画期的すぎて評する言葉が見つかりません。
ただひと言、小説の22世紀を感じさせる作品と申しておきましょう。
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クエーサーと13番目の柱 単行本 – 2012/7/5
阿部 和重
(著)
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購入オプションとあわせ買い
元写真週刊誌の記者・タカツキリクオは、雇い主のカキオカサトシの指示のもと、人気アイドルをターゲットとしたパパラッチ行為を生業とするモニタリングチームの一員。ターゲットの呼称は「Q」。ある日、カキオカは追跡のターゲットをそれまでのアイドル・ユイから新興のアイドルグループ・ED(エクストラ・ディメンションズ)のミカに突如変更する。それに伴いチームも再編されることになるが、ミカを追跡するにつれ、新たに加わったメンバー、謎の新人のニナイケントという男が不穏な動きを見せ始める……。
雇い主の真意は? 「Q」の意味とは? そしてニナイの本当の目的とは? 『ピストルズ』から2年、手に汗握るノンストップエンタメ長篇。
雇い主の真意は? 「Q」の意味とは? そしてニナイの本当の目的とは? 『ピストルズ』から2年、手に汗握るノンストップエンタメ長篇。
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/7/5
- ISBN-104062177692
- ISBN-13978-4062177696
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/7/5)
- 発売日 : 2012/7/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4062177692
- ISBN-13 : 978-4062177696
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,442,515位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33,919位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年生まれ。小説家。
「アメリカの夜」で第37回群像新人文学賞を受賞しデビュー。1999年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞および第58回毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞をそれぞれ受賞した。
その他の著書に『インディヴィジュアル・プロジェクション』『ニッポニアニッポン』『プラスティック・ソウル』『映画覚書vol.1』『阿部和重対談集』『ABC 阿部和重初期短編集』『ピストルズ』など。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンから届いたとき、本が薄いなあ、と思った。
内容半分を過ぎても伏線は回収されずにページ数がなくなっていく。
そう、終盤にかけて失速してしまっているのだ。
いつもの安部ワールドでトントン読めるけど、どうして終盤が…。
これではタイトルも装丁も看板倒れと言われてもしかたない。
内容半分を過ぎても伏線は回収されずにページ数がなくなっていく。
そう、終盤にかけて失速してしまっているのだ。
いつもの安部ワールドでトントン読めるけど、どうして終盤が…。
これではタイトルも装丁も看板倒れと言われてもしかたない。
2012年7月16日に日本でレビュー済み
現代の社会の仕組みと成り立ちを表現している作品。 アイドルとそのファンの距離感の考察は見事としかいいようがない。 「思考は現実化する」のは多様な選択肢の中から自らで決断、行動するプロセスを通過することが前提である。 そして、それが超高度情報社会で欠落したものである。 残念なのはその社会(スマホ、2ちゃんねる)は構想、執筆している間にも変化していることである。 ホログラムの件は反対に強く映画・映像を意識したもの。 阿部ちゃん流石です。
2013年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
阿部和重、初めて読みました。
正直いって、どう捉えたらいいのかわかりません。
何も知らずにこの小説を(文庫版になったとして)駅ナカの書店で買ったとしたら、けっこう退屈しのぎにはなるでしょう。
冒頭のダイアナ妃の事故死の状況は別として、その後に続く物語の始まりは、緊迫した場面のはずなのに、読みにくく退屈して、あくびが出かけます。こういうところ、通俗作家ならもっとうまく書くはずなのに、と思いつつ我慢して読み進みます。
しかし、「引き寄せの法則」を信じるニナイケントなるおかしな人物が出てきたあとは、「スピード感あるサスペンスの連続」というクリシェで表現するのがふさわしいような展開で、いっきに最後まで読めます。
最後まで読めるけど、そこに何が残ったんだろう。サスペンス小説、エンタテインメントにすぎないのなら、「そこそこ面白かった」という読後感だけのはずですが、何か別な少し重たいものがあるような気がします。それは消化不良の感覚に近い。
この小説は明らかにJ・G・バラードの『クラッシュ』を下敷きにしたものですね(作中でも言及されます)。ダイアナ妃の事故死を予言したとして一時復活して話題になったものですが、日本で翻訳が出たのはもう40年も前のこと。1960年代にSF界「ニュー・ウェーヴ」の旗手だったバラードもすでに故人。
いまさら何でこれを持ち出したんだろう。オマージュのつもり?
