東京でプロ野球が開催される野球場は、
現在では、東京ドームと明治神宮野球場の二つです。
昭和の頃には、後楽園球場、
光の球場と呼ばれた東京スタヂアム、
そして世田谷区内に存在した駒澤球場という、
その時代を過ごされた方々には、
懐かしい野球場で開催されていたものです。
それでは、戦前のプロ野球(職業野球)は、
どこで試合を開催していたかというと、
前述の後楽園、神宮とともに、
この書籍で取り上げている、洲崎球場が、
その役割を担って来たのです。
しかし後楽園野球場開場とともに、
洲崎球場は、幻の如く野球の歴史から、
こつぜんと消えてしまいました。
著者の森田創さんは、戦前の新聞紙や資料を、
丹念に調査して、洲崎(すさき)球場の、
建設から、開場、全盛期と言える、
昭和11年秋の日本一決定試合を、
そして後楽園球場建設が急がれた理由まで、
詳しい記述をしてくれました。
表紙にも採用された、澤村栄治投手の、
勇姿と一緒に、心ある野球ファンは、
一読をお勧めします。
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洲崎球場のポール際 プロ野球の「聖地」に輝いた一瞬の光 単行本 – 2014/10/31
森田 創
(著)
ダブルポイント 詳細
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東京下町、戦前は遊郭で賑わった洲崎にプロ野球専用の球場ができたのは、昭和11(1936)年のこと。沢村栄治がノーヒットノーランを演じ、伝統の巨人阪神戦がここではじまった。しかし、わずか1年後の昭和12年にできた後楽園球場にその場を奪われ球史から消えてゆく。今年2014年は、巨人が誕生してから80年、来年は阪神がそれに続く。「悲劇の球場」の詳細を野球少年だった著者が丹念な調査のもと蘇らせる。
2月1日付の朝日新聞記事で、中京大学の湯浅景元教授が、沢村の投球を分析し、「限りなく160キロに近かった」と球速を解析している。分析の元となったのは、日本に残る沢村のたった1球の投球映像から。その埋もれていた映像を2014年の本書刊行後、発掘したのが森田創氏である。
昭和11(1936)年12月の東京下町、洲崎球場で行われた巨人軍と大阪タイガースがプロ野球初代王者を賭けたプレーオフ。このときの投球映像が上記の発見で、それは大きな反響をよび、NHKのニュースや『クローズアップ現代』で紹介されたほどだ。NHK-BSの番組『スポーツ酒場』で取り上げられたときは、金田正一、田淵幸一がはじめてみる沢村栄治の投球ホームに感嘆の声をあげた。
これまで沢村の本格的な投球は、動画が見つかっていなかったため、左足を高く蹴りあげるフォームだったと写真から判断されていた。しかし、森田氏が見つけた映像からスリークォーター気味のフォームから、腕を鞭のようにしならせて投げる沢村が確認された。本書刊行後も調査をつづけた森田氏の大きな成果だった。
本書は、2014年度、第25回ミズノスポーツライター賞の最優秀賞に選ばれた。
内容をご説明しよう。戦前は遊郭で賑わった洲崎にプロ野球専用の球場ができたのは、昭和11(1936)年のこと。沢村栄治がノーヒットノーランを演じ、伝統の巨人阪神戦がここではじまった。しかし、わずか1年後の昭和12年にできた後楽園球場にその場を奪われ球史から消えてゆく。2014年は、巨人が誕生してから80年、2015年は阪神がそれに続く。「悲劇の球場」の詳細を野球少年だった著者が丹念な調査のもと蘇らせる。
2月1日付の朝日新聞記事で、中京大学の湯浅景元教授が、沢村の投球を分析し、「限りなく160キロに近かった」と球速を解析している。分析の元となったのは、日本に残る沢村のたった1球の投球映像から。その埋もれていた映像を2014年の本書刊行後、発掘したのが森田創氏である。
昭和11(1936)年12月の東京下町、洲崎球場で行われた巨人軍と大阪タイガースがプロ野球初代王者を賭けたプレーオフ。このときの投球映像が上記の発見で、それは大きな反響をよび、NHKのニュースや『クローズアップ現代』で紹介されたほどだ。NHK-BSの番組『スポーツ酒場』で取り上げられたときは、金田正一、田淵幸一がはじめてみる沢村栄治の投球ホームに感嘆の声をあげた。
これまで沢村の本格的な投球は、動画が見つかっていなかったため、左足を高く蹴りあげるフォームだったと写真から判断されていた。しかし、森田氏が見つけた映像からスリークォーター気味のフォームから、腕を鞭のようにしならせて投げる沢村が確認された。本書刊行後も調査をつづけた森田氏の大きな成果だった。
本書は、2014年度、第25回ミズノスポーツライター賞の最優秀賞に選ばれた。
