良い状態とありましたが、中古本であり、それもかなり古い本でしたので、多少の状態の悪さや日焼けは覚悟しておりました。
しかし手元に届いたときのあまりの状態の良さに凄く驚きました。帯もよれずに付属しており、日焼け等もほとんどなく、この保存状態の良さを保ってくださっていた出品者様に感謝いたします。傷がつかないような丁寧な梱包にもお心遣いを感じました。
ずっと手に入れたかった本です。内容は中世西洋都市伝説集といったところでしょうか。項目ごとに様々な逸話、小話、悪魔や怪異の類についての説明が淡々と書かれており、挿絵の雰囲気も相まって、ぼんやりと読み進めるだけでも楽しめるものとなっております。
しかし、悪魔学について本格的に知りたい方であれば物足りなさを感じるかもしれません。
西洋のオカルト話をとにかく広く知りたい方にはお勧めの一冊です。

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地獄の辞典 (講談社+アルファ文庫 H 14-1) 文庫 – 1997/11/1
ヨーロッパの魔界のすべてがわかる怪奇・幻想の世紀の奇書!!
19世紀前半、ヨーロッパでは怪奇趣味が大流行した。当時信じられていた地獄思想や悪魔、幽霊、魔術師などを銅版画の挿図つきで集大成したものが、1818年にフランスで出版された『地獄の辞典』である。この怪奇と幻想に満ちた世紀の奇書を初めて日本語訳した本書は、西欧文化の隠された深層を知ることができる貴重な辞典である。
19世紀前半、ヨーロッパでは怪奇趣味が大流行した。当時信じられていた地獄思想や悪魔、幽霊、魔術師などを銅版画の挿図つきで集大成したものが、1818年にフランスで出版された『地獄の辞典』である。この怪奇と幻想に満ちた世紀の奇書を初めて日本語訳した本書は、西欧文化の隠された深層を知ることができる貴重な辞典である。
- 本の長さ517ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1997/11/1
- ISBN-104062562316
- ISBN-13978-4062562317
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商品の説明
著者について
【コラン・ド・プランシー】
1794年、フランス東北部シャンパーニュ地方のプランシーに生まれる。1812年、パリに移り教職に就くが、しばらくして文筆活動に入り、1818年『地獄の辞典』を出版。一時期ベルギーに移住するが、1881年パリに没した。著書には『悪魔の自画像』『封建制辞典』『聖遺物辞典』など多数ある。
【床鍋剛彦】
1956年、石川県に生まれる。早稲田大学大学院フランス文学専攻後期課程を修了。フランス文学者として、早稲田大学他いくつかの大学で講師を務めるかたわら、翻訳家としても活躍している。
1794年、フランス東北部シャンパーニュ地方のプランシーに生まれる。1812年、パリに移り教職に就くが、しばらくして文筆活動に入り、1818年『地獄の辞典』を出版。一時期ベルギーに移住するが、1881年パリに没した。著書には『悪魔の自画像』『封建制辞典』『聖遺物辞典』など多数ある。
【床鍋剛彦】
1956年、石川県に生まれる。早稲田大学大学院フランス文学専攻後期課程を修了。フランス文学者として、早稲田大学他いくつかの大学で講師を務めるかたわら、翻訳家としても活躍している。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1997/11/1)
- 発売日 : 1997/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 517ページ
- ISBN-10 : 4062562316
- ISBN-13 : 978-4062562317
- Amazon 売れ筋ランキング: - 477,826位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
挿絵もたくさんあり、わかりやすかったです。
2013年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地獄の事典は自由国民社出版の世界の奇書101冊の中に掲載されていました。古本にしてはこの本は、
