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うなドン 南の楽園にょろり旅 単行本(ソフトカバー) – 2011/2/18

4.2 5つ星のうち4.2 26個の評価

世界的発見をしたのは、こんな「うなぎバカ」たちだった!
東大研究チームのサバイバル・うなぎ採集旅行記
遺伝子解析のために収集した標本は、全種制覇まであと一種類。そこへ、ドイツと台湾の研究チームも標本を集め始めたとの緊急情報。先を越されれば成果はゼロだ。慌てて飛び込んだタヒチで待っていたものは!
「史上初! 卵みつけた」2011年2/2新聞各紙で大々的報道! ――研究員が綴る熱い冒険譚

博士号を取ろうと思ったら、勝つしかないんだよ!
ニホンウナギの産卵場を突き止めた塚本教授率いる東大研究チーム。次のミッションは、「世界中のウナギすべて」を集め、その進化の道筋を解明すること。しかし、これまで地球上に生息するウナギ全18種類の採集に成功した者はいない。少ない予算を極限まで切り詰め、前人未踏の自然科学の頂きをめざす。脳みそを揺さぶるような感動を求めて、いざ自然界の奥地へ!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2011/2/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/2/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 290ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062168014
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062168014
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 26個の評価

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青山 潤
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
4年前に「アフリカにょろり旅」を読んでからというものの、青山先生の本が出版されることをずっと待ち続けていました。
そしてようやく本書が出版されたことを知り、ワクワクしながら思いっきり読みました。
期待を決して裏切らず、笑わせてくれます。
たかがウナギですが、そのたかがウナギを必死のパッチ、悪戦苦闘する様子が、まるでその場に一緒にいているように伝わってきます。
ウナギを研究するということで、本当は日々すごく難しいDNA解析等、最先端技術を駆使した高度なことをされていることと思われますので、その反動というか、めちゃくちゃ泥臭いことを、限られた小額予算を工面しながら、ひとつひとつのプロセスを積み上げていく姿が眼前に浮かび、その姿がすごくおもしろいのです。
いうなれば、ウナギを探し求める姿、それはまるで”ドジョウすくい”のような格好なのです。
そんな格好したおっさん三人、いや、その道では高名な教授とその研究生二人が、ひょっこりひょっこりと首に手ぬぐいを結んで、ひたすらウナギを求めて川底を徘徊するって、実にアッパレなものです。
野趣あふれる情景が広がってきます。
それに加えて、この三人が繰り広げる漫才トリオ、いや、その道では高名な教授とその研究生二人が、ボケとツッコミ、いや、学術的成果を求めて口論しながらも、寒さや空腹、喉の渇きを必死に耐えて、ことがウナギだけあって、ひたすらに前進するところが、やはりアッパレなものです。
笑いのツボをしっかりと押さえてあり、実におもしろい本です。ぜひともおススメします。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「アフリカにょろり旅」に続いて読みました。著者ら3人は「メガストマ」というウナギを採集するため、かなり無謀なこともし、道徳的、法的にどうかなと思われることもあったが、見つけられず。しかし彼らのバイタリティーには感心させられました。
2014年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかくガムシャラ突撃、結果として学問の成果に昇華する。こういう話は大好きです
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
★1をつけたレビュアーの指摘通り、違法な薬物使用、ショッカー使用での採集を行っています。
著者は基本的にいい人なのだろうと思います。すこし頭が回る人なら、口には出しても本に書いたりしませんから。東大でこんな暢気な方がまだいるのかとそれが驚きでした。
基本的にいい人(やや反語ですが)というもう一つの理由は、インドネシアの乱開発(ゴム園やすず鉱山開発など)をみれば、著者の行為を非難し、なぜもっと自然を害さない方法でやらないかということが偽善的と思われるからです。
今回、違法な収集が明るみにでたのはよいことだと思います。また、この著者を攻撃制裁することが本質的な問題の解決とは思いません。隠れてやるだけのことだからです(あるいはin vitroで現地の人にやらせるだけのこと)。むしろ、この著者のように、なにがなんでも博士号と地位を勝ち取られた方が、その地位を利用して、関係した土地の自然破壊を止める方向への貢献を積極的になさることを御願いしたいと思います。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「にょろり旅」シリーズ第2作。メガストマというただ1種類のウナギを追ってのタヒチへの調査旅行を中心に、大学院生になりたての頃に初めてサンプリングをしに赴いたインドネシアへの調査旅行、主席研究員として指揮をとったインド洋への研究航海のそれぞれでの、著者らの悪戦苦闘、そして、常識や時には法に触れる行為にまで突き進んでしまう研究者の暴走ぶりがユーモラスに描かれる。
 インド洋への研究航海では「延べ二十九人の研究者と技術者が、三十三日間にわたって力を合わせた航海……の結果が、体長五センチにも満たないちっぽけなウナギのレプトセファルス五個体である(p.362)」というのだから大変なものである。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウナギのルーツを探る研究について、誰でもわかるように読みやすく書いてありました。そうして誘われた世界は、研究者の「戦い」と言っても過言ではないもので、著者の生き方に感動してしまいました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アフリカにょろり旅と同様にウナギを求めての厳しい旅の描写がとてもおもしろかったです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年10月15日に日本でレビュー済み
 今回はインドネシアやタヒチに新種のウナギ標本を求めての無茶旅。
 前著にひきつづいての濃い面白さはあるのですが、微妙な違和感が一点、残りました。

