「小説とは技術なんだよ」「この私がデザートなのね」「指先でもてあそぶのは、人生ではなくて、夢のかけらではなかった?」「カレーパンは梅雨空によく似合う」「おなじ両親のもとに生まれた、という普遍があって、その普遍の上に、時間順に生まれた、という個別の具体性」などなど哲学的で、観念的でありながら具体的な台詞はまさにこの作者ならでは。
しかも「人生は野菜スープ」というかつての角川文庫と同じタイトルの作品や同じ登場人物の続編としての「バスの座席のセレナーデ」などすっかり片岡ワールドに魅了されます。初期の多作主義の戻ってきた感のある作者のこれからにますます期待します。
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と、彼女は言った 単行本 – 2016/4/21
片岡 義男
(著)
小説、エッセイ、翻訳、写真と幅広い分野で活躍を続ける作家・片岡義男の最新小説。7つの物語の主人公は、いずれも「作家」。男と女、女と女、男と男…喫茶店、バー、古書店など、様々な場所での出会いに始まる物語から人生のきらめく瞬間を鮮やかにとらえる、魅惑の片岡義男ワールドへようこそ。
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/4/21
- 寸法12.8 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-10406219970X
- ISBN-13978-4062199704
商品の説明
著者について
片岡 義男
片岡義男(かたおか・よしお)
1940年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で作家としてデビュー。翌年発表した「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。小説『ロンサム・カウボーイ』『彼のオートバイ、彼女の島』『ミッキーは谷中で六時三十分』『たぶん、おそらく、きっとね』『去年の夏、ぼくが学んだこと』『この冬の私はあの蜜柑だ』、評論『日本語の外へ』、エッセイ『言葉を生きる』、写真集『私は写真機』ほか著書多数。
片岡義男(かたおか・よしお)
1940年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で作家としてデビュー。翌年発表した「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。小説『ロンサム・カウボーイ』『彼のオートバイ、彼女の島』『ミッキーは谷中で六時三十分』『たぶん、おそらく、きっとね』『去年の夏、ぼくが学んだこと』『この冬の私はあの蜜柑だ』、評論『日本語の外へ』、エッセイ『言葉を生きる』、写真集『私は写真機』ほか著書多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/4/21)
- 発売日 : 2016/4/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 274ページ
- ISBN-10 : 406219970X
- ISBN-13 : 978-4062199704
- 寸法 : 12.8 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,080,183位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 266,746位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
カスタマーレビュー
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