私は数多くの戦記を読んできたが、本書はある意味で「NO1」である。
この物語はすべて事実に基づいたフィクションである。
どのエピソードも詳細な調査や史料に立脚しつつ、大胆な推理で構成されており、読む者を引き込む力が凄い。
10万人以上が死亡した東京大空襲は日米の共謀?
連合艦隊司令長官の山本五十六は米機による撃墜後、しばらくは生存しており、日本軍の何者かに殺された?
日本とソ連がモンゴルの大草原で死闘を繰り広げたノモンハン事件の本当の理由は、歴史上の大英雄の墓?
こんな話が単なるトンでも本にならず、一定のリアリティを持って繰り広げられています。
あくまでもフィクションなのですが、歴史の見方が変わってきますね。
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THE WAR 異聞 太平洋戦記 単行本 – 2010/12/18
柴田 哲孝
(著)
ダブルポイント 詳細
太平洋戦争は今なお謎に満ちている!
東京大空襲にも真珠湾攻撃にも、史実ならざる“真相”があった! 『下山事件 最後の証言』以来、歴史の裏に隠された真実を追い続けてきた著者が、長年の取材に基づき「あの戦争の闇」を照射する。
驚愕のノンフィクション・ノベル!
この物語はすべて事実に基づいたフィクションである。
10万人以上が死亡したと言われる1945年3月10日の東京大空襲。その前日に日本の連合国軍向け謀略放送・通称「東京ローズ」では、タイトルに煙(Smoke)や炎(Fire)という言葉が入っている曲が繰り返し流された。日本政府や軍の一部は空襲を事前に知っていて、米国爆撃部隊を招き寄せたのか?――<「超空の要塞―異聞 東京大空襲―」>
東京大空襲にも真珠湾攻撃にも、史実ならざる“真相”があった! 『下山事件 最後の証言』以来、歴史の裏に隠された真実を追い続けてきた著者が、長年の取材に基づき「あの戦争の闇」を照射する。
驚愕のノンフィクション・ノベル!
この物語はすべて事実に基づいたフィクションである。
10万人以上が死亡したと言われる1945年3月10日の東京大空襲。その前日に日本の連合国軍向け謀略放送・通称「東京ローズ」では、タイトルに煙(Smoke)や炎(Fire)という言葉が入っている曲が繰り返し流された。日本政府や軍の一部は空襲を事前に知っていて、米国爆撃部隊を招き寄せたのか?――<「超空の要塞―異聞 東京大空襲―」>
- 本の長さ258ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/12/18
- ISBN-104062167220
- ISBN-13978-4062167222
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/12/18)
- 発売日 : 2010/12/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 258ページ
- ISBN-10 : 4062167220
- ISBN-13 : 978-4062167222
- Amazon 売れ筋ランキング: - 856,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 120,264位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月29日に日本でレビュー済み
私より先にレビューをアップされている方の見解が真っ二つに分かれています。
どちらの意見も出てくる、つまり、面白いと思える人とクダラナイとしか思えない人に二分される本です。
そして、前者と後者のどちらかが正解ということのない本でもあります。
ただ、それは、話題作にありがちな賛否両論ということではないのだと、私は思います。
クサヤやある種のチーズをとても好む人と絶対食べない人の違いと一緒だと思います。
では、読む前の方に、買うべきか買わざるべきかの判断材料はあるのか?
あるんです!
1:貴方は、太平洋戦争またその前後の日本史及び軍事史の知識が十分ありますか?
2:貴方は、作者の過去の作品を読んで楽しめましたか?
読んだ経験のない方は、歴史のifや異聞を題材にした作品が好きですか?
