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ファミリー・シークレット 単行本 – 2010/5/7

3.5 5つ星のうち3.5 14個の評価

柳美里が小説に閉じ込めてきた「過去」と向き合った感動ノンフィクション
「柳美里に虐待疑惑」――臨床心理士・長谷川博一氏とのカウンセリングを受けながら、みずからの過去の闇を照らす作業に入る。
(柳美里のカウンセリングを行う長谷川博一氏は秋田連続児童殺害事件で畠山鈴香の心理鑑定を行うなど、心理療法、犯罪心理<心理学的鑑定>を専門とする臨床心理士。)

<推薦コメント>
肩書きも、洋服も、そして顔の皮膚さえ剥き去って、
血を流し痛みにのたうちまわりながら、家族に、自分に正面から
向き合う―。ここまでしなければ“治癒”に至らないのだとしたら、
精神科医として私がやって来たことはウソなのか。
精神科医をやめたい、とはじめて思った。
香山リカ(精神科医)

柳美里は「親と子」の関係を、もっとも濃密な愛情ともっとも激しい憎しみが
混ざり合う戦場として描いた。一度読み始めれば、読者は目をそらすことが
できない。そして、最後に、これが絶望を希望に変える戦いの記録であるこ
とに気づくのだ。
高橋源一郎(作家)

闇は、すべての家族にある。
この本は、その闇を消し去るための光ではなくて、その闇を見るための光だ。
そしてもしそうであるなら、光が光として在るための闇、という言い方も、
できるのかもしれない。
江國香織(作家)

生きていることの意味を知れば、どう生きてゆくかを見つけるのは容易い。
柳 美里 悲しいくらいに繊細で美しい人。
土屋アンナ(モデル・女優)

――「二つの約束をしていただきたい。
一つは、自分の命を消さないということ。
もう一つは、ほかのひとの命を消さないということ。
約束できますか?」

2008年、柳美里宅に児童相談所の福祉司たちが訪れた。ベストセラー『命』でもその誕生を描かれた柳美里の長男は、いま10歳になる。児童虐待を疑われた柳美里。そして、彼女も実の親から虐待を受けていた。
果たして、これは「再演」なのか。虐待の連鎖を止めることはできないのか。

そして、最後に、彼女の闇を作り上げてきた一人の人物―父と26年ぶりの対決で、すべてが明かされる。

商品の説明

著者について

柳 美里
(ゆう・みり)
1968年生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザーズ」に入団。93年、『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。97年、『家族シネマ』で芥川賞を受賞。99年、『ゴールドラッシュ』で木山捷平文学賞を受賞。2001年、『命』で編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞、これに続く『魂』ほか、『命』四部作は累計百万部を超えるベストセラーとなる。近刊に『オンエア』(講談社)、『山手線内回り』(河出書房新社)ほか。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2010/5/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/5/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 354ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062161990
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062161992
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.7 x 2.6 x 19.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 14個の評価

著者について

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柳 美里
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劇作家・小説家。1968年、茨城県土浦市生まれ。神奈川県横浜市育ち。

高校中退後、ミュージカル劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年に演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で第37回岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を文芸誌「新潮」に発表。1996年、『フルハウス』で第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞を受賞。1999年、『ゴールドラッシュ』で第3回木山捷平文学賞を受賞。2001 年、『命』で第7回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。

2012年3月16日より福島県南相馬市の臨時災害放送局「南相馬ひばりエフエム」にて「柳美里のふたりとひとり」をスタートさせる。番組は2018年3月の閉局まで続き、約600人の地元住民の話を放送する。

2015年4月、福島県南相馬市原町区に転居。2017年7月、同市小高区に転居。

2018年4月、自宅一部を改装し本屋「フルハウス」を開業。9月、青春五月党復活公演vol.1「静物画」、10月、復活公演vol.2「町の形見」を小高にて上演。2019年「ある晴れた日に」を上演。

2020年3月、ブックカフェ「フルハウス」としてリニューアルオープン。

2020年、『Tokyo Ueno Station(JR上野駅公園口)』で全米図書賞(翻訳部門)を受賞。

2022年、第5回バークレー日本賞を受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
14グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「子育て」と「虐待」は、紙一重だなと思います。
この本も、読み手によって虐待と感じるか、
自分の事のように痛いと感じるか、さまざまかな。

柳さんのファン、
アンチ柳さん、
柳美里を知らない人。
独身の男性女性、
子育て中の方、
自身が被虐待児だったり、
親に叩かれたことなどないのに
自分の子どもに手を上げてしまう人。
虐待なんて許せないと言う人も。

それぞれの方たちがどんな風に感じるのかわかりませんが
一度読んでみてはいかがでしょうか。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もともと「児童虐待」に関心があったり、関連書籍もお読みの方には、
特に新しい知見や観点をもたらす作ではないので、特にお薦めしません。

柳美里氏のエッセイ読者で、その息子さんも気になっちゃう方向け。
そこまでターゲット絞ってへんわ!とゆう主張はかえって虚しいぜ。
少なめの本文と、臨床心理士・長谷川博一氏との全6回に亘る
セッション(2009年8月1日〜2010年1月25日)の記録及び、
「虐待母」(本文ママ)への柳氏によるインタヴュー1編です。

ユング派のカウンセラーって本当にいるんだ!という驚きと
(フロイト派、とかシャルコー派とか聞いたほうが驚きは
少なかったかも知れない、ってのはさすがにないか…)、
いま、居る地点から「生きよう」という柳氏の姿勢に乗って
☆4くらいなのかな?と思ったのですが、
セッション終了後に患者(柳氏)の容態があまりに悪化。
無論、長谷川氏の落ち度ではなく、そんな場合もある
セッションの失敗例に見受けられるのが辛い。