きれいで、汚れがないことに満足しました。また、内容ですがこの本は辞書方式で、ほんをパラパラめくっても読めるし
オカルト用語を調べるのにも役立ちます。
きれいで、汚れがないことに満足しました。また、内容ですがこの本は辞書方式で、ほんをパラパラめくっても読めるし
オカルト用語を調べるのにも役立ちます。
2013年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イラストレーターが描いた挿絵ではなく、元となった銅版画が見られるのが非常に良い。
2012年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々な悪魔に対する記述のネタ本です。嘘も多いけどね。
2005年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
踊るカニや洋風のキツネに爆笑。これは面白い。知的に面白いんじゃなくて単純に面白い。フクロウが王冠かぶってたり鳩が剣の達人だったりするのも可愛い。なんでやねん、どないやねん、××やがな、と突っ込みながら愉しもう。
2004年9月10日に日本でレビュー済み
この本は興味本位で買っても大丈夫な本です。
人によっては嫌うかもしれませんが、オカルトに少しでも興味があれば
楽しめるはずです、中身には・天使・悪魔・神・妖精・小人
など、知っているような物も入っています、イラストも入っているので
字ばかりではダメな方にもお勧めできると思います。
人によっては嫌うかもしれませんが、オカルトに少しでも興味があれば
楽しめるはずです、中身には・天使・悪魔・神・妖精・小人
など、知っているような物も入っています、イラストも入っているので
字ばかりではダメな方にもお勧めできると思います。
2007年12月22日に日本でレビュー済み
悪魔学の書として一部の向きからは高い評価を得ている本であり、その評価もあながち間違いとは言えない。ただ、「狐」「山伏」「マ(魔?)」「ジャキーズ(邪鬼??)」といった日本が登場する項目を読めば分かる通り、内容の客観的な信憑性は皆無。著者が自分で創作した悪魔や「現在、地獄の君主はベルゼビュートで、サタンは野党の首領に過ぎない」といった記述など、キリスト教での一般的な認識とはかけ離れた内容も多い。一方で、異教(キリスト教とは別の宗教体系)と悪魔崇拝(単なるキリスト教の陰画)の区別が曖昧だったり、前世紀の代表的な進歩派文化人であったヴォルテールを「悪魔の化身」呼ばわりしたり、中世カトリックの異端審問(魔女狩り)について「危険なアルビ派を取り締まっただけ」「無実の人間を処刑したというのは、プロテスタントや哲学者による反カトリック宣伝」と主張するなど、何やら現代日本で歴史の改竄にいそしむ人たちと相通ずるような記述も随所に見られる。これについては、訳者の一人である吉田八岑氏が著者の主張に冷水を浴びせるような(まともな)内容のコラムをところどころに書いているので、そちらも参考にすると良いだろう。
すでに近代が始まり、啓蒙思想や科学主義が普及した19世紀のフランス。その中で、伝統的な宗教による支配体制の崩壊に「悪魔の謀略」を見ていた一オカルティストが、自身や同好の士の妄想を、同時代のオカルト趣味にも助けられながら精力的に集大成した著作、というのが妥当なところではないだろうか。あくまで「奇書」として創作活動のネタ拾いに使う分には問題ないが(実際、某有名漫画家の有名な作品にも、明らかに本書をネタ元としているものがある)、伝承や民俗について多少なりとも学術的な議論を行う場合、本書の内容は、西欧キリスト教社会の伝統的な世界観を必ずしも反映していない事に留意する必要がある。
すでに近代が始まり、啓蒙思想や科学主義が普及した19世紀のフランス。その中で、伝統的な宗教による支配体制の崩壊に「悪魔の謀略」を見ていた一オカルティストが、自身や同好の士の妄想を、同時代のオカルト趣味にも助けられながら精力的に集大成した著作、というのが妥当なところではないだろうか。あくまで「奇書」として創作活動のネタ拾いに使う分には問題ないが(実際、某有名漫画家の有名な作品にも、明らかに本書をネタ元としているものがある)、伝承や民俗について多少なりとも学術的な議論を行う場合、本書の内容は、西欧キリスト教社会の伝統的な世界観を必ずしも反映していない事に留意する必要がある。