「理系のために」とタイトルがついていますが、理系に限らず分かりやすい英文を書くにはどうしたらよいか?ということを説明してくれています。大事なのは文書の構成法とつなぎということです。読者がフォローしやすいように、文書の順番を考え、つないでいくということです。当たり前と言えば当たり前ですが、日本語で文章を書くときはそうしていても、英語を書くときは英語の文法の方に注意が行き過ぎてしまい、構成がおろそかになってしまうのかもしれません。
The Elements of Style, Fourth Edition
のRule 12. Choose a suitable design and hold to it.およびRule 13. Make the paragraph the unit of composition.を具体的に説明しているようなので、補完する本と考えられます。また付録部分はEOSとも通じる部分があります。
理系に限りません。英語を書く人は読んで損なしです。
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理系のための英語ライティング上達法―情報を正しく効果的に伝える技術 (ブルーバックス) 新書 – 2000/11/1
倉島 保美
(著)
英語のライティング能力が一夜にして向上! NECでテクニカルティングを教える著書が簡単な単語で「言いたい」ことを的確に伝えるノウハウを解説。短時間で飛躍的な成果を挙げる英語勉強法とは? ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・2000年11月刊)
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2000/11/1
- ISBN-104062573113
- ISBN-13978-4062573115
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商品の説明
著者について
日本電気(株)システムULSI開発本部エキスパートエンジニア。1961年生まれ。東京大学工学部卒業。LSIの設計に従事するかたわら、英語および日本語のライティングや論理的思考法、ディベートなどを大学や企業で指導。早稲田大学アジア太平洋研究センター特別研究員。日本テクニカルコミュニケーション協会会員。日本実用英語学会会員。全国教室ディベート連盟会員。著書に『書く技術・伝える技術』(あさ出版)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2000/11/1)
- 発売日 : 2000/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 253ページ
- ISBN-10 : 4062573113
- ISBN-13 : 978-4062573115
- Amazon 売れ筋ランキング: - 702,747位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2015年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は以前知り合いから借りて読み、良かったので購入させていただきました。当方、英語ライティングその他を教えている立場にありますが、この本は英語は苦手でしかもとにかく論理的に簡潔に理解したい理系の方には最適な本だと認識しています。これ以外に倉島先生の本はいくつも出版されていますが、どれも全て理解し易く、実践に基づいた素晴らしい本だと思います。ぜひオススメです。
2004年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
通常のライティング本ではなかなかトピックとなりにくい,文章の組立時という英作文以前の時点でのテクニックを中心に取り上げている.そのため,ネイティブチェックでは見逃されがちな意外なテクニックが紹介されている.
実はこの本で紹介されている技法はわずかである.しかし,その手法を例文を用いて丁寧に紹介しているため,じっくり読めば確実に身につくことだろう.
単語やイディオムを増やすのではなく,文章構成のための道具立てを増やしたい人におすすめだ.
実はこの本で紹介されている技法はわずかである.しかし,その手法を例文を用いて丁寧に紹介しているため,じっくり読めば確実に身につくことだろう.
単語やイディオムを増やすのではなく,文章構成のための道具立てを増やしたい人におすすめだ.
2008年11月7日に日本でレビュー済み
5年前に読んだ.
本書には英文を書いているその場ですぐ役に立つtipsが多く含まれているわけではなく(ある程度はあるが).それは著者の意図するところでもない(たぶん..そのへんはもう5年前なのであまり憶えていない).本書はまさにタイトル通り,提示されたヒントを意識して英文を書いていると,自然と「ライティング」技術を「上達させる」ことができる本である.本書が述べるライティング技術とは,やはりタイトル通り「情報を正しく効果的に伝える技術」である.それは読者を適切に導き正しい理解を助ける技術であるので日本語にも共通である.5年経った現在,本書のヒントは英文を書く際のみならず,日本語で科学的文章を書く際やプレゼンテーションの際にも役に立っていると感じる.
本書には英文を書いているその場ですぐ役に立つtipsが多く含まれているわけではなく(ある程度はあるが).それは著者の意図するところでもない(たぶん..そのへんはもう5年前なのであまり憶えていない).本書はまさにタイトル通り,提示されたヒントを意識して英文を書いていると,自然と「ライティング」技術を「上達させる」ことができる本である.本書が述べるライティング技術とは,やはりタイトル通り「情報を正しく効果的に伝える技術」である.それは読者を適切に導き正しい理解を助ける技術であるので日本語にも共通である.5年経った現在,本書のヒントは英文を書く際のみならず,日本語で科学的文章を書く際やプレゼンテーションの際にも役に立っていると感じる.
