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高架線 単行本 – 2017/9/28

4.0 5つ星のうち4.0 52個の評価

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思い出すことで、見出され、つながっていくもの。注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。


思い出すことで、見出され、つながっていくもの。
注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。

風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。
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商品の説明

著者について

滝口 悠生
1982年東京都生まれ。2011年、「楽器」で新潮新人賞を受賞しデビュー。2015年、『愛と人生』で野間文芸新人賞受賞。2016年、「死んでいない者」で芥川龍之介賞受賞。他の著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2017/9/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/9/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 242ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062207591
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062207591
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.4 x 1.7 x 19.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 52個の評価

著者について

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滝口 悠生
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芥川賞受賞作よりこちらを先に読んだのだが、何これ?面白い。失踪した三郎に関する話が主題と思いきや、それは半分ほど。最初1人と思っていた語り手は、次々変わり7人まで増える。話もあちこち飛びまくりながら進むのだが、これまた7人の個性が良く描かれ面白い。全てのパラグラフで語り手が自己紹介のようにフルネームで話し始めるのも愉快。この本が好きな方はぜひ、長嶋有さんの「三の隣りは五号室」もどうぞ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月23日に日本でレビュー済み
東京23区内で、家賃3万円というオンボロアパート「かたばみ荘」。ここのしきたりは、部屋を出るときには、次の入居者を自分で連れてくること。ボロさもさることながら、不動産仲介業者を介さないこの仕組みが、格安家賃につながっていた。

もう一つ、かたばみ荘の部屋には特徴が。浴室は広いのに、そこにあるのは何故かシャワーと和式便所で、浴槽は無い。

こんな奇妙なかたばみ荘の住人と、住人を取り巻く人たちの一人称の語りが、語り手を変えながら展開されていく。

序盤は率直に言って退屈で、誰に対する語りなのかもわからず、この物語がどこに向かおうとしているのかも見えなかった。カレーうどんが出てくるあたりから、語りの中身が少し面白くなってきたので、何とか先へ読み進めることができた。

すると、終盤で、延々と映画「蒲田行進曲」の筋を辿る語り手が現れ、何なんだこれは!と思っていたら、その後の展開で、ようやく語り先が誰なのかが判明。こういう構成かと得心していたら、最後に、かたばみ荘の名の由来、独特なしきたり、奇妙な部屋のつくりなど、すべての謎の種明かしが用意されていた。

よく考えて作られているが、如何せん、序盤から中盤にかけて、引き込まれるものがなかった。ただ、他のレビューを見ると高評価のものも多いので、感性が合わなかったということなのかもしれないが。

映画「蒲田行進曲」を見たのは十代の頃。わがままで暴力的な銀ちゃんに、周りの人たちは何故振り回されるがままなのか、理解できなかった。今観たら、この映画の深さがわかるのかもしれない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月29日に日本でレビュー済み
初めての作家の初めての作品を読了。芥川賞受賞作家の作品ということで手に取りました。古いぼろアパートの住民と彼らにまつわる生活模様を描いた、何でもないことを題材にした地味な作品です。それでいて、興味深く最後まで読めました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結論から書くと、芥川受賞作よりも断然好きだ。
面白い、みなさんにお勧めする。
わたしは気に入った本は噛みしめ、残りのページを確認しながら読むたちである。
この本はその類だ。
最初から続きが気になる。作者はCMは挟まない。グイグイ引き込まれる。
物語は表紙のように住をめぐって話が進んでいく。
しかし、中盤を過ぎたあたりから静から動へ、物語が動き登場人物が一堂に会す。
いまはとにかくカレーうどんが食べたくてならない。
カレーうどんを食べなければクライマックスは迎えられない。
そんな本。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月14日に日本でレビュー済み
西武池袋線沿線にある築40年以上が経過している古いアパートの一室をめぐる物語。

このアパートは、自分が退出する時には新しい入居者を紹介しなければならないという仕組みで運営しているのだが、ある日、入居者の片山三郎が行方不明になる。片山三郎の行方を巡って、過去にその一室に住んだ住人や知人が奇妙な縁でつながっていく。

