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記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス) 新書 – 2001/1/19
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記憶力の秘密が解き明かされる!
神経科学の目覚ましい進歩によって脳の記憶の実体がついに見えてきた。記憶力を高める「夢の薬」を研究する著者が、LTPやシナプス可塑性などの最新理論を解説しながら、科学的に記憶力を高めるための具体的な方法を紹介する。
著者からのメッセージ「記憶は未来の自分に贈るメッセージです。本書では、驚くほど巧妙な記憶のメカニズムが皆さんを待っています」
- ISBN-104062573156
- ISBN-13978-4062573153
- 出版社講談社
- 発売日2001/1/19
- 言語日本語
- 寸法11.4 x 1.3 x 17.4 cm
- 本の長さ280ページ
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商品の説明
商品説明
本書は、そんなタクシー運転手の記憶力を脳科学的に解析したマグワイヤの研究の紹介から始まる。その興味深い研究の結果、タクシー運転手の脳のある部分が一般の人よりも大きく、しかもそれはベテランの運転手であるほど大きいという驚くべきことがわかった。
よく年をとると記憶力が衰えるといわれるが、この研究は成人した後であっても鍛えれば記憶力がよくなることを示している。しかし、そうは言っても成人して年齢を重ねるごとに記憶力が落ちていくのを感じるわけだが、脳科学は脳の構造にあわせた3つの「記憶の仕方」があることを教えてくれている。それは(1)何度も失敗を繰り返して覚える、(2)きちんと手順を踏んで覚える(易しいものから難しいものへ)、(3)まずは大きく捉え、最初から細部にこだわらない、である。年齢と共に「丸暗記」する能力は衰えていくが、この方法を用いれば記憶力は鍛えられる。
本書は記憶に関する脳科学の興味深い研究を、歴史に沿ってわかりやすく紹介している。また「テストの直前に詰め込み勉強をするなら徹夜するよりも早起きして勉強した方が良い」「テストの前に風邪薬を飲むと記憶していたものが思いだしにくくなる」など、記憶力に関するアドバイスもかなり具体的だ。
文章も読みやすく、必要な生化学や脳科学の基礎知識もわかりやすく解説してあり、記憶のみならず広く脳科学に興味を持っている人にお勧めできる。(別役 匝)
著者からのコメント
著者の池谷裕二です。この本が出版されてからというもの、じつは、あまりの反響の大きさに少々戸惑っております。
現代科学の進歩は目覚ましく、人類最後の謎といわれる「脳」に関しても、皆さんが想像している以上に詳細に解明されてきています。脳科学の最前線で働いている研究者の一人として、現在までの脳科学の成果を、探求心ある皆さんに平易な言葉を用いて還元したいと思ったのが本書を執筆するきっかけです。
まず本の前半では、脳のしくみ、記憶のしくみを最新神経科学の視点から解説しました。記憶はどのようにして脳にたくわえられるのか。そもそも「記憶力」とは何なのか。こうしたことを考えながら、現代の脳科学が到達している極限にまで皆さんを案内します。後半では、この脳のしくみを利用して効率よく記憶力を高める方法を説明しました。がむしゃらに勉強するのはけっして脳に良いことではありません、脳には脳なりの能率的な学習方法があるのです。脳の機能はとても奥深いものです。その本質を少しでも皆さんに伝えることができたならば幸いです。
出版社からのコメント
「最近年のせいか、物忘れが激しくなった」とお嘆きの皆さん。諦めるには、まだ早すぎます。脳の仕組みを正しく理解し、正しい方法で覚えれば、年をとっても記憶力を高めることは十分可能です。本書は、LTPやシナプス可塑性などの神経科学の最新研究の成果を紹介しながら、記憶力を高めるための、具体的な方法をわかりやすく解説していきます。著者である池谷裕二氏は、記憶力を高める「夢の薬」を研究している第一線の若手研究者。驚くべきことに、同氏が所属する研究室では、記憶力を高める物質をすでに発見し、マウスの記憶力を数倍高める実験を成功させています。
本書は最先端の高度な内容を紹介しているにもかかわらず、実にわかりやすく、脳科学について初めて学ぶ方でも、スラスラと理解できる内容に仕上がっています。記憶力を扱う本は数あれど、本書ほど知的好奇心を刺激し、タメになる本はないはずです。担当編集者が自信を持って推薦する『記憶力を強くする』をぜひお楽しみください。
著者について
1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。東京大学大学院薬学系研究科教授。脳研究者。海馬の研究を通じ、脳の健康や老化について探求をつづける。日本薬理学会学術奨励賞、日本神経科学学会奨励賞、日本薬学会奨励賞、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞などを受賞。本書のほか主な著書に『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』(ともに講談社ブルーバックス)、『脳はなにかと言い訳する』(新潮文庫)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/1/19)
- 発売日 : 2001/1/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 280ページ
- ISBN-10 : 4062573156
- ISBN-13 : 978-4062573153
- 寸法 : 11.4 x 1.3 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,020位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
