過去に量子力学のさわりの本を読んだとき、シュレージンガーの猫のくだりで、「結局測定の問題である」
と説明していたので、浅はかにも細かいだけで量子にも古典物理は適用できるのではないか?と勝手に思っていましたが、
高度な内容を、説明口調で極めてち密な論理で、素粒子物理学がどのような過程を経て理論を発展させてきたかが書いてあり、相対性理論との関係含め大変勉強になりました。本書の前提仮説から一歩一歩素粒子の世界に深く分け入っていく過程は、さながら推理小説の様でわくわくします。ただ、最初の50頁くらいまでは、素粒子の用語の定義とこれらの包含関係を把握するのに苦労したのと、理論式の変形などの記述がなく、文章の説明との整合性を理解するのに何度も考えるなど時間がかかりました。これを通過すると、あとは同じような思考過程でついていけるので興味深く読めます。
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クォーク 第2版 (ブルーバックス) 新書 – 1998/2/20
南部 陽一郎
(著)
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物質の究極的構造とそれを支配する基本法則を探る素粒子物理学はどう発展してきたか。2008年にノーベル物理学賞受賞の著者が、トップクォーク発見後の視点から振り返り、将来を展望。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・1998年2月刊)
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- 本の長さ326ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1998/2/20
- 寸法11.4 x 1.6 x 17.4 cm
- ISBN-104062572052
- ISBN-13978-4062572057
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商品の説明
著者について
1921年生まれ。東京大学物理学科卒。大阪市立大学教授に赴任後の1952年、朝永振一郎博士の推薦によりプリンストン高等研究所へ留学。58年よりシカゴ大学教授。対称性の自発的破れ、クォークの色、ひもなどの概念を導入し、素粒子論の発展に多大の貢献をしてきている。また長年日本からの若い研究者を招いて後輩の養成にも努めてきた。1978年文化勲章受章。世界の学会から多くの栄誉を受け、米国科学アカデミー会員でもある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1998/2/20)
- 発売日 : 1998/2/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 326ページ
- ISBN-10 : 4062572052
- ISBN-13 : 978-4062572057
- 寸法 : 11.4 x 1.6 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 137,105位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月6日に日本でレビュー済み
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2024年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初学者向けかと思いきや、ある程度の用語や物理や数学の感覚が養われた頃に読んでも、頭の中身を整理出来てとても良い。
2024年3月18日に日本でレビュー済み
ランダウやディラックの教科書を読み、数式では理解できても、これと現実はどう結びつくのだろう?という部分が曖昧模糊として、頭の中にもやもやとストレスが溜まるのが今の私の量子力学となっている。
彼らの教科書を理解するには、線形代数学や群論の知識だけでなくすべての数学公式も用語も頭の中に入れて咀嚼できていないと、そこで学習が停滞してしまう。
あるとき、ブルーバックスの竹内淳氏の「高校数学でわかる」シリーズを読んで、改めて高校数学の基礎まで遡って理解を進めようと、本屋のブルーバックスコーナー行ってみた。マックスプランク研究所出身の竹内氏の本は、とても良くできてい明快なので愛読書となっている。ところが、たまたまそこで見つけたのが南部氏の本だった。ちらっと読むと、ワインバーグ・サラムの色力学にも触れているし、素粒子の挙動がまるで目の前に浮かぶような説明で、驚いてしまった。「こんな本が30年以上前に出ていたんだ!」と無知な自分を恥じた。筆者のスピンの意味を読むと、今まで頭の中で曖昧だった部分が非常にすっきりして、「こんな事だったんだ!」と嬉しくなってしまった。
