多世界解釈について 日本語で読める貴重な本です。
※ドイチュは、多世界解釈の代表選手です。
多世界解釈は、量子力学の数学的モデルが 必然的に要求する解釈です。我々に現れている世界(現実世界)が波動的存在者であり、我々を含み、それが、シュディンガー的に 一意に時間発展するのであれば、「シュレディンガーの猫」のような観測の結果、我々に現れる世界(現実世界)は、その結果の量子状態の一部に過ぎず、我々に現れていない世界が 多数 存在することを受け入れざるを得ません。つまり、我々に現れている世界(現実世界)は、宇宙の量子状態の ほんの一部に過ぎず、それ以外に 大きな残りの部分があるということです。
おそらく、宇宙の量子状態は、最初から、すべての物理的可能世界を持っており、時間発展しても変わらないのでしょう。
※和田氏による「量子力学が語る世界像―重なり合う複数の過去と未来 (ブルーバックス)」と併せて読むことを おすすめします。

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量子論の宿題は解けるか: 31人の研究者に聞く最前線報告 (ブルーバックス 1195) 新書 – 1997/11/1
尾関 章
(著)
量子力学の世界の不思議さが、いま私たちの目の前に現れる。
量子世界では、いくつもの状態が同時に重なり合う。遠く離れたもの同士が、“光よりも速く”情報をやりとりしているかのように振る舞う。常識に反するこれらの出来事は本当に起こるのか。シュレーディンガーやアインシュタインたちは、それに疑問を突きつけた。量子力学は、私たちの世界を揺るがしたまま、その問いを未解決の「宿題」として残してきた。それが、いま実験技術の進歩によって検証されつつある。「私たちの世界そのものが重ね合わさっている」という仮説を量子コンピューターをつくって確かめようという動きもある。欧州で研究者を訪ね歩いて探った量子論のいま。
量子世界では、いくつもの状態が同時に重なり合う。遠く離れたもの同士が、“光よりも速く”情報をやりとりしているかのように振る舞う。常識に反するこれらの出来事は本当に起こるのか。シュレーディンガーやアインシュタインたちは、それに疑問を突きつけた。量子力学は、私たちの世界を揺るがしたまま、その問いを未解決の「宿題」として残してきた。それが、いま実験技術の進歩によって検証されつつある。「私たちの世界そのものが重ね合わさっている」という仮説を量子コンピューターをつくって確かめようという動きもある。欧州で研究者を訪ね歩いて探った量子論のいま。
- 本の長さ316ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1997/11/1
- ISBN-104062571951
- ISBN-13978-4062571951
商品の説明
著者について
1951年、東京生まれ。75年、早稲田大学理工学部卒業。77年、同大学大学院修士課程修了(物理学)。同年、朝日新聞社に入社。福井、京都支局などを経て、83年から大阪科学部、86年から東京科学部で取材記者。92年から95年までヨーロッパ総局記者(科学担当)。帰国後、東京科学部次長を経て、96年からサイアス副編集長。物理学、宇宙論、生命倫理などが関心テーマ。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1997/11/1)
- 発売日 : 1997/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 316ページ
- ISBN-10 : 4062571951
- ISBN-13 : 978-4062571951
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,446,188位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2003年5月11日に日本でレビュー済み
朝日新聞に連載されていたものを纏めたインタビュー集で、量子論の最前線で研究を続けている31人の物理学者に自説についての話を伺うと云う内容のもの。ドイチュ、ペンローズ、グリビン等、門外漢でも耳にしたこと位はあるビッグネームも名を列ねている。
それぞれの研究者やその理論についての簡単な紹介を差し挟んで、インタビューした時の個人的な所感についても述べられているが、如何せん人数が多い上に一人ひとりにかけるインタビューの時間が精々数十分程度なので、かなりの駆け足になっていると云う感は拭い難い。各人と会った時の大体の雰囲気は解るものの、理論の内実に立ち入って話をして貰いたい読者にとっては隔靴掻痒だろう。私の場合、何となく解った様な、全然解らなかった樣な読後感。興味深い話題が満載だとは思うのだが、正直、テレビで2、3回シリーズの特集番組でも組んでくれた方がよっぽど充実感があったろう。
それぞれの研究者やその理論についての簡単な紹介を差し挟んで、インタビューした時の個人的な所感についても述べられているが、如何せん人数が多い上に一人ひとりにかけるインタビューの時間が精々数十分程度なので、かなりの駆け足になっていると云う感は拭い難い。各人と会った時の大体の雰囲気は解るものの、理論の内実に立ち入って話をして貰いたい読者にとっては隔靴掻痒だろう。私の場合、何となく解った様な、全然解らなかった樣な読後感。興味深い話題が満載だとは思うのだが、正直、テレビで2、3回シリーズの特集番組でも組んでくれた方がよっぽど充実感があったろう。