一人の人間の失踪というと事件のように思えるのだが、物語全体が穏やかな空気に包まれていて、静かで優しい印象だった。登場人物の人柄もよく、様々なトラブルが巻き起こるのだが、険悪な雰囲気はなくて、おもしろおかしく読めた。

個人的には終盤の映画のくだりがややくどく感じられたが、読後感はよかった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高架を走る電車から見れば、眼下にビルやマンションや民家が広がる。その家々のどれにもささやかな生活があり、精一杯に生きる人たちがいる。ちょっとせつなくて、ほのぼのとした人生もあるのだろう。これは西武池袋線の池袋から二つ目の東長崎駅の近くにある小さな古いアパートの物語だ。かたばみ荘は、わずか4戸で6畳の板の間と2畳の台所、シャワーとトイレ、ユニットバス。これで家賃3万円は格安だが、退出するときは次の入居者をみつけるとのルールがある。

新井田千一は、5年前にかたばみ荘を出たのだが、次の入居者・片川三郎が家賃を払わず行方不明になったと大家から電話がかかってきた。ルールにしたがって新井田は大学の後輩である失踪した三郎を探し始める。新井田新一から七見歩、七見奈緒子、峠茶太郎、木下目見、と周辺の人々が次々に片川三郎をめぐって証言する。それぞれ脱力感のある語り口にうなずいていると、不意に小説家を名乗る日暮純一が登場する。これらの証言は、日暮が彼らから聞き出したことを書き残したものであることがわかる。

そして、最後にはかたばみ荘が解体されることになり、みんなでその解体を見守ることになる。同時に明らかにされるかたばみ荘に仕組まれた秘密、ある人物の秘密に驚くとともにしみじみとため息をつくことになる。最初は、アパート住人あるいは関係者のオムニバス短編かと思わせて、実は新手のミステリーでもあった。とても凝ったつくりの小説である。スートーリーよりも、一人ひとりがささやかな暮らしを大切にして、お互いに心配りながら生きている姿がこの小説の主題だとわかる。したがって、作者の人間を見る目が優しくて、人なつこくて、ていねいで、読みながらとても心地よかった。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年2月17日に日本でレビュー済み
 西武池袋線の東長崎駅そばにあるおんぼろアパート「かたばみ荘」は家賃3万円。ここの住人は退去する際、次の住人を見つけてくるという奇妙なルールがあった。ここで暮らしていたサラリーマン新井田千一は2005年、人づてに知った21歳のバンドミュージシャン片川三郎に部屋を譲った。それから5年、かつての大家さんから電話がかかってくる。片川三郎が失踪した、と…。
--------------------------
 久しぶりに面白い小説を読みました。それが偽らざる読了感です。

「新井田千一です」と一人称で語りが始まるこの小説は、やがて複数の登場人物が入れ代わり立ち代わりバトンリレーのように現れ、2001年から2016年あたりまでに起こった<事の次第>を誰かに向かって語りかけていくというスタイルの長編小説です。登場人物たちの年齢は大体20代から30代。男もいれば女もいるし、かたばみ荘の住人もいれば、その知人・友人もいてと千差万別です。

 彼らは三郎失踪事件の経緯について語っていたかと思うと、それぞれの語り手の私的な思い出話に脱線することも一再ならずあり、とりとめのないこと至極です。しかし、その語り口調が実に軽妙で、ときどきクスリと笑いがこぼれますし、おまけに平成の世の出来事でありながら、どこか昭和のにおいを漂わせる泥臭い人間関係が綴られていくので、一度として倦むことなく頁を繰り続けることになりました。
 私は飽きっぽいので一冊の本を読み続けることは普段せず、同時並行で4、5冊の本を読むのが習慣となっているのですが、この『高架線』を手に取ってからは、ほかの本には見向きもせず、ただこれだけをひたすら読み続けたほどです。