この小説は明らかにSF的作品でもあります(SFファンがタイトルだけ見て買ってしまい、読んでしまったとしても必ずしも誤解だったとは思わないでしょう。「クエーサー」は光り輝いているけど絶対的に遠いアイドルの象徴なんですが、「引き寄せの法則」や、どうやら超能力にめざめていくらしい主人公などは、SFではよくあるものですから。)。
しかし、SFとしたら伊藤計劃『虐殺器官』の方がエンタテインメントとしても、それを超越するものとしても、はるかに上出来。
伊藤計劃がとっても「新しい」感じがするのに対して、この小説の方は、ネット社会ならではの情報機器を駆使するパパラッチの行動を描いて、現代らしさを出しているつもりらしいのに、何か「古くさい」感じがしてしまいます。もちろん、昔のバラードにも鮮烈な「新しさ」がありました。
新しいはずの道具立てにつきまとう「古くささ」、エンタテインメントなのか、それにしては…という不可解な感覚――
やはり『シンセミア』を読まないことには、この消化不良、あるいは隔靴掻痒の感覚は消えないでしょうね。
正直いって、どう捉えたらいいのかわかりません。
何も知らずにこの小説を(文庫版になったとして)駅ナカの書店で買ったとしたら、けっこう退屈しのぎにはなるでしょう。
冒頭のダイアナ妃の事故死の状況は別として、その後に続く物語の始まりは、緊迫した場面のはずなのに、読みにくく退屈して、あくびが出かけます。こういうところ、通俗作家ならもっとうまく書くはずなのに、と思いつつ我慢して読み進みます。
しかし、「引き寄せの法則」を信じるニナイケントなるおかしな人物が出てきたあとは、「スピード感あるサスペンスの連続」というクリシェで表現するのがふさわしいような展開で、いっきに最後まで読めます。
最後まで読めるけど、そこに何が残ったんだろう。サスペンス小説、エンタテインメントにすぎないのなら、「そこそこ面白かった」という読後感だけのはずですが、何か別な少し重たいものがあるような気がします。それは消化不良の感覚に近い。
この小説は明らかにJ・G・バラードの『クラッシュ』を下敷きにしたものですね(作中でも言及されます)。ダイアナ妃の事故死を予言したとして一時復活して話題になったものですが、日本で翻訳が出たのはもう40年も前のこと。1960年代にSF界「ニュー・ウェーヴ」の旗手だったバラードもすでに故人。
いまさら何でこれを持ち出したんだろう。オマージュのつもり?
