筒井氏の本は時をかける少女と1~2冊程度しか読んだことがなかったのですが、本当に実験的で、常にチャレンジングな表現を探していたのだなぁと驚かされました。
他の小説の書き方の本とはやはり違い、教科書的な構成でなく、自他の小説の優れた点、良くない点を挙げており、副読本として最適だと思います。
特に作品の「凄み」の話、「だれ場」の入れ方と良いだれ場、反復がためになりました。
上質な小説の例を用いて書かれていて、モチベーションが上がりました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥1,880¥1,880 税込
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon 販売者: 青空BOOKS
新品:
¥1,880¥1,880 税込
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon
販売者: 青空BOOKS
中古品: ¥241
中古品:
¥241

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
創作の極意と掟 単行本 – 2014/2/26
筒井 康隆
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,880","priceAmount":1880.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,880","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"VSeSZ8eyYVAmne5aJUwKuv23XG4J6j09NgtWVis1IRKvtBhgEjf30od6g6MrwusjnJDsDCYwptyj%2BEUpPC4NAPiQ856BiQZaJSWXLvkl5mJq5i%2BUZXXcmvT7aq7kx6xR3%2BOHHQw4JU%2FaVV2kWbCIWb5uqXr0pEGoDOT3W%2Fv%2Fx%2FNYD1uadKokBp2dQ%2FApGgdi","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥241","priceAmount":241.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"241","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"VSeSZ8eyYVAmne5aJUwKuv23XG4J6j0985EBoFgN8Z5xhOsyVcSs4koeOIf55228aWwtecnWLue1Tcko%2BqaD75QAnQXZvhkYncZVDcMGsARgrPTf7JCwDftp%2Fgt66xg%2BfkuQCyhyFy1PBjt35MKMcN7tGCp4fI1vaEYtZz9X4BEGrC8ATTymIw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
これは作家としての遺言である――。創作歴60年の筒井康隆が満を持して執筆した、『文学部唯野教授』実践篇とも言うべき一冊。
作家の書くものに必ず生じる「凄味」とは? 「色気」の漂う作品、人物、文章とは? 作家が恐れてはならない「揺蕩」とは?
「小説」という形式の中で、読者の想像力を遥かに超える数々の手法と技術を試してきた筒井康隆だからこそ書ける、21世紀の“文章読本”。豊富な引用を元に、小説の書き方・読み方を直伝する贅沢な指南書です。
小説界の巨人・筒井康隆が初めて明かす、目から鱗の全く新しい小説作法!
作家の書くものに必ず生じる「凄味」とは? 「色気」の漂う作品、人物、文章とは? 作家が恐れてはならない「揺蕩」とは?
「小説」という形式の中で、読者の想像力を遥かに超える数々の手法と技術を試してきた筒井康隆だからこそ書ける、21世紀の“文章読本”。豊富な引用を元に、小説の書き方・読み方を直伝する贅沢な指南書です。
小説界の巨人・筒井康隆が初めて明かす、目から鱗の全く新しい小説作法!
