帯まであり、まるで新品のようです。
矢野氏の「落語手帖」はこれ以外別の出版社から出ておりそちらの方が主流であったが、現在2009年に出版された講談社の「新版落語手帖」がまた人気のようである。
今回購入の講談社α版は酷評されている場合もあるが、手に入りづらく高価な新版より入門書としてはこれで十分である。字も大きく読みやすい。
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落語手帖: 梗概・成立・鑑賞・藝談・能書事典 (講談社+アルファ文庫 D 5-1) 文庫 – 1994/7/1
矢野 誠一
(著)
初心者から落語通までに対応できる落語事典の決定版!現在、口演される機会の多い238作品を網羅。名人の語り口を彷彿とさせる梗概(こうがい)、個々の作品の成立、個性溢れる鑑賞、名人ならではの藝談(げいだん)、そして、蘊蓄(うんちく)たっぷりの能書までを紹介。聴く前に読み、読んでから聴く、落語ファン必読の1冊!
- 本の長さ519ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1994/7/1
- ISBN-104062560526
- ISBN-13978-4062560528
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商品の説明
著者について
1935年、東京都に生まれる。麻布学園、文化学院に学ぶ。演藝評論、劇評、評伝、エッセイ、コラム等を執筆。日本文芸家協会、国際演劇協会日本センター、日本演劇学会、歌舞伎学会、各会員。著書に『志ん生のいる風景』(文春文庫)、『さらば、愛しき藝人たち』(文藝春秋)、『落語食譜』『圓生とパンダが死んだ日』(以上、青蛙房)など多数がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1994/7/1)
- 発売日 : 1994/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 519ページ
- ISBN-10 : 4062560526
- ISBN-13 : 978-4062560528
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,050,977位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,447位講談社+α文庫
- - 1,617位落語・寄席・演芸 (本)
- - 7,028位演劇 (本)
- カスタマーレビュー:
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2021年2月4日に日本でレビュー済み
昔、大学生のころ、落語が好きになって、NHKテレビやラジオの番組、またTBSの日曜のラジオ番組で落語をよく聴いたものです。
テレビ番組の落語はずいぶんたくさんビデオ録画しました。圓生のカセットテープも買いました。ただし残念ながら、じっさいの寄席に行ったことはないのですが。
いまはでも便利になって、ネット上の音源でかんたんに昔の落語の名人たちのはなしを聴くことができます。
ただ、落語が好きになってかなり初期に、たとえば円楽の「中村仲蔵」を聴いて、人情噺とはこういうものをいうのかととても感動したことはしっかり覚えているのですが、そのはなしの中身はしかしまるで記憶に残っていません。
とにかくこれまでいろんな演目を聴き、また、それなりにひとつの演目でも複数の演者で聴いたはずなのに、どうも評者はいまだに演目のタイトルからそのはなしの内容をすぐに思い出せぬ記憶力のわるさがあり、そういう点でまずはなしのあらすじがすぐに確認できる本書はとても役立っています。
(まあでも落語のおもしろさというのはあらすじにあるのではないと自分の記憶力のわるさを弁護したいところもありますが。)
本書は、ひとつの演目について、すべて見開き2ページを使って、梗概、成立、鑑賞、藝談、能書の項目の順で解説がなされています。
梗概ではもちろんはなしのあらすじが紹介されています。
成立のところを読むと、上方落語から東京に移植されたはなしが存外多いことに気づきます。
鑑賞は、落語ファンの文筆家たちによる当該演目への批評、藝談は演者自身の当該演目についての談話、能書は演目にかかわる一口知識など、となっています。
梗概だけでも、はなしの内容を確認する目的ならそれはそれで便利な面もあるかと思いますが、こうしてさまざまな角度からいわば立体的にひとつの演目が解説されている点が本書のいいところです。
テレビ番組の落語はずいぶんたくさんビデオ録画しました。圓生のカセットテープも買いました。ただし残念ながら、じっさいの寄席に行ったことはないのですが。
いまはでも便利になって、ネット上の音源でかんたんに昔の落語の名人たちのはなしを聴くことができます。
ただ、落語が好きになってかなり初期に、たとえば円楽の「中村仲蔵」を聴いて、人情噺とはこういうものをいうのかととても感動したことはしっかり覚えているのですが、そのはなしの中身はしかしまるで記憶に残っていません。
とにかくこれまでいろんな演目を聴き、また、それなりにひとつの演目でも複数の演者で聴いたはずなのに、どうも評者はいまだに演目のタイトルからそのはなしの内容をすぐに思い出せぬ記憶力のわるさがあり、そういう点でまずはなしのあらすじがすぐに確認できる本書はとても役立っています。
(まあでも落語のおもしろさというのはあらすじにあるのではないと自分の記憶力のわるさを弁護したいところもありますが。)
本書は、ひとつの演目について、すべて見開き2ページを使って、梗概、成立、鑑賞、藝談、能書の項目の順で解説がなされています。
梗概ではもちろんはなしのあらすじが紹介されています。
成立のところを読むと、上方落語から東京に移植されたはなしが存外多いことに気づきます。
鑑賞は、落語ファンの文筆家たちによる当該演目への批評、藝談は演者自身の当該演目についての談話、能書は演目にかかわる一口知識など、となっています。
梗概だけでも、はなしの内容を確認する目的ならそれはそれで便利な面もあるかと思いますが、こうしてさまざまな角度からいわば立体的にひとつの演目が解説されている点が本書のいいところです。
2011年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
落語の代表的な演目が、見開き2ページずつに、きちっと紹介されている。
コンパクトにストーリーを紹介するだけでなく、山場でのやり取り、サゲなども絶妙に折り込まれているので、臨場感に溢れ、読むだけで存分に楽しめる。
筆者が収集した落語家自身のコメント(演じる際のつぼ、苦労話など)が、すべての末尾に載っていて、落語家の顔を思い浮かべながら読むのも楽しい。
落語関係の著作が多い矢野の作品の中でも、白眉と言える。
コンパクトにストーリーを紹介するだけでなく、山場でのやり取り、サゲなども絶妙に折り込まれているので、臨場感に溢れ、読むだけで存分に楽しめる。
筆者が収集した落語家自身のコメント(演じる際のつぼ、苦労話など)が、すべての末尾に載っていて、落語家の顔を思い浮かべながら読むのも楽しい。
落語関係の著作が多い矢野の作品の中でも、白眉と言える。