2013年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本における英文のかきかたの本のおおくは,ひとつの文のなかにあらわれる単語や表現に重点をおいている. この本は,そうではなくて,バラグラフの構成やパラグラフ内での文のつなぎなどに重点をおいている. 論文のかきかたも意識しているが,ビジネス英語により重点があるので,ひとによい印象をあたえる文章というところにも注力している. パラグラフに関してはこの本もひととおりのことが書いてあるが,不足している部分もあるから,おなじ著者による 「論理が伝わる 世界標準の「書く技術」」 も読むとよい.
2006年5月12日に日本でレビュー済み
英語と一口に言いますが、どんな能力を重視しますか? 英語は言語である。的確なコミュニケーションを目指すなら、この本に書かれた内容のマスターが必須である。単語力や文法、単文の英作文の勉強だけでは無理だ。私は、文法・単語を勉強しても、一向に論文を書ける気がしなかった。英語でまとまった文章を発表するために、何を勉強したら良いのか、途方に暮れていた。私は、英語でのコミュニケーションに必要な能力を重視する。この本はそれに叶った方法を教えてくれる良書である。もちろんここに書かれた内容が身に着いている人には無駄な本ですが。
本書は「英語力の強化なしに、情報を効果的に英語で伝達する力を、短時間で大幅に向上させること」を目的にしている。一見不可能だ。しかし日本語でも、大学卒の文章が必ずしも分かり易くないことを考えれば、逆説的にコミュニケーション技術の重要性が見えてくる。単にNativeだからと有り難がるのではなく、きっちりと理論を身に着ける重要性が見えるだろう。
英語の達人らは、異口同音にロジックの重要性を説く。ギリシャ語など、古典語の勉強ではロジック、レトリック、グラマーが必須だったそうだ。ロジックと聞くと怯んでいた。英語に限らず、学校でロジックなどの文章技術は習っていないため、恐れを感じる。しかし、文章は分かり易さが大事であり、その基礎がロジック等の理論である。一度は勉強しなければいけないこと、なのだ。だから、英語力を上げる前に、まず本書の内容をマスターする必要がある。
本書を読むだけならば、さらっと数日で済むだろう。難しいことは書いていない。目次を見れば分かるだろう。しかし、実践して身に着けるとなると、数日では難しい。それでも、英語でのコミュニケーションのために、最初に学ぶべき内容が解った。貴重な本である。
本書は「英語力の強化なしに、情報を効果的に英語で伝達する力を、短時間で大幅に向上させること」を目的にしている。一見不可能だ。しかし日本語でも、大学卒の文章が必ずしも分かり易くないことを考えれば、逆説的にコミュニケーション技術の重要性が見えてくる。単にNativeだからと有り難がるのではなく、きっちりと理論を身に着ける重要性が見えるだろう。
英語の達人らは、異口同音にロジックの重要性を説く。ギリシャ語など、古典語の勉強ではロジック、レトリック、グラマーが必須だったそうだ。ロジックと聞くと怯んでいた。英語に限らず、学校でロジックなどの文章技術は習っていないため、恐れを感じる。しかし、文章は分かり易さが大事であり、その基礎がロジック等の理論である。一度は勉強しなければいけないこと、なのだ。だから、英語力を上げる前に、まず本書の内容をマスターする必要がある。
本書を読むだけならば、さらっと数日で済むだろう。難しいことは書いていない。目次を見れば分かるだろう。しかし、実践して身に着けるとなると、数日では難しい。それでも、英語でのコミュニケーションのために、最初に学ぶべき内容が解った。貴重な本である。
2005年7月31日に日本でレビュー済み
優れた本である。己の言いたいことを、他者に向けていかに効果的に文書で伝達するか、を書いたものとして。この本そのものが、著者の言う「コミュニケーション技術」を駆使した見本でもある。言論の国際社会で、日本人の影響力の小ささは経済のプレゼンスの巨大さに比較すると異様でもある。その理由の一半に日本人のインテリが教育課程で「コミュニケーション技術」のトレーニングをうけてないことが挙げられうる。仕方がないので、学校卒業後このような本でそれを再度、学ばなければならない、というわけだ。
だから、「理系・・」とか「英語・・」というタイトルはあまり適切ではないかもしれない。この本のメリットはそれ以外にあるからである。
だから、「理系・・」とか「英語・・」というタイトルはあまり適切ではないかもしれない。この本のメリットはそれ以外にあるからである。
2001年9月12日に日本でレビュー済み
例文集や、表現集があふれる中、コミュニケーション技術に力を入れて解説しているこの本は貴重。特に、仕事などで、英語で正確に相手に情報を伝える必要がある人は必読だ。英文の質をあげるための具体的なポイントは付録にまとまっているので便利だが、このボリュームでは、本格的なテクニカルライティングの本がほしくなる。しかし、英文Eメールのポイントや、英文作成のための電子ツールの徹底的な利用法などがあり、コンピュータで英文作成することが当たり前な人にとっては、とても役立つ内容だ。