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大雪物語 単行本(ソフトカバー) – 2016/11/30
藤田 宜永
(著)
ある冬、N県K町が観測史上初の99センチという豪雪に見舞われる。町民をはじめ観光客、仕事のため車でK町に訪れた人々は、駅や車中など長時間足止めを余儀なくされた。町、県、国レベルの除雪作業も追いつかず、町の深刻な状況から災害救助法が適用され、自衛隊の派遣も要請される。そんな非日常のさなか、紡がれる6つのストーリー。避難所を設ける花屋、車に閉じ込められた人たちの救済支援にあたる自衛隊員、独居老人を救った青年の過去など「冷たいからこそ、人はより一層心を温かくさせる」
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/11/30
- ISBN-104062203375
- ISBN-13978-4062203371
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
大雪物語 [著]藤田宜永
長野県K町を舞台にしたオムニバス短編集。大雪で「陸の孤島」と化した町で起きるドラマの数々。なかでも「墓掘り」が秀逸だ。
生き別れていた実母の遺体を東京まで引き取りにいった帰り、幹線道路で立ち往生した喪主の女性と遺体搬送会社の運転手。車内の暖房で腐臭が漂い始めたため、やむなく棺を下ろし、一時的に雪の中に埋めようとしていると、後ろの車に乗っていた女性から、縁起でもないと非難を浴びる。ささいなもめ事を挟みながら、寡黙な運転手との会話を通じて親子の事情が明かされていく……。他に、別荘地に逃げ込んだ連続ひったくり犯と一人暮らしの老女の「転落」。緊急救助に派遣された自衛隊員と失踪していた姉との再会を描いた「わだかまり」など、自然の猛威と偶然がもたらした、心にじわりとくる全6篇。
評者:朝山実
(週刊朝日 掲載)著者について
藤田 宜永
1950年福井県生まれ。86年に『野望のラビリンス』でデビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。96年『巴里からの遺言』で第14回日本冒険小説協会最優秀短編賞受賞。99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞受賞。2001年に『愛の領分』で第125回直木賞を受賞した。
1950年福井県生まれ。86年に『野望のラビリンス』でデビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。96年『巴里からの遺言』で第14回日本冒険小説協会最優秀短編賞受賞。99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞受賞。2001年に『愛の領分』で第125回直木賞を受賞した。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/11/30)
- 発売日 : 2016/11/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 274ページ
- ISBN-10 : 4062203375
- ISBN-13 : 978-4062203371
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,055,477位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950(昭和25)年、福井市生れ。早大中退後、渡仏。エール・フランス勤務、帰国後のフランス語教師などを経て、エッセイを書きはじめる。1986年『野望のラビリンス』で小説デビュー。1995(平成7)年、『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会特別賞受賞。1997年の『樹下の想い』で恋愛小説にも新境地を開き、2001年『愛の領分』で直木賞を受賞した。他の作品に『リミックス』『乱調』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軽井沢には私も縁が深く毎年行きますが、気温がさがってもあまり雪はふりませんが、降りだすと大雪になる事があります。そんな中でのこの短編は身近に感じ、内容もバラエティーに富んでいながらつながっているため、大変おもしろく読むことができました。さすが藤田宜永の作品短編にしても素晴らしい!
2020年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オムニバス、最初は惹かれるが、尻つぼみ
2017年6月29日に日本でレビュー済み
初めての作家の初めての作品です。長野県での大雪の日を中心にした、色々な人びとの色々な雪にまつわるエピソードの短編集です。登場人物たちが絡みあうのかなぁと思いきや、独立した短編なので、消化不良な感じです。