- 本の長さ330ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2014/2/26
- ISBN-10406218804X
- ISBN-13978-4062188043
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 創作の極意と掟
¥1,880¥1,880
最短で4月5日 金曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
¥858¥858
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
筒井 康隆
筒井康隆(つつい・やすたか)
1934年大阪市生まれ。同志社大学文学部卒業。展示装飾を専門とする会社を経て、デザインスタジオを設立。60年にSF同人誌「NULL(ヌル)」を発刊し、江戸川乱歩に認められて創作活動に入る。
81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。97年にフランス・パゾリーニ賞、2010年に菊池寛賞を受賞。97年にフランス・芸術文化勲章シュバリエ章、2002年に紫綬褒章を受章。
主な作品に『アフリカの爆弾』『時をかける少女』『家族八景』『大いなる助走』『虚航船団』『残像に口紅を』『文学部唯野教授』『聖痕』などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2014/2/26)
- 発売日 : 2014/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 330ページ
- ISBN-10 : 406218804X
- ISBN-13 : 978-4062188043
- Amazon 売れ筋ランキング: - 419,886位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、
著作での描写・表現をいくつか紹介している。
囲炉裏端で聞く昔話のような繰り言、エッセイ、著者の遺言、
といった雑談・講釈スタイルの語り口の内容となっている。
訳者あとがきにもあるが、そこには話し手の、
・血肉、暗黙知
・事実の切り口、知識の選択
といった明示的知識、多様的博識など考察対象となる内容が溢れている。
幾分か滋養を得て、複数の疑問が頭をよぎる。
・知識の焦点と距離、暗黙知である教養の蓄積
・著者の頭の中はどうなっている
・諧謔、滑稽、品格とは
・逸脱、「反復の中での」の根源とは
「物書きという豊穣な構造」と、読み手との解釈の関係、
描写などに疑問を投げながら、文体を味わう中で自問自答、
そして、表現するという暗黙知のプロセスを本書は扱っている。
------------------------------------------------------------------------------------
【描写1】
・死、迫力
→不条理、無気力感、凄愴、不完全さ、底知れなさ、間接的な凄み
→恥、嫉妬、情緒纏綿
【描写2】
・生存
→アイロニー、ダニングクルーガー
・不完全性定理(確率解釈)
・妄想の構造、根源は
→おぞましい、いかがわしい、忌々しい、猥想、高尚な人間であるはずだ、正当化
→受容
→根底は何か、追求
【描写3】
・文体(国民の言葉)
・序破急
→自動的思考の馬鹿らしさ、普遍的な価値観の退屈さ
・カタルシス、劇化描写
→形式的、脱形式
→細部の描写と省略、遅延
------------------------------------------------------------------------------------
著作での描写・表現をいくつか紹介している。
囲炉裏端で聞く昔話のような繰り言、エッセイ、著者の遺言、
といった雑談・講釈スタイルの語り口の内容となっている。
訳者あとがきにもあるが、そこには話し手の、
・血肉、暗黙知
・事実の切り口、知識の選択
といった明示的知識、多様的博識など考察対象となる内容が溢れている。
幾分か滋養を得て、複数の疑問が頭をよぎる。
・知識の焦点と距離、暗黙知である教養の蓄積
・著者の頭の中はどうなっている
・諧謔、滑稽、品格とは
・逸脱、「反復の中での」の根源とは
「物書きという豊穣な構造」と、読み手との解釈の関係、
描写などに疑問を投げながら、文体を味わう中で自問自答、
そして、表現するという暗黙知のプロセスを本書は扱っている。
------------------------------------------------------------------------------------
【描写1】
・死、迫力
→不条理、無気力感、凄愴、不完全さ、底知れなさ、間接的な凄み
→恥、嫉妬、情緒纏綿
【描写2】
・生存
→アイロニー、ダニングクルーガー
・不完全性定理(確率解釈)
・妄想の構造、根源は
→おぞましい、いかがわしい、忌々しい、猥想、高尚な人間であるはずだ、正当化
→受容
→根底は何か、追求
【描写3】
・文体(国民の言葉)
・序破急
→自動的思考の馬鹿らしさ、普遍的な価値観の退屈さ
・カタルシス、劇化描写
→形式的、脱形式
→細部の描写と省略、遅延