この小説は明らかにSF的作品でもあります(SFファンがタイトルだけ見て買ってしまい、読んでしまったとしても必ずしも誤解だったとは思わないでしょう。「クエーサー」は光り輝いているけど絶対的に遠いアイドルの象徴なんですが、「引き寄せの法則」や、どうやら超能力にめざめていくらしい主人公などは、SFではよくあるものですから。)。
しかし、SFとしたら伊藤計劃『虐殺器官』の方がエンタテインメントとしても、それを超越するものとしても、はるかに上出来。
伊藤計劃がとっても「新しい」感じがするのに対して、この小説の方は、ネット社会ならではの情報機器を駆使するパパラッチの行動を描いて、現代らしさを出しているつもりらしいのに、何か「古くさい」感じがしてしまいます。もちろん、昔のバラードにも鮮烈な「新しさ」がありました。
新しいはずの道具立てにつきまとう「古くささ」、エンタテインメントなのか、それにしては…という不可解な感覚――
やはり『シンセミア』を読まないことには、この消化不良、あるいは隔靴掻痒の感覚は消えないでしょうね。
2015年9月1日に日本でレビュー済み
昨日の時点で冒頭をパラパラと読んでみたら、ダイアナ元妃の死が1997年8月31日
の出来事と書いてあったので、何となく暗合めいたものを感じて読んでみることにした。
リアルの人間が一人しかいない三人組のアイドルユニットとか、その追っかけ同士が
ネット上で繰り広げるバトルがいつしかリアルに波及する展開とか、同時代の風俗を
切り取った作品としてそれなりによく書けているようでもあるが、やや特殊過ぎる世界
の話であるせいか、正直どうでもいい話のように感じられる瞬間がなくはなかった。
また、「引き寄せの法則」を小説上の重要な設定として使うのは、ちょっとどうかという
気もする。別にオカルトだからということではなく、「引き寄せの法則」を自在に使えると
称する人間などを登場させてしまうと、作品世界が「何でもあり」になってしまい、よほど
うまく制限となる設定を作らない限り、どこか荒唐無稽な話に見えてしまうのを避け難い
と思うからだ(ラストで主人公は「Q」の救出に成功するが、なぜここでは「引き寄せ」が
成功しなかったのか)。阿部和重としては、失敗作に近い出来と言うべきだろう。
の出来事と書いてあったので、何となく暗合めいたものを感じて読んでみることにした。
リアルの人間が一人しかいない三人組のアイドルユニットとか、その追っかけ同士が
ネット上で繰り広げるバトルがいつしかリアルに波及する展開とか、同時代の風俗を
切り取った作品としてそれなりによく書けているようでもあるが、やや特殊過ぎる世界
の話であるせいか、正直どうでもいい話のように感じられる瞬間がなくはなかった。
また、「引き寄せの法則」を小説上の重要な設定として使うのは、ちょっとどうかという
気もする。別にオカルトだからということではなく、「引き寄せの法則」を自在に使えると
称する人間などを登場させてしまうと、作品世界が「何でもあり」になってしまい、よほど
うまく制限となる設定を作らない限り、どこか荒唐無稽な話に見えてしまうのを避け難い
と思うからだ(ラストで主人公は「Q」の救出に成功するが、なぜここでは「引き寄せ」が
成功しなかったのか)。阿部和重としては、失敗作に近い出来と言うべきだろう。
2012年9月26日に日本でレビュー済み
正直言って読後の意味不明感で今の出版界ってこんなもの?と思ってしまう。
なんでアイドルを必要に追っかけるのか、それに従事している人間は金さえ
貰えばこんなくだらない仕事(ストーカー)をチーム組んで生業にしている
のに疑問を持たないの?英国王室のダイアナさんを引き出してるけど、それも意味不明。
なんでこの作品が話題になっているのかわからない。対象とする購読者層も
どこを狙っているか不明。まあ暇つぶしでも読むのにはお奨めしない。
なんでアイドルを必要に追っかけるのか、それに従事している人間は金さえ
貰えばこんなくだらない仕事(ストーカー)をチーム組んで生業にしている
のに疑問を持たないの?英国王室のダイアナさんを引き出してるけど、それも意味不明。
なんでこの作品が話題になっているのかわからない。対象とする購読者層も
どこを狙っているか不明。まあ暇つぶしでも読むのにはお奨めしない。
2019年7月8日に日本でレビュー済み
こんな作品しか書けなくなったのなら、阿部和重の看板は下ろすべき。つまらない。読後の感想は、この一点に尽きる。ごちゃごちゃとくだらん戯言を塗りたくった解説は要りません。ここ数年の宮本輝、最近合作とやらまでして話題作りに懸命な仙台の作家などと同様、早くも才能が枯渇したようです。音楽アーティストや作家、芸人など、現代の表現者に共通の問題として、あまりに早く才能を出し切ってしまい、その後は惰性で駄作ばかり連発するようになってしまう傾向にあるようです。阿部和重は寡作なだけに、そうならず新たな地平を切り開いてくれる作家と期待してました。また一人、好きな作家が減ってしまい、残念です。
2016年3月16日に日本でレビュー済み
スピード感ある描写に高いリアリティ。しかし単調な展開と変化球のないストーリーは残念。