂 幸太郎
1971年千葉県生まれ。
東北大学法学部卒業。
2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。 2003年上期に『重力ピエロ』が、2004年に上期に『チルドレン』が、2004 年下期に『グラスホッパー』がそれぞれ直木賞候補に選ばれる。2004年に『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞を、短編「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年に『ゴールデンスランバー』で本屋大賞を受賞。いま、もっとも熱い期待を寄せられている若手作家の一人。他の作品に『陽気なギャングが地球を回す』、『ラッシュライフ』、『死神の精度』がある。
1971年千葉県生まれ。
東北大学法学部卒業。
2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。 2003年上期に『重力ピエロ』が、2004年に上期に『チルドレン』が、2004 年下期に『グラスホッパー』がそれぞれ直木賞候補に選ばれる。2004年に『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞を、短編「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年に『ゴールデンスランバー』で本屋大賞を受賞。いま、もっとも熱い期待を寄せられている若手作家の一人。他の作品に『陽気なギャングが地球を回す』、『ラッシュライフ』、『死神の精度』がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/10/15)
- 発売日 : 2008/10/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 546ページ
- ISBN-10 : 4062150735
- ISBN-13 : 978-4062150736
- 寸法 : 14.3 x 3.1 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,355位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,661位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近挿絵がある小説が少なくなった。本書は漫画雑誌モーニングに連載時の挿絵全てが掲載されている特別版。この点に惹かれて購入した。
本の作りとしてもかなり分厚くなっている。挿絵があることと、活字がかなり大きいため本の作りとしてはかなりごついものとなっている。挿絵の挿入方法も単調にならないようにいろんな形のものが採用されている。ただ結論から言うと他の方も書かれているが、挿絵がなくてもよかったかもしれない。 50年後の未来のはずだが、挿絵ではガラケーを使っていたりしてSFチック感は少ない。2008年の発刊なので2013年の今のようなスマホは出ていなかったのである。絵があるためにイメージが固定されてしまう欠点がこの点にある。
本の全体の調子は伊坂節とも言うべき、個々人の会話がシニカルである。ちょっと自分を突き放したようなユーモアが何とも言えない。
本の中で扱われているテーマの一つはネット社会の監視問題がある。こう言うとサイバーパンクを扱ったウィリアムギブソンの「ニューロマンサー」を思い出す方もいるかもしれないが、あのニューロマンサーのような強烈なSFチック感はない。むしろ会社に行ってそして帰ってくるという毎日の日常生活の中に垣間見える摩擦を掘り起こしてユーモアたっぷりに見せてくれる小説といったほうがいいのかもしれない。
物語は主人公が拷問を受けるところから始まるというショッキングな出しである。つかみがすばらしい。ここからぐんぐんと物語の世界に引きずり込まれていってしまう。爪を剥いだり指を切り落としたり残虐な記述もある。あなたにその恐怖感もたっぷり味わせてくれる。いくつかのキーワードを検索しただけでとんでもない目にあうという恐怖感もある。さらには家庭においてはにこやかな顔をしている奥さんがとんでもない世界と通じているのかもしれないという恐怖感。
この本を読み進めばあなたの知らない世界へ伊坂幸太郎が連れて行ってくれるであろう。
しばらく時間を置いて再読したい。
本の作りとしてもかなり分厚くなっている。挿絵があることと、活字がかなり大きいため本の作りとしてはかなりごついものとなっている。挿絵の挿入方法も単調にならないようにいろんな形のものが採用されている。ただ結論から言うと他の方も書かれているが、挿絵がなくてもよかったかもしれない。 50年後の未来のはずだが、挿絵ではガラケーを使っていたりしてSFチック感は少ない。2008年の発刊なので2013年の今のようなスマホは出ていなかったのである。絵があるためにイメージが固定されてしまう欠点がこの点にある。
本の全体の調子は伊坂節とも言うべき、個々人の会話がシニカルである。ちょっと自分を突き放したようなユーモアが何とも言えない。
本の中で扱われているテーマの一つはネット社会の監視問題がある。こう言うとサイバーパンクを扱ったウィリアムギブソンの「ニューロマンサー」を思い出す方もいるかもしれないが、あのニューロマンサーのような強烈なSFチック感はない。むしろ会社に行ってそして帰ってくるという毎日の日常生活の中に垣間見える摩擦を掘り起こしてユーモアたっぷりに見せてくれる小説といったほうがいいのかもしれない。