量子力学の一般向け解説本は、私は読んだことが無いが、数式無しの解説本は、そのほとんどがオカルト本だと聞く。理系に疎い知人がそのように嘆く。かといって、彼にディラックの方程式を見せて説明しても、頭の中では「?」のままだと思う。テンサーやスピナーの知識が必須なので。
南部さんのこの本には難しい式は出てこないけれど、実験結果が「図」として説明される。この図の意味をとても分かりやすく無駄なく書けるのは、第一人者の南部さんだからこそだと感じる。実際の内容はとんでもなくハイエンド。それに南部さんの洞察が分かりやすく記述される。これは量子力学の勉強と併行して読むべき必読の書だと思う。この本が日本で出版されたのは1997年。後になって同時にノーベル賞をとった、対称性の崩れの計算式であるカピボ-小林-益川行列式についてはほんの少しだけ触れられているが、実験や試験の事実を重視していた南部さんにとっては、「数ある想定式の一つ」に過ぎなかったのかもしれない。「枠が他に対して傾いているのかは、未解決な謎である。」としている。
南部さんは、「知られていない素粒子は無限にある」と認識している。今ある式は新しい素粒子が見つかれば、更に改訂されるべきものとの認識なのだろう。たぶん実際もそうなのだろう。超弦理論も控えている時代だった。ディラック方程式でさえ有効期限が永遠とは限らない。現代の天文学者は、ダークマターの素粒子の発見に必死になっているが、難易度の高さは半端ではない。とりあえず、人類はワインバーグ・サラム理論で「基本的なクォークの説明だけは出来る」ところまで来ているし、ヒッグス粒子が「存在する」ところまでも実証している。残念な事に南部さんも益川さんの時代はここまでで、いずれも舞台から去ってしまい、これからの優秀な若い物理学者に託されている。
素粒子の研究は地道な試験(しかし天文学的な経費が必要)と高度な数学理論の両輪で進む現在進行形の学問だ。この本は、その物理学の熱気を伝える最高の本だと思う。それがブルーバックスで価格も安く誰でも手軽に手に取ることができるのは本当に素晴らしい。
必読の書としてみなさんにお勧めする本です。
彼らの教科書を理解するには、線形代数学や群論の知識だけでなくすべての数学公式も用語も頭の中に入れて咀嚼できていないと、そこで学習が停滞してしまう。
あるとき、ブルーバックスの竹内淳氏の「高校数学でわかる」シリーズを読んで、改めて高校数学の基礎まで遡って理解を進めようと、本屋のブルーバックスコーナー行ってみた。マックスプランク研究所出身の竹内氏の本は、とても良くできてい明快なので愛読書となっている。ところが、たまたまそこで見つけたのが南部氏の本だった。ちらっと読むと、ワインバーグ・サラムの色力学にも触れているし、素粒子の挙動がまるで目の前に浮かぶような説明で、驚いてしまった。「こんな本が30年以上前に出ていたんだ!」と無知な自分を恥じた。筆者のスピンの意味を読むと、今まで頭の中で曖昧だった部分が非常にすっきりして、「こんな事だったんだ!」と嬉しくなってしまった。
量子力学の一般向け解説本は、私は読んだことが無いが、数式無しの解説本は、そのほとんどがオカルト本だと聞く。理系に疎い知人がそのように嘆く。かといって、彼にディラックの方程式を見せて説明しても、頭の中では「?」のままだと思う。テンサーやスピナーの知識が必須なので。
南部さんのこの本には難しい式は出てこないけれど、実験結果が「図」として説明される。この図の意味をとても分かりやすく無駄なく書けるのは、第一人者の南部さんだからこそだと感じる。実際の内容はとんでもなくハイエンド。それに南部さんの洞察が分かりやすく記述される。これは量子力学の勉強と併行して読むべき必読の書だと思う。この本が日本で出版されたのは1997年。後になって同時にノーベル賞をとった、対称性の崩れの計算式であるカピボ-小林-益川行列式についてはほんの少しだけ触れられているが、実験や試験の事実を重視していた南部さんにとっては、「数ある想定式の一つ」に過ぎなかったのかもしれない。「枠が他に対して傾いているのかは、未解決な謎である。」としている。
南部さんは、「知られていない素粒子は無限にある」と認識している。今ある式は新しい素粒子が見つかれば、更に改訂されるべきものとの認識なのだろう。たぶん実際もそうなのだろう。超弦理論も控えている時代だった。ディラック方程式でさえ有効期限が永遠とは限らない。現代の天文学者は、ダークマターの素粒子の発見に必死になっているが、難易度の高さは半端ではない。とりあえず、人類はワインバーグ・サラム理論で「基本的なクォークの説明だけは出来る」ところまで来ているし、ヒッグス粒子が「存在する」ところまでも実証している。残念な事に南部さんも益川さんの時代はここまでで、いずれも舞台から去ってしまい、これからの優秀な若い物理学者に託されている。
素粒子の研究は地道な試験(しかし天文学的な経費が必要)と高度な数学理論の両輪で進む現在進行形の学問だ。この本は、その物理学の熱気を伝える最高の本だと思う。それがブルーバックスで価格も安く誰でも手軽に手に取ることができるのは本当に素晴らしい。