─ 池谷裕二(いけがやゆうじ) 東京大学・薬学部・教授 ──
こんにちは、池谷です。脳の健康や発達、老化を探求する基礎研究を行いながら、脳に関する一般向けの本を書いています。
脳は知れば知るほど奥が深く、さらなる探究心がくすぐられます。研究現場は毎日がわくわくの連続です。この高揚感を自分だけにとどめておくのはもったいない ── 脳研究の最前線のトピックを、できるだけ噛み砕いて語ることで、「知の興奮」を皆様と共有したいと願っています。
初めて拙著を読まれる方は、高校生への講義シリーズ『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』『夢を叶えるために脳はある』(講談社)の3冊を、まずはお手に取ってみてください。私の「脳観」を感じ取っていただけると思います。
『脳はこんなに悩ましい』(新潮社)、『脳はみんな病んでいる』(新潮社)、『ココロの盲点 完全版』(講談社)も個人的に大好きな本です。より手軽な本としては、『海馬』(新潮社)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社)、『パパは脳研究者』(扶桑社)、『記憶力を強くする』(講談社)などもございます。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書のテーマは、記憶のメカニズム。効率的な記憶方法に関する記述があるため、誰にとっても役立つと思う。
印象的だった部分を簡略化して記す(カッコ内は私のコメントです)。
脳の神経細胞が基本的に増殖しない理由は、脳の個性を保つためだ。もし増殖したら、人の性格はどんどん変わってしまう(p22)。
(別人として生きてみたい私としては、残念だ。)
意識して脳を使えば、死ぬ脳細胞の数を抑えられる(p24)。それどころか、脳を使うと神経細胞が増える部位がある。たとえばタクシーの運転手は、ハンドルを握って30年たつと、3%もその脳部位が膨らむ(p28)。つまり、鍛えさえすれば記憶力は上がる(p30)。
(脳も「筋トレ」することで「脳マッチョ」になれるということだと、私は理解した。)
・頭を強く打つと、簡単に脳細胞が大量に死ぬ。ゲンコツで頭をこつんと叩いただけでも、数千個の神経細胞が死ぬ。無意味に頭を叩いてはいけない(p25)。
(私は高校時代にラグビー部だった。ラグビー部員たちは、私を含めて、あまり成績が良くなかった。頭をぶつけすぎて脳細胞の大虐殺が起きたのかもしれない。)
記憶干渉のため、不用意に記憶をつめこむと、かえって覚えが悪くなる。たとえば、テストまでに知らない英単語を100個覚えなければならないとする。こういうときは、無理して全部覚えようとせず、確実に50個覚えたほうが概してよい点数が得られる(p205)。
(これはテスト勉強で要領よく手を抜く際に使えそうだ。テスト勉強のコツは、「何を勉強しないか」を早い段階で見切ることにあるのかもしれない。)
記憶するためのよい方法は、覚えた知識を友達や家族に説明してみること。これがきっかけとなり、容易に思い出すことができるようになる。
(つまり「受け売り」すると良い。受け売りという「情報の出力」は、同時に「情報の再入力」を伴うため、復習にもなるし、聞いたほうも得する場合が多いと思う。)
何かを独学で学習する場合、まずは大局を理解しておくことが大切だ。また、いきなり高度なことに手を出さず、基礎を身につけてから少しずつ難易度を上げたほうが、早く習得できる(p214)。
(人物画を描く場合、ラフスケッチしてから細部を描いたほうがよいことと似ていると思った。)
大半は脳が記憶するメカニズムについて専門的な内容が記されています。
しかし図が多く、説明が丁寧なので専門知識がない素人でもわかりやすい。
後半は記憶を強くするためのコツが記されています。
脳(特に海馬)と記憶の仕組みを知ったうえで読むと納得力も倍増。
コツの一例としては
・興味を持つ
・情動を絡める
・互いに関連付ける
・耳を使う
・具体的に想像する
・経験に結び付ける
・復習する
などがあります。
なぜこうすることで記憶力が増すのか、その理由が科学的に説明されているため「理解」が深まります。
この「理解」も記憶を促す要素の一つです。
勉強をしたのに覚えていない。
同じ経験をしたのになぜか友達の方がしっかり覚えている。
その時、自分は物事に無関心ではなかったでしょうか?
記憶に関わる様々な要素について、知識を深めたい人に是非読んで欲しい一冊だと思います。
2002年の初版を読み池谷さんのファンになりました。
2001年に出版されている同書は、ターゲット層が異なるので新しい発見があり、
併読すると『記憶』に関する知識が深まります。
高い周波数で海馬のシナプスを刺激すると、
シナプスの結合が長期的に持続することを、
専門用語でLTP(long-term potentiation; 長期増強)ということ。
だから、記憶をするときはリラックスしているときに効率よく出来たり、
記憶の整理には、レム睡眠のθ波の状態が増強しやすいんだと妙に納得しました。
また、例えば"A"という文字に関しては、
手書きも印字も崩し字も全部同じ文字として認識するために、
脳は緩く曖昧に記憶するため、繰り返し学習することで
記憶が増強することも、他の人に説明する際に説得力のある材料となります。
エビングハウスの忘却曲線に基づく復習の大切さも
記憶に関するキーワードとして
側頭葉(長期記憶)に残しておきたいものです(笑)
いかにして私たちの記憶が形成されているかがわかり、面白い一冊でした。
話としては、科学者でない自分でも面白いですし、脳科学者さんの苦労を感じられ、研究としての面白さや研究者の
偉大さを感じることができます。
科学者になりたい子供にはとてもお勧めです。
自分は、自分の記憶力を伸ばすために読んでみましたが、そういう視点でも特に実用的な論点はほぼないので、
すみませんがお勧めしないです。