------------------------------------------------------------------------------------
2018年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書について著者は序言で「作家としての遺言であ」り、「対象とするのはプロになろうとしている人、そしてプロの作家すべて」としているが、書き手だけでなく読み手にとっても大変興味深いものとなっている。
著者は書き手と読み手がいて小説というものが成り立つと(たぶん)考えていて、本書で述べられている事柄はすべて、書き手はいかにして読み手を惹きつけ面白く読ませるか、である。
それは一方で、読み手はいかにして小説の面白さを味わうか、物語に対峙していくかということにもなる。
わからないけれど面白いと感じる小説に巡り合うことがあるけれど、わからないのになぜ面白いのかということが本書を読むと(なんとなくではあるが)わかる。
本書自体もエッセイであったり評論であったりつぶやきであったり、時に自慢であったり、わかりやすくもあり読めない漢字もあり、さまざまな技を駆使して読み手に著者の“遺言”を伝えようとしている。
たぶん読み手もそれをしっかり受け止めようと引き込まれ立ち止まりして読むことだろう。
小説についての筒井さんの文章を読むといつも、小説への、読者への、書き手の誠実さを感じてしまう。
小学生の頃、筒井さんの『SF教室』を読んでSFを読むようになったが、それはその誠実さ故と思っている。
今回もその時と同じような気分になり、いろんな小説を読んでいこうと素直に感じ入った。
著者は書き手と読み手がいて小説というものが成り立つと(たぶん)考えていて、本書で述べられている事柄はすべて、書き手はいかにして読み手を惹きつけ面白く読ませるか、である。
それは一方で、読み手はいかにして小説の面白さを味わうか、物語に対峙していくかということにもなる。
わからないけれど面白いと感じる小説に巡り合うことがあるけれど、わからないのになぜ面白いのかということが本書を読むと(なんとなくではあるが)わかる。
本書自体もエッセイであったり評論であったりつぶやきであったり、時に自慢であったり、わかりやすくもあり読めない漢字もあり、さまざまな技を駆使して読み手に著者の“遺言”を伝えようとしている。
たぶん読み手もそれをしっかり受け止めようと引き込まれ立ち止まりして読むことだろう。
小説についての筒井さんの文章を読むといつも、小説への、読者への、書き手の誠実さを感じてしまう。
小学生の頃、筒井さんの『SF教室』を読んでSFを読むようになったが、それはその誠実さ故と思っている。
今回もその時と同じような気分になり、いろんな小説を読んでいこうと素直に感じ入った。
2018年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ほとんど期待しないまま他の本購入との流れでつい注文してしまったコレ! ところがこれが秀逸! ほかの文章読本などとはふた味もちがう。ヤスタカ独自の切り口がとてもオモロシイ! あっという間に読み切ってしまう、近年にない快書。
2021年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説執筆のハウツー、という軽々しい言葉で紹介できない、知の集積だらけのエッセイです。
こんなに公開されていいのかな、と惜しげもなく筒井先生の創作の根幹を、テーマごとに紹介してくれます。
小説における「視点」や「文体」は勿論のこと、「回想」では繰り返しの持つ効果、「諧謔」では何がユーモアで何がNGなのか具体的に説明しています。
読書がより面白くなることばかりです。
その例として、国内・海外問わず名作から(ヘミングウェイが多数引用)、ラノベ(ハルヒの紹介をされています)現代小説まで紹介されているので、読書紀行にもなっています。
もちろん、筒井先生著作からも。
大上段に語られることのない、読者に寄り添った一冊です。作家志望の方も、そうでない方もぜひ。
こんなに公開されていいのかな、と惜しげもなく筒井先生の創作の根幹を、テーマごとに紹介してくれます。
小説における「視点」や「文体」は勿論のこと、「回想」では繰り返しの持つ効果、「諧謔」では何がユーモアで何がNGなのか具体的に説明しています。
読書がより面白くなることばかりです。
その例として、国内・海外問わず名作から(ヘミングウェイが多数引用)、ラノベ(ハルヒの紹介をされています)現代小説まで紹介されているので、読書紀行にもなっています。
もちろん、筒井先生著作からも。
大上段に語られることのない、読者に寄り添った一冊です。作家志望の方も、そうでない方もぜひ。
2017年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文学への愛を感じる素晴らしい1冊です。
間違いなく今後の自分の人生に影響を与えられた1冊になりました。
間違いなく今後の自分の人生に影響を与えられた1冊になりました。
2020年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本エッセーは、筒井康隆大先生が謙虚に下手に出て創作極意を教えてくれるんですけどね、だんだん腹が立ってくるんですよ。「手前ェ何様のつもりだ」「ハッ!? あなたは筒井康隆大先生!」という展開が数回繰り返されており、癖になります。内容は評論等に非常に役立つものです。