必読の書としてみなさんにお勧めする本です。
2014年1月2日に日本でレビュー済み
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化学なんて全然知らないのに読みました。
質量のない量子があることに驚きました。
まだまだ解明されていないことがあるんだなと思いました。
質量のない量子があることに驚きました。
まだまだ解明されていないことがあるんだなと思いました。
2024年2月6日に日本でレビュー済み
※「オッカムのかみそり」ならぬ「アインシュタインーディラックの手法」が紹介されている。
1 素粒子とは
2 クォークとレプトン
3 クォーク探し
4 加速器のいろいろ
5 湯川理論の誕生
6 新粒子の出現
7 素粒子の規則性と保存則
8 対称性と保存則
9 ハドロンの複合モデル
10 クォークモデル
11 クォークモデルの進化
12 チャームとそれに続くもの
13 ひも付きのクォーク
14 パートンとは
15 朝永・シュウィンガー・ファインマンのくりこみ理論
16 QCD──色の量子力学
17 対称性の自然破綻
18 弱い相互作用の傾いた骨組
19 ワインバーグ-サラムの電弱統一理論
20 素粒子の標準模型1──素粒子物理の現状のまとめ
21 素粒子の標準模型2──フェルミオンの質量
22 統一場の理論
23 大統一のプログラム
24 素粒子物理学のゆくえ。
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2 クォークとレプトン
3 クォーク探し
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6 新粒子の出現
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8 対称性と保存則
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10 クォークモデル
11 クォークモデルの進化
12 チャームとそれに続くもの
13 ひも付きのクォーク
14 パートンとは
15 朝永・シュウィンガー・ファインマンのくりこみ理論
16 QCD──色の量子力学
17 対称性の自然破綻
18 弱い相互作用の傾いた骨組
19 ワインバーグ-サラムの電弱統一理論
20 素粒子の標準模型1──素粒子物理の現状のまとめ
21 素粒子の標準模型2──フェルミオンの質量
22 統一場の理論
23 大統一のプログラム
24 素粒子物理学のゆくえ。
2019年3月3日に日本でレビュー済み
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期待以上の内容です。引き続きじっくり読みます。
2019年3月24日に日本でレビュー済み
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ノーベル物理学賞受賞の南部陽一郎先生の著書なのできっと理解しやすいだろうと思って購入しました。
確かに高等数学や量子力学を使わずに記述されているので、素粒子物理に興味のある方ならば読破できると
思います。ただし略号が多用されているので、一度読んだだけでは全体像が掴めず何回か読み直しました。
さらにハドロン、レプトン、ボソン、メソンなどの簡単な説明一覧と、略号の一覧があるともっと理解
し易くなるのではと思いました。また他のレビュアーが指摘していたように、横書きだった方が文中の式が
分かりやすかったはずです。
でも南部先生がご自身の知識知見を活かして解説してくれていますので、現在出されている理論や仮説を
どう解釈したら良いかが示されており、とても興味が持てました。
確かに高等数学や量子力学を使わずに記述されているので、素粒子物理に興味のある方ならば読破できると
思います。ただし略号が多用されているので、一度読んだだけでは全体像が掴めず何回か読み直しました。
さらにハドロン、レプトン、ボソン、メソンなどの簡単な説明一覧と、略号の一覧があるともっと理解
し易くなるのではと思いました。また他のレビュアーが指摘していたように、横書きだった方が文中の式が
分かりやすかったはずです。
でも南部先生がご自身の知識知見を活かして解説してくれていますので、現在出されている理論や仮説を
どう解釈したら良いかが示されており、とても興味が持てました。
2018年5月4日に日本でレビュー済み
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先に、翻訳本の洋書を購入したのですが、読むのに時間がかかるので、日本語訳の解説本がないか調べてました。
本当は、この本を英語訳した洋書を先に入手していたのです。 これからは、この本を読んでから、じっくり洋書を読み比べてみようと思います。
本当は、この本を英語訳した洋書を先に入手していたのです。 これからは、この本を読んでから、じっくり洋書を読み比べてみようと思います。