この質問'1・2のいずれもにイエスの方には、おススメです。
逆に、質問1・2がいずれもノーな方は、買わないのが賢明です。
(そういう人は、このタイトルの本に手を伸ばさないとは思いますが)
問題は、質問1・2の何れかだけがイエスの方ですね。
1だけがイエスの方は、知識が豊富であればあるほど、本作のアラが見えてくることでしょう。本作の出来を「史実と違う」としか評せない小説を狭くしか楽しめない傾向をお感じの方なら、買わない方がいいでしょう。この時期、本作の代替となる本はいくらでもありますから。
2だけがイエスの方は、買っておけばいいかなぁ?と思います。本作はあくまでフィクションですから、虚実の狭間を堪能する知識がなくても、フィクションとして大満足する方は、史実云々で腐すだけの”書評家”よりは、よほど幸せに本書を楽しめますからね。
あ、私はどうかって?
★4つ付けたこととこのレビューから察してやって下さい。
どちらの意見も出てくる、つまり、面白いと思える人とクダラナイとしか思えない人に二分される本です。
そして、前者と後者のどちらかが正解ということのない本でもあります。
ただ、それは、話題作にありがちな賛否両論ということではないのだと、私は思います。
クサヤやある種のチーズをとても好む人と絶対食べない人の違いと一緒だと思います。
では、読む前の方に、買うべきか買わざるべきかの判断材料はあるのか?
あるんです!
1:貴方は、太平洋戦争またその前後の日本史及び軍事史の知識が十分ありますか?
2:貴方は、作者の過去の作品を読んで楽しめましたか?
読んだ経験のない方は、歴史のifや異聞を題材にした作品が好きですか?
この質問'1・2のいずれもにイエスの方には、おススメです。
逆に、質問1・2がいずれもノーな方は、買わないのが賢明です。
(そういう人は、このタイトルの本に手を伸ばさないとは思いますが)
問題は、質問1・2の何れかだけがイエスの方ですね。
1だけがイエスの方は、知識が豊富であればあるほど、本作のアラが見えてくることでしょう。本作の出来を「史実と違う」としか評せない小説を狭くしか楽しめない傾向をお感じの方なら、買わない方がいいでしょう。この時期、本作の代替となる本はいくらでもありますから。
2だけがイエスの方は、買っておけばいいかなぁ?と思います。本作はあくまでフィクションですから、虚実の狭間を堪能する知識がなくても、フィクションとして大満足する方は、史実云々で腐すだけの”書評家”よりは、よほど幸せに本書を楽しめますからね。
あ、私はどうかって?
★4つ付けたこととこのレビューから察してやって下さい。
2013年1月3日に日本でレビュー済み
本書は、太平洋戦争で起こった5つの「実際の」事件/出来事を、”私”が取材した結果、世間では知られていない「事実」を異聞と言う形式でストーリーにしたものだ。
勿論、作者本人が「フィクションである」と書いている通り、実際の事件/出来事に対してある資料をくっ付けたり、鍵を握る重要人が”私”だけに語ってくれたと言うのを真に受けず、そもそもその資料をくっ付ける事に無理があったり、(恐らくは)実在しない架空の人物を取材したと言う体裁を取っているだけで、普通に作者の宣言どおりフィクションとして読めば楽しめる。
ただ気になる点も有る。
それは、実際に起こった事件/出来事とフィクション部分の濃度の差だ。 −異聞 久米島事件ー に関しては、相当フィクション部分が少ないのでは無いだろうか(他の本やネットでの情報から)。
全く異なる事件/出来事を、同程度のフィクション濃度で構成せよ!と言うのも無理な話しだけど、フィクション部が少ない事件/出来事を入れる事によって、他の異聞も「ひょっとして?」と思わせる事を画策しているのだとしたら、頂けない。
もっとも、この作者や太平洋戦記モノを読む人は、多少は太平洋戦争に関する知識は有ると思うので、結論が「フリーメーソン」や「源義経=チンギス・ハーン説」とした時点で、「あ〜、はいはい(笑)」、または「そうきたか(苦笑)」とフィクションとして受け入れることが出来て楽しめると思う。