内容をご説明しよう。戦前は遊郭で賑わった洲崎にプロ野球専用の球場ができたのは、昭和11(1936)年のこと。沢村栄治がノーヒットノーランを演じ、伝統の巨人阪神戦がここではじまった。しかし、わずか1年後の昭和12年にできた後楽園球場にその場を奪われ球史から消えてゆく。2014年は、巨人が誕生してから80年、2015年は阪神がそれに続く。「悲劇の球場」の詳細を野球少年だった著者が丹念な調査のもと蘇らせる。
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2014/10/31
- 寸法13 x 1.9 x 18.9 cm
- ISBN-104062192500
- ISBN-13978-4062192507
商品の説明
著者について
1974(昭和49)年、神奈川県出身。99年、東京大学教養学部人文地理学科卒業。中学では野球部で投手、高校では陸上部、大学では体育会アメリカンフットボール部に在籍。同年、東急電鉄に入社、現在は広報室に勤務。
少年時代から、その存在は知っていた洲崎球場の詳細が球史に残っていないことに気づき、戦前の資料の収集・調査をはじめる。本書が初めての著書である。
少年時代から、その存在は知っていた洲崎球場の詳細が球史に残っていないことに気づき、戦前の資料の収集・調査をはじめる。本書が初めての著書である。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2014/10/31)
- 発売日 : 2014/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 269ページ
- ISBN-10 : 4062192500
- ISBN-13 : 978-4062192507
- 寸法 : 13 x 1.9 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 632,875位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 103,419位ノンフィクション (本)
- - 170,988位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月12日に日本でレビュー済み
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2014年11月2日に日本でレビュー済み
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沢村やスタルヒンといった当時のスター選手と、裏で支えた球団幹部たちが、目の前で動いているようにいきいきと描かれていました。
沢村栄治をはじめ、当時のスター選手の遺族の生のことばと、実際に洲崎球場で熱戦を見たお年寄りたちの証言もあり、リアリティがあります。
ぐぐっと引きこまれて、一気に読み終えました。
伝統の巨人・阪神戦を生み、プロ野球人気が花開いた、幻の洲崎球場。
まもなく始まる日中戦争によって球音が失われるまでの、球場と名選手の一瞬の輝きが眩しく感じました。
著者は、膨大な資料に、戦前の記事を3000日分も読み、CADまで駆使して、球場の両翼や収容人数を算出したとか。
もはやモノ好きとしか言えません。
が、それだけに、著者の熱い想いが、本文の熱気となって伝わります。
沢村栄治をはじめ、当時のスター選手の遺族の生のことばと、実際に洲崎球場で熱戦を見たお年寄りたちの証言もあり、リアリティがあります。
ぐぐっと引きこまれて、一気に読み終えました。
伝統の巨人・阪神戦を生み、プロ野球人気が花開いた、幻の洲崎球場。
まもなく始まる日中戦争によって球音が失われるまでの、球場と名選手の一瞬の輝きが眩しく感じました。
著者は、膨大な資料に、戦前の記事を3000日分も読み、CADまで駆使して、球場の両翼や収容人数を算出したとか。
もはやモノ好きとしか言えません。
が、それだけに、著者の熱い想いが、本文の熱気となって伝わります。
2016年1月2日に日本でレビュー済み
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70年代半ばに生まれた著者が見たこともない球場で行われた試合やその周辺を実に丹念に伝えている手際は驚くほかない。当時の國民新聞や讀賣新聞、野球雑誌を丁寧に紐解いただけではなく関係資料を目配りを聞かせてひろいあげたうえに、存命の関係者に取材する手堅い方法が奏功した。本書がはじめての著作とのことであるが、臨場感あふれた描写はそれを疑わせるほどのできである。ただ、いっとき流行ったニュージャーナリズム的な(というよりは、日本のスポーツ新聞では今でもおなじみの)当事者の主観を交えた筆致が散見する点は瑕疵と称してよい。実際にマウンド上の西村の思惑が描けるはずはない。本書刊行後、澤村の実写映像が発掘され、いつも左足を空高くあげていたわけではないことが明らかになった。当事者や関係者の記憶も、美しい意味で捏造されるのである。澤村に限ったことではない。この記録と記憶の差異は特にスポーツにはありがちなことだが、それをどうさばいてくれるのか、澤村の実写映像の発掘に立ち会った筆者に期待するところ大である。
