あまりの面白さに、金曜日の夜、あっという間に読みました。延こと美賀子に感情移入し過ぎて、ラストのいたわしさには涙がでました。岩倉具視、坂本龍馬、大奥や公家、鳥羽伏見の戦い、大政奉還、会津藩、新撰組、榎本武揚。林真理子の手にかかると、幕末と明治維新が生き生きと目の前に描出されます。公家の御姫様として育った延が、最後の徳川将軍の正室となり、御台所となり、悲劇か幸せなのか分からないラストを迎える。美賀子に感情移入してる私は、徳川慶喜に何とも言えない気持ちになりましたが、これも時代のめぐり合わせなのでしょう。あのまま、京都の町にいるよりも面白いものを沢山見せてもらったから
良いのだ、という達観した、諦念のような美賀子の独白に胸をつかれました。
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正妻 慶喜と美賀子(下) 単行本 – 2013/8/3
林 真理子
(著)
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歴史の渦と夫婦の深淵。林真理子の新たな代表作!
わたくしは妻でございます。妻なら真実を聞かねばなりませぬ――。
鳥羽伏見の敗戦で江戸へ「逃げ帰った」と伝えられる最後の将軍、徳川慶喜。若い頃から英邁と讃えられた男は、しかし、本当にただの卑怯者なのか。
公家の姫として京から江戸へ嫁いだ美賀子の人生を通して、妻だけが知り得た歴史の真相を描き、幕末史に新しい光をあてる傑作長編、完結!
※初出
2011年12月13日より2012年12月9日まで下記の新聞に連載されたものに加筆・修正いたしました。
(釧路新聞、函館新聞、室蘭民報、東奥日報、新潟日報、茨城新聞、信濃毎日新聞、千葉日報、静岡新聞、山梨日日新聞、島根日日新聞、山陽新聞、中國新聞、佐賀新聞)
わたくしは妻でございます。妻なら真実を聞かねばなりませぬ――。
鳥羽伏見の敗戦で江戸へ「逃げ帰った」と伝えられる最後の将軍、徳川慶喜。若い頃から英邁と讃えられた男は、しかし、本当にただの卑怯者なのか。
公家の姫として京から江戸へ嫁いだ美賀子の人生を通して、妻だけが知り得た歴史の真相を描き、幕末史に新しい光をあてる傑作長編、完結!
※初出
2011年12月13日より2012年12月9日まで下記の新聞に連載されたものに加筆・修正いたしました。
(釧路新聞、函館新聞、室蘭民報、東奥日報、新潟日報、茨城新聞、信濃毎日新聞、千葉日報、静岡新聞、山梨日日新聞、島根日日新聞、山陽新聞、中國新聞、佐賀新聞)
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2013/8/3
- ISBN-104062185253
- ISBN-13978-4062185257
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商品の説明
著者について
林 真理子
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。1982年エッセイ集『ルンルンを勝っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。1986年「最終便に間に合えば/京都まで」で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞。エッセイも数多く、2013年には初の新書『野心のすすめ』がベストセラーに。吉川英治文学賞、柴田錬三郎賞、直木賞、山田風太郎賞、講談社エッセイ賞など選考委員も多数務める。
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。1982年エッセイ集『ルンルンを勝っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。1986年「最終便に間に合えば/京都まで」で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞。エッセイも数多く、2013年には初の新書『野心のすすめ』がベストセラーに。吉川英治文学賞、柴田錬三郎賞、直木賞、山田風太郎賞、講談社エッセイ賞など選考委員も多数務める。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2013/8/3)
- 発売日 : 2013/8/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 274ページ
- ISBN-10 : 4062185253
- ISBN-13 : 978-4062185257
- Amazon 売れ筋ランキング: - 862,072位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろ う」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「み んなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 本朝金瓶梅―お伊勢篇 (ISBN-13: 978-4167476359 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上下と一気に読みました。面白くて面白くて、毎日続きを読むのが楽しみでした。
さすが真理子さん、と言った感じ。昔は歴史ものなんて男性が読むものと思っていて、全く興味がなかったのですが、真理子さんの歴史ものを読むうちに、だんだん歴史に興味が持てるようになってきました。