それを考えると、フリーメーソンとチンギス・ハーンの配置は絶妙だ。荒唐無稽な結末を前後にする事によって、異聞はあくまで異聞な事を認識させてくれる。
9.11の陰謀などをフィクションとして楽しめる人にはお勧め。ノンフィクション風のフィクションを「騙された!」と感じる人は読まないほうが良い。
勿論、作者本人が「フィクションである」と書いている通り、実際の事件/出来事に対してある資料をくっ付けたり、鍵を握る重要人が”私”だけに語ってくれたと言うのを真に受けず、そもそもその資料をくっ付ける事に無理があったり、(恐らくは)実在しない架空の人物を取材したと言う体裁を取っているだけで、普通に作者の宣言どおりフィクションとして読めば楽しめる。
ただ気になる点も有る。
それは、実際に起こった事件/出来事とフィクション部分の濃度の差だ。 −異聞 久米島事件ー に関しては、相当フィクション部分が少ないのでは無いだろうか(他の本やネットでの情報から)。
全く異なる事件/出来事を、同程度のフィクション濃度で構成せよ!と言うのも無理な話しだけど、フィクション部が少ない事件/出来事を入れる事によって、他の異聞も「ひょっとして?」と思わせる事を画策しているのだとしたら、頂けない。
もっとも、この作者や太平洋戦記モノを読む人は、多少は太平洋戦争に関する知識は有ると思うので、結論が「フリーメーソン」や「源義経=チンギス・ハーン説」とした時点で、「あ〜、はいはい(笑)」、または「そうきたか(苦笑)」とフィクションとして受け入れることが出来て楽しめると思う。
それを考えると、フリーメーソンとチンギス・ハーンの配置は絶妙だ。荒唐無稽な結末を前後にする事によって、異聞はあくまで異聞な事を認識させてくれる。
9.11の陰謀などをフィクションとして楽しめる人にはお勧め。ノンフィクション風のフィクションを「騙された!」と感じる人は読まないほうが良い。
2010年12月26日に日本でレビュー済み
「事実に基づいたフィクション」という断り書きがなんとも胡散臭い。どこからどこまでが事実で、どこからがフィクションなのかが全く明かされていないので、事実を書いているのだという態度をとりながら、どうとでも逃げられるように布石をあらかじめ打ってあるようで、その点では実に卑怯だ。長年の調査に基づく事実なら堂々とルポルタージュとして出せばよい。内容が驚くべきものであるだけに、この「とんでもなさ」が噂話に過ぎなごく些細な事実に基づく創作であるのかもしれないし、よく巷にある「OOの真実」とか「OOの陰謀」とかいう勿体つけて与太話を書いている本と同じレベルの扱いにしておいたほうが良いだろう。東京大空襲がアメリカと日本(海軍?)の共謀とする説は、本書の内容からだけ見ればそう見えるかもしれないが、この程度の文献記録や証言ならとっくの昔に誰かが明らかにしておいてもいいものだ。「二式戦や三式戦よりも零戦の方がはるかに恐ろしかった」というB29クルーの証言からして「??」である。山本五十六の戦死の件でも、彼はフリーメーソンだったという説が出てくるに至っては、「出てきましたよ!フリーメーソン」というわけで、トンでも本の世界では歴史の暗部に必ず顔を出すこの謎の団体の名前が出てきた瞬間に、言っていることが単なる下らない都市伝説となってしまう。ノモンハン事変もチンギス ハーンの墓をめぐる紛争で、その英雄も実は源 義経であったというあたりは腹を抱えて笑ってしまった。週刊誌の書評で褒めていたので、まじめに読んだがいささか馬鹿を見た気分だ。最初からそういう類の本であることを承知して読む分には面白いかもしれない。
2021年6月16日に日本でレビュー済み
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書店で目にした時は帯に大きくフィクションとあり買わなかったが、太田龍氏の「真実あり」との話を聞き購入。東京大空襲・真珠湾攻撃・山本五十六大将の話は真実を示唆、先の大戦の本当の姿が浮かび上がる。成程フィクションと表示するしかないだろう。お陰で多くの謎が解けた。真実を知りたい人、日本を愛し真の再建を望む人にお勧め。従軍した父の世代と多くの犠牲者を思い、改めて怒りが込み上げて来る。