2015年1月16日に日本でレビュー済み
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若い作者の想いが文章の隅々から溢れ出している。日本野球創成期の息吹が、たくさんの取材を通して生き生きと再現されていて、洲崎球場跡地を探して木場へ行きたくなってしまった。
2019年2月3日に日本でレビュー済み
日本の職業野球の幕が開けた年、職業野球専用球場として東京都市部に産声をあげながら、わずか2年足らずでその役目を終えた幻の球場・洲崎球場
本書は、その洲崎球場を主舞台とし、膨大な資料と関係者への取材をもとに、当時の職業野球の様子を克明に記した力作です。
プロ野球が国民的コンテンツとなって久しい今、いくつかの代表的なエピソードを除けば振り返られる機会が決して多いとは言えない戦前の職業野球史。
こういった類の作品は、その歴史を後世に伝える記録的な意味合いだけで十分価値があるものと考えますが、こと本書についていえば、情景描写と臨場感に優れた文章で、読み物としても非常にすぐれた作品であると考えます。
他レビュアーさんもご指摘のとおり、ときおり表現や描写が暴走するきらいもあるにはあるのですが、当時の試合やスタンド、そして町の様子をここまで生き生きと書き綴ったものは数少ないと思います。
プロ野球が好きな方にはぜひ手に取って読んでいただきたい作品です。
本書は、その洲崎球場を主舞台とし、膨大な資料と関係者への取材をもとに、当時の職業野球の様子を克明に記した力作です。
プロ野球が国民的コンテンツとなって久しい今、いくつかの代表的なエピソードを除けば振り返られる機会が決して多いとは言えない戦前の職業野球史。
こういった類の作品は、その歴史を後世に伝える記録的な意味合いだけで十分価値があるものと考えますが、こと本書についていえば、情景描写と臨場感に優れた文章で、読み物としても非常にすぐれた作品であると考えます。
他レビュアーさんもご指摘のとおり、ときおり表現や描写が暴走するきらいもあるにはあるのですが、当時の試合やスタンド、そして町の様子をここまで生き生きと書き綴ったものは数少ないと思います。
プロ野球が好きな方にはぜひ手に取って読んでいただきたい作品です。
2016年11月18日に日本でレビュー済み
皆さんのレビユーにもあるとおり黎明期のプロ野球を語る上で必携の一冊かと思います。
これが一会社員の方の作品だと、読み終わってから知りさらに驚きました。
丁寧な取材や調査に頭が下がります。
いつの間にか自分がタイムスリップしてこの球場の観客席に居座り、沢村が投げ、景浦が打っている、観客総立ちで喜ぶ・・なんて錯覚におちいってしまいます。経営サイドの人たちや戦争に向かう時代の雰囲気などもしっかり伝わってきます。
今のプロ野球の隆盛を思うとき、ここで描かれているんな人たちの労苦の上に成り立っているということをあらためて考えさせられます。
ミーハーな野球ファンも歓迎ですが、そんな方にも読んでほしいですね。
これが一会社員の方の作品だと、読み終わってから知りさらに驚きました。
丁寧な取材や調査に頭が下がります。
いつの間にか自分がタイムスリップしてこの球場の観客席に居座り、沢村が投げ、景浦が打っている、観客総立ちで喜ぶ・・なんて錯覚におちいってしまいます。経営サイドの人たちや戦争に向かう時代の雰囲気などもしっかり伝わってきます。
今のプロ野球の隆盛を思うとき、ここで描かれているんな人たちの労苦の上に成り立っているということをあらためて考えさせられます。
ミーハーな野球ファンも歓迎ですが、そんな方にも読んでほしいですね。
2014年11月29日に日本でレビュー済み
もともと野球にそこまで興味はなかったものの、朝日新聞の記事で取り上げられていたことをきっかけに購入。実際に読んでみると、野球だけではなく戦前戦後の新聞社の歴史や土地の歴史などが組み込まれており、東京(特に下町あたり)に住んでいる人や歴史好きな人にもおもしろく感じられる作品になっていた。
新聞記事によると、筆者は普通のサラリーマンだそう。世のサラリーマンに夢を与えてくれる一冊でもある。その夢と情熱にも☆5つをつけたい。
新聞記事によると、筆者は普通のサラリーマンだそう。世のサラリーマンに夢を与えてくれる一冊でもある。その夢と情熱にも☆5つをつけたい。