物語は主人公が拷問を受けるところから始まるというショッキングな出しである。つかみがすばらしい。ここからぐんぐんと物語の世界に引きずり込まれていってしまう。爪を剥いだり指を切り落としたり残虐な記述もある。あなたにその恐怖感もたっぷり味わせてくれる。いくつかのキーワードを検索しただけでとんでもない目にあうという恐怖感もある。さらには家庭においてはにこやかな顔をしている奥さんがとんでもない世界と通じているのかもしれないという恐怖感。
この本を読み進めばあなたの知らない世界へ伊坂幸太郎が連れて行ってくれるであろう。
しばらく時間を置いて再読したい。
2014年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マンガの原作で伊坂さんの作品に興味が湧き購入しました。おもしろいです。
2024年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
綺麗なのが良くて中古を選ばず上の方は折れてるし汚れがついてた。
だったら中古で買えばよかったと思うほど
だったら中古で買えばよかったと思うほど
2008年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実験的な作品です?そしてある意味で現在までの伊坂幸太郎の集大成です。伊坂幸太郎のエッセンスはいたるところに散りばめられてます。しかし微妙なところをつきましたね。好きな人にはたまらないはず。姑息なのに姑息じゃない。そんな感じです。物語は破綻寸前かもしれないし、そうじゃないかもしれない。それでも絶妙のキャラクターに導かれて成立しています?私にはかなりツボでした。そういえば、井坂幸太郎が、こんなストレートな愛を表現するのは珍しいのではないでしょうか?「勇気は彼女が持っている。俺がなくしたりしないように」このセリフだけで私には充分です。ただし、魔王と呼吸を読んでいなければサッパリでしょう。そして伊坂幸太郎を好きでなければ最低の一冊になるでしょう。(伊坂幸太郎が好きでも最低の一冊になる人もいるかも。)
2011年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・一般市民が巨大な力の策謀に巻き込まれる。
・しかし、巨大な力の正体は最後まで明らかにされない。
という点がゴールデンスランバーと共通している。
伊坂氏本人が言うところの「第2期」を象徴する作品である。
最後に謎がすべて解ける的な作品でないため、そういうものを期待する人には不評であろう。
前半ははっきり言って退屈であったが、中盤以降、主人公の周辺にいる人物が次々と事件に巻き込まれていくあたりから
一気に読み進めてしまった。
「監視社会の怖さ」みたいなものがテーマなのだろうが、それを気にしなくても純粋にエンターテイメントとして楽しめる小説だと思う。
・しかし、巨大な力の正体は最後まで明らかにされない。
という点がゴールデンスランバーと共通している。
伊坂氏本人が言うところの「第2期」を象徴する作品である。
最後に謎がすべて解ける的な作品でないため、そういうものを期待する人には不評であろう。
前半ははっきり言って退屈であったが、中盤以降、主人公の周辺にいる人物が次々と事件に巻き込まれていくあたりから
一気に読み進めてしまった。
「監視社会の怖さ」みたいなものがテーマなのだろうが、それを気にしなくても純粋にエンターテイメントとして楽しめる小説だと思う。
2016年1月9日に日本でレビュー済み
私はこの作品を読んで恋人を大切にしようと感じました。人はなんで生きているのかなんてたいそれた理由はなかなか見出せないものです。その中で伊坂さんは目の前の大切な人を大切にするだけでいいじゃないかと極論をあらわしているのかなと感じました。この作品は
現代の情報社会と人間の感情をうまく表現した壮大な恋愛小説かなと思います
現代の情報社会と人間の感情をうまく表現した壮大な恋愛小説かなと思います
2008年12月12日に日本でレビュー済み
勇気はあるか?
浮気を疑う妻に拷問を受ける
システムエンジニアの渡辺拓海
ある日受ける出会い系サイトの
仕事を境に変化する日常
きっかけは誰もが不明な部分に
差し掛かると行う日常的な行為
"検索"―。
前半部は意外と情報技術に
携わる人じゃないと不明な点が多い
魔王の続編ということもあり
安藤潤也や詩織、腹話術なども
登場しますが、テーマは別
魔王が統一されることの恐ろしさを
訴えるならば
モダンタイムスは細分化されること
構成されることの恐ろしさを
訴える作品だと思います
最後に主人公が言う
勇気の在処
すごく微笑ましたかったです
勇気はあるか?
浮気を疑う妻に拷問を受ける
システムエンジニアの渡辺拓海
ある日受ける出会い系サイトの
仕事を境に変化する日常
きっかけは誰もが不明な部分に
差し掛かると行う日常的な行為
"検索"―。
前半部は意外と情報技術に
携わる人じゃないと不明な点が多い
魔王の続編ということもあり
安藤潤也や詩織、腹話術なども
登場しますが、テーマは別
魔王が統一されることの恐ろしさを
訴えるならば
モダンタイムスは細分化されること
構成されることの恐ろしさを
訴える作品だと思います
最後に主人公が言う
勇気の在処
すごく微笑ましたかったです
勇気はあるか?