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「生命力」の行方――変わりゆく世界と分人主義 単行本(ソフトカバー) – 2014/9/23
今、何が起こっているのか? 私たちはこれからどこへ向かうのか?
複雑化する現代社会で「生きづらさ」を抱える人々に、新しい人間観「分人主義」を提示して大きな反響を集めた作家・平野啓一郎。本書は著者が、同時代の政治経済社会から文学・アート・エンタテインメントまで、多様な現実の事象と向き合って生まれた思考の軌跡としての評論・エッセイ、および各ジャンルの第一人者との対話をあわせて収録する、7年ぶりのエッセイ&対談集です。いわば平野自身による「分人主義」実践篇として、様々な場面で、様々な視点で、様々な智者と共に「今」を考え、未来へのヒントを提供する、待望の一冊。
【エッセイ】=アバター、AKB、キャプテン翼、「英霊」、震災、監視社会、グローバリズム、格差、携帯メール、電子書籍、スノーデン情報、パリのラーメン、熟年離婚、ジャレド・ダイアモンド、マイケル・ジャクソン、ファスト・ファッション、ゴミ御殿、森村泰昌、森山大道、深澤直人、横尾忠則、三島由紀夫、田中慎弥…ほか
【対談者】=大澤真幸(社会学者)、亀山郁夫(ロシア文学者)、高橋源一郎(作家)、田中裕介(英文学者)、中島岳志(政治学者)、古井由吉(作家)、三浦雅士(文芸評論家)、森達也(作家・映画監督)
- 本の長さ402ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2014/9/23
- 寸法13.2 x 2.3 x 18.3 cm
- ISBN-10406219063X
- ISBN-13978-4062190633
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商品の説明
著者について
平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)
1975年、愛知県生まれ。北九州市で育つ。京都大学法学部卒業。98年、「日蝕」でデビュー、同作で第120回芥川賞を受賞。2009年、『決壊』で芸術選奨文部科学大臣賞新人賞、『ドーン』で第19回bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。ほかの著書に『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『顔のない裸体たち』『あなたが、いなかった、あなた』『かたちだけの愛』などがある。近年では2012年刊行の長編小説『空白を満たしなさい』、現代新書『私とは何か 「個人」から「分人」へ』で提唱した「分人」というアイデンティティ観が幅広い分野で注目されている。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2014/9/23)
- 発売日 : 2014/9/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 402ページ
- ISBN-10 : 406219063X
- ISBN-13 : 978-4062190633
- 寸法 : 13.2 x 2.3 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 765,241位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 194,322位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。
以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。
美術、音楽にも造詣が深く、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当(2009年~2016年)するなど、幅広いジャンルで批評を執筆。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催した。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
また、各ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。
2019年に映画化された『マチネの終わりに』は、現在、累計58万部超のロングセラーとなっている。
2021年5月26日、長編小説『本心』(文藝春秋社)刊行。
photo: @ogata_photo
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[受賞歴]
『日蝕』(1999年 芥川龍之介賞)
『決壊』(2009年 芸術選奨文部大臣新人賞受賞)
『ドーン』(2009年 Bunkamuraドゥマゴ文学賞)
『マチネの終わりに』(2017年 渡辺淳一文学賞)
『ある男』(2019年 読売文学賞)
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[審査員・選考委員履歴]
三島由紀夫賞(2008年~2019年)
写真の町東川賞(2008年~2017年)
木村伊兵衛賞(2018年~)
芥川龍之介賞(2020年~)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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今、身の回りで何が起こっているのか? そして私たち日本人にとって、今何を考えていくべきなのか? そんな思いをぼんやりとでも自分が考えている時、きっと大きく役立つ平野啓一郎さんからのヒントが、400ページ近い本書にあちらこちらにぎっしりと詰まっています。少し分厚いですが……(笑)。もちろんその分厚い本でもひとつひとつ愉しく読み進むことができるのは平野さんのなせる技なのでしょうか。
「3.11」についてや、「格差問題」、「生き辛さ、幸福に生き、死ぬということ」等々、とても深く考えさせられる内容です。一方で日常の様々な出来事をもいろんな視点で楽しませてもくれます。既刊の話題書『私とは何か〜「個人」から「分人」へ』をはじめ、いくつかの平野さんの小説と一緒に読んでいっても、それはそれで新たに平野さんの作品作りの思いや考え方が理解でき、とても面白かったです。