最初から普通に心療内科の薬物治療の方が良かった?
処方されている内服薬がライトなのが救いですが、
ジェイゾロフトやソラナックスに幻聴・幻覚の副作用は
ない筈だし(余程体質に合わないのか)、
血糖値?それとも統合失調症?と読者を不安にさせるのは
ちょっとどうなんでしょう。つられて胃が痛くなりました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作を3冊読んで作者親子の事が気になり購入しました。
命・魂・生または前記録を読んでからのほうがわかりやすいと思います。
内容は、親の育った環境が子供にも影響を及ぼすという衝撃的なものです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作と『柳美里不幸全記録』を立て続けに読んだのだが、
柳氏のノンフィクションは、正直、信用出来ない。
若い頃に柳氏の小説や『仮面の国』を読み、
「あぁ、この人は病的に自己愛が強く、そして酷い嘘つきだ。」
という印象から、柳氏の作品に全く興味が湧かなくなってしまった。
ちなみに『命シリーズ』も読んでいなかった。

それから十数年経ち、また柳氏の作品を読んでみようと思ったのは、
皆様も良く知っているであろう柳氏独特の挑発的な発言から始まったブログ炎上。
私の会社でも話題になるほどで…PCで一連の騒ぎは確認したが、
「いい歳こいてまだ、色々騒ぎを起こしているのか…」というそのパワフルさを
久しぶりにどんなものか読んでみるかという好奇心に負け、中古で購入。

感想は、「この美化した自分に酔っている気色の悪い文章の塊は何なのだ?」この一言に尽きる。
臨床心理士・長谷川博一氏には、大変申し訳ないと思うが、
「オイオイ、騙されるなよ。」と、感じてしまった。
この病的な柳氏にはカウンセリングは無駄だ。典型的なボーダーだもの。
とにかく自己愛が強過ぎて、気色が悪い。その理由は文体では無く、
柳氏の人間としての薄っぺらさだ。息子さん・同居人に同情も出来ない。
虐待について、柳氏の意見など語るべきものは無いし、同調も出来ない。
その程度のもので「虐待児」と名乗るなと。読後の怒りはなかなか消えない。
それは生理的な拒否反応である。自分だけがこんな気持ちになるのかと疑問に思い、
会社の書庫にさりげなく置いておいた。10人ほど読んだようなのだが、
残念な事に『在日』の方々の評判を貶めてしまったようだ。柳氏1人のせいで非常に残念だ。
私の地元には、在日の●落が今でもある。殆どの人は、陽気で良い人だ。

やはり、柳氏に問題があるのだ。民族性では無い。どこの国にも病的に嫌われる人は、
いるものだが、作家という職業でここまで読者に嫌われている人はそういない。
もう二度と柳美里の作品は中古でも買わない。そして、誰にもお勧め出来ない。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の母は3年前に旅立ちました。
それでもなお、私は母を許せずにいます。
真面目で一生懸命なひとだったと思います。
かわいそうなひとだった気もします。
親子でさえなければ、距離をもった他人だったら、無二の親友になれたひとかもしれません。

この本を、母と一緒に読みたかったと思います。
叶わない願いですが・・・
一緒に読むことができたなら、読後感を語り合うことができたなら、もしかしたら、何かが少し変わっていたかもしれません。
あの暴力は、あの束縛は、あの言葉は、反対側から見れば何だったのだろう・・・

一生、大切に傍におきたい1冊です。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帯から目に飛び込んでくるのは「子どもなんて、いなければよかった」の衝撃的な告白。
これが少女時代の柳美里が、親から受け続けたメッセージ(直接・間接)であることに、読者は気づけるだろうか。本人自身もそれをまだ自分の意識のもとに置けていない。
深い癒し、和解への道のりは遠い。その一歩を踏み出したと言えるが、この先は彼女の「セルフ」の力を信じたい。
虐待を克服するための「心理臨床」は、甘いものではない。

担当カウンセラーより
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月1日に日本でレビュー済み
評判の本だということで、やや遅まきながら市の図書館で借りようとしたら、蔵書は何十冊もあるのにすべて貸し出し中か予約中。いつ頃に借りられるか係の人に尋ねると「今年は無理。来年ですね」と言われた。
おそるべき人気。
で、書店で購入しました。むろん自腹。しかも最初の2軒は品切れで、3軒目でようやく見つけた次第。
それでもって感想はというと……。
皆がベタ褒めなのに批判的なことを書くと、何か人間的にいけないようで気が引けるが、それでも率直に述べるなら、「あんまり」だった。
はっきり言って「浅い」。週刊誌の見出しと同じで、宣伝広告以上のことが書かれていない(気がした。)
ノリピーや畠山鈴香やビリー・ホリデイの記述なんて関係ないといえば関係ないし、もっと息子さんのことを掘り下げているのかと思ったらそうでもないし、お父さんとの対談がよかったくらい。(一部の会話が意味不明であったが、そこに却ってリアリティーを感じた。)
という具合。
44人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年10月12日に日本でレビュー済み
20歳前後の時にハマっていた、柳美里さんの作品。しかし、『命』以降は、不思議と遠ざかってしまっていた。 しかし、例の“柳美里・ブログ炎上騒動”があり、そしてそれを機に柳さんがカウンセリングを受けたーそう聞いて、久々に手にとった。 重い内容である。…しかも、“虐待された”という訴えではなく、“虐待してしまう”という悩みなのだから、ある意味もっと辛い。 ただ。これを読んで、「私もカウンセリングを受けてみよう」と思う母親が増えたら、それは朗報だろう。母親だって、完璧な人間ではないのだから。 “虐待された側”の告発書は、沢山出版されている。しかし、“子供を愛せない親”の告白はまだ少ない。そういう意味で、この本は、貴重なものと言えるだろう。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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