 手に汗握る冒険旅行譚としての魅力のひとつは、語り手である著者のたくましい性格(ボリビアで二年、海外青年協力隊をつとめた経験あり)。先生から「ティラノ」と呼ばれるほど、肉を食べてスタミナをたくわえ、前向きに目的にくらいついてゆきます。
 その反面、ラマダンでひきこもる現地のひとたちに合わせようとして、誤解から、ほとんど断食状態になってしまうという、せいっぱいの心遣い。このあたりは、まさに、むてっぽうながら気のやさしいトム・ソーヤ少年の精神を感じさせます。
 相棒として登場する後輩、俊青年の性格も巧みに描きだされていて、冒険少年ものとしてわくわく読めます。

 その反面、微妙だったのは、ウナギの捕獲を、というか「科学」を錦の御旗にして、その価値観の中でときに暴走することです。一匹だけ取れた貴重なウナギを、捨ててゆくのが惜しくて、5キロも買い込んだ塩の袋に押し込んで悶死させ、標本を作るくだりは、笑って読み過ごせなかったところです。現地の人に頼みこんで、メガストーマという種類だけがほしいために、大量のウナギをとってきてもらい、いちいち口をあけて確認し(これは笑えるのですが)、「だめだ、マルだ(マルモラータという不要な種類)」と投げすててゆく。
 これらは「マッドサイエンティスト」のエピソードとして読めば、苦笑いとともに納得できなくはありません。でも、そのためには、著者の文章にその自覚が少しあってほしかった気がします。
 自分たちは「ウナギのためには何でもやるバカだ」とは思っていても、生物学、あるいは科学というものの「世界を切り離して対象化し、生物をも対等な生き物ではなく、検体、モノとして見てしまう」そういう冷酷な視線について、すこし何か忸怩たるものをもってほしかった、と思います。これは、わたし自身も生物学科出身なので、自戒をこめつつつ思うことです。

 トム・ソーヤでありつつ、マッドサイエンティストである、ウナギ研究者たち。ふつうのバックパッカーや冒険を求める旅行者とは違う人種だ、とわりきったうえで、彼らのドキュメントは科学探査ものとして面白いです。
 そして、現地のひとたちへの心配り、と同時に、やむを得ない、と切り捨てて、客観的な視点で騙してしまうところもあわせて、サイエンティストらしいと思います。
レトロなSFによく戯画化して描かれた、純粋で世知にうとく、けれど研究に関しては常軌を逸した科学者像を匂わせ……そんなアンビバレントな迫力に圧倒された一冊です。

 

 

 
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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