 この小説から手と目を離せなくなった理由のひとつは、この小説に出てくる環境にどこか懐かしさを覚えたからかもしれません。私は36年前、西武池袋線の椎名町駅のそばのアパートに1年だけ暮らした経験があります。椎名町は東長崎のひとつ池袋寄りの駅です。
「かたばみ荘からすぐのところには西武線の線路があって、前の道から目と鼻の先のところに踏切がある。列車が通ると、踏切のカンカン鳴る音と、車輪とレールのぶつかる音が部屋のなかにいても聞こえた」(143頁)
 まさにこの描写は椎名町駅そばのアパートの一室であのとき私が耳にした西武線の音と全く同じです。
 この小説はそんな騒がしくて古びたアパートを核にして、それまでは見も知らぬ仲だった人々の人生がほんのいっとき交わるさまをえがいていきます。その交わりの中で人々が内省の末に吐露する言葉にはっとさせることが多いのです。
「どこの家庭も、どこの親子も、大抵はつまらない狭い料簡のなかで生きていて、しかし現実がそこにあればやっぱりそれだけで感動する。そこには長い時間と、その時間のなかで過ごした様々な、本当に様々な感情や行動が、間違いや許しがある」(96頁)

「私は柚子ちゃんを許したい、と思った。柚子ちゃんが許されたいと思っているかはわからない。むしろ忘れてほしいのかもしれない。けれど、怒りと違って許すことは宛先がなくてもできる。ただ勝手に、私がそれをすればいいだけのことだ」(156頁)

 片川三郎失踪事件によって転がり始めるこの小説の要諦はその謎解きにあるわけではありません。人が生きていくうえで図らずも生まれてしまうしがらみだとか、少しの辛抱がきかなかったばかりに生じてしまう人間関係の齟齬といった、読者の誰しもが自らの人生を顧みてひとつやふたつは覚えのあるものを、声高ではない筆致でそっと差し出してくれているのが大きな魅力なのです。
「三郎がいたから歩がああいう人になって、だから私も歩のことを好きになって、そうやって元のところに留まらないで、次々動いて移動していくようなものなんだな、人が生きるということは、と今はそんなふうに考えています」(133頁)
 他人との縁(えにし)が自分の今日の人生を昨日のそれとは違うものにしてくれる。そう語るこの小説を私は大いに楽しんだのです。

--------------------------
 この小説からの連想で、以下の小説をお勧めしておこうと思います。

◆佐藤正午『
ジャンプ 』(光文社文庫)
:主人公・三谷のガールフレンド南雲みはるは、ある日突然失踪してしまいます。なぜ彼女は何も言わずに三谷の前から姿を消したのか。事件の真相を知ると、人間関係の悲しさ・可笑しさが読者に迫ってくるミステリーです。

◆吉田修一『
横道世之介 』(文春文庫)
:1987年4月。大学進学のために九州から上京した横道世之介。彼が東京で新たに出会った人々との、さほど波乱に富まない一年を記した物語です。
 この小説『横道世之介』にこんなことばが出てきます。
「世之介と出会った人生と出会わなかった人生で何かが変わるだろうかと、ふと思う。たぶん何も変わりはしない。ただ青春時代に世之介と出会わなかった人がこの世の中には大勢いるのかと思うと、なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる」(単行本171頁)。
 このことばが私の中で、先に引き写した『高架線』133頁のことばと共振しました。

.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年12月3日に日本でレビュー済み
★2017年12月3日読了『高架線』滝口悠生著 評価B

舞台設定が、またもや西武池袋線ということで、沿線住人であった私は個人的には盛り上がったのだが、文章、表現が今一歩現代風で過ぎて?スカスカに感じられる。直前に読んだ松家氏に比べると表現の密度が1/3って感じは否めない。

西武池袋線の東長崎駅近くの古い木造集合アパートである「かたばみ荘」は、住人が引っ越す時には、入居者を紹介して出ていくとという不思議な習慣があった。新井田千一も退去時に大学の知り合いだった片川三郎を紹介して退去したのだが、、、、

この片川三郎は、大学のバンドを辞めて、中退し、調理支援免許を取得して外食産業に就職する。しかし、ブラック職場で即失踪。そこから、彼探しが始まり、家主の万田敏郎、レイ子夫婦からの連絡で様々な人が巻き込まれる。結局は、三郎は見つかり、ハッピーエンド。その騒ぎの過程でそれぞれの人生模様が語られる物語。
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