女性の目線から書かれている、ということが女性にとって一番読みやすいポイントだと思います。
特に今回は、京都が舞台であり、京都人の私にとって非常になじみのある地名も多く、ああここでは昔こういうことがあったんだ・・と思って読むのは感慨深いものがありました。
上に比べると下は少しスピードダウンした感が否めませんが、それでも☆4はつけたいと思います。京ことばに関しては、やはり少しおかしなところはありますが、作者のがんばりは評価できます。
それにしても、幕末の文明発展のスピードというのはすごいものですね。上では最初、籠に乗って京から江戸へ移動するのに、下の最後では、列車で移動する時代になっています。こんな激動の時代を生きた慶喜と美賀子。幕末をもっともっとこれから知りたいと思った一冊でした。
さすが真理子さん、と言った感じ。昔は歴史ものなんて男性が読むものと思っていて、全く興味がなかったのですが、真理子さんの歴史ものを読むうちに、だんだん歴史に興味が持てるようになってきました。
女性の目線から書かれている、ということが女性にとって一番読みやすいポイントだと思います。
特に今回は、京都が舞台であり、京都人の私にとって非常になじみのある地名も多く、ああここでは昔こういうことがあったんだ・・と思って読むのは感慨深いものがありました。
上に比べると下は少しスピードダウンした感が否めませんが、それでも☆4はつけたいと思います。京ことばに関しては、やはり少しおかしなところはありますが、作者のがんばりは評価できます。
それにしても、幕末の文明発展のスピードというのはすごいものですね。上では最初、籠に乗って京から江戸へ移動するのに、下の最後では、列車で移動する時代になっています。こんな激動の時代を生きた慶喜と美賀子。幕末をもっともっとこれから知りたいと思った一冊でした。
2021年5月21日に日本でレビュー済み
正妻と町人の妾を通して、徳川慶喜の姿を浮き彫りにする筆の流れは、
とても斬新で、一気に読めました。
複雑な幕末の動きをちゃんと検証した上で、わかりやすく書かれているのはさすが。
日本ではなぜか武家中心の歴史になってしまいますが、
江戸時代を通じて侮れない存在だった公家、大奥に重心を置いた視点など、斬新でした。
ただ気になったのは、
まず「一条家(摂家)とはるかに家格が低い今出川家(清華)」という表現。
江戸時代に摂家の存在は隔絶していましたが、清華も
皇后も出せるほどの摂家に次ぐ名門の家格、「はるかに低い」ことはないのでは?と思いました。
あと主人公の言葉づがい。「~だったのだ」「そうだ」など。
当時の公家の姫君が「~だ」言葉を使っていたことに違和感を覚えました。
とても斬新で、一気に読めました。
複雑な幕末の動きをちゃんと検証した上で、わかりやすく書かれているのはさすが。
日本ではなぜか武家中心の歴史になってしまいますが、
江戸時代を通じて侮れない存在だった公家、大奥に重心を置いた視点など、斬新でした。
ただ気になったのは、
まず「一条家(摂家)とはるかに家格が低い今出川家(清華)」という表現。
江戸時代に摂家の存在は隔絶していましたが、清華も
皇后も出せるほどの摂家に次ぐ名門の家格、「はるかに低い」ことはないのでは?と思いました。
あと主人公の言葉づがい。「~だったのだ」「そうだ」など。
当時の公家の姫君が「~だ」言葉を使っていたことに違和感を覚えました。
2021年8月31日に日本でレビュー済み
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慶喜自身の視点での語りは一切ないながらも、正妻と妾という2人の女性の視点での語りにより、読み進めるにつれ慶喜の人物像に対するイマジネーションを膨らませることができた。弁が立ちおそらく頭の回転も早く、興味を持ったものにはとことん没頭する。ただ人の気持ちを察っする能力欠ける部分があり、また枠に囚われない発想の持ち主であったために"変わり者""身勝手"と捉えられていた慶喜。将軍という立場もこうした彼の性格を助長したのではないかと思うが、天才肌、共感性の欠如、彼の芯を貫いて動かない自己愛。ADHDを疑う夫とぴたりと重なった。
その慶喜に対して一種の諦めを持ちながらも大きな母性で愛情を持ち続けた美賀子。その妻に最後、戦から逃げ帰った理由を話すシーンでまた彼の印象がやや変わり、またその語られた理由に感慨深さを感じた。林真理子さんの時代小説は初めてだったが、是非他にも読んでみたいと思った。
その慶喜に対して一種の諦めを持ちながらも大きな母性で愛情を持ち続けた美賀子。その妻に最後、戦から逃げ帰った理由を話すシーンでまた彼の印象がやや変わり、またその語られた理由に感慨深さを感じた。林真理子さんの時代小説は初めてだったが、是非他にも読んでみたいと思った。
2018年2月4日に日本でレビュー済み
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著者の良さがあまり!感じ取れなかった。歴史に埋もれた女性の立場から時代の変わり目を感じたかった。
2020年1月6日に日本でレビュー済み
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慶喜の影になる人物の生涯を知る事が出来ました。面白かったです。
2013年10月21日に日本でレビュー済み
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徳川慶喜って最低な男と思っていましたが、結構考えていたんだなとちょっと見直しました