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改訂新版 暗号の数理―作り方と解読の原理 (ブルーバックス) 新書 – 2005/9/10

4.4 5つ星のうち4.4 36個の評価

インターネットの時代。あなたを守ってくれているのは「暗号」だった! 古代ローマに生まれた「シーザー暗号」からIT時代のセキュリティを支える暗号技術までを、親しみやすい秘話を交えながら丁寧に解説。エドガー・アラン・ポーでも解けなかった暗号の解法は? “美しいが役立たず”だった整数論が突然“軍事機密”と化した天才的着想「公開鍵暗号」のしくみとは? 暗号の「しくみ」と「解き方」がわかる入門書。


インターネットの時代。あなたを守ってくれているのは「暗号」だった!

暗号の「しくみ」と「解き方」がわかる!
古代ローマに生まれた「シーザー暗号」からIT時代のセキュリティを支える暗号技術までを、親しみやすい秘話を交えながら丁寧に解説。エドガー・アラン・ポーでも解けなかった暗号の解法は?“美しいが役立たず”だった整数論が突然“軍事機密”と化した天才的着想「公開鍵暗号」のしくみとは?

●古代文字の解読に暗号学が活躍?
●第二次大戦中ドイツが使った「エニグマ暗号」の仕組みとは?
●中学校で習う「素因数分解」が暗号になる秘密は?
●量子コンピュータで現在の暗号技術が全て無力と化す?
●量子力学を使った絶対に盗聴できない通信が存在する?
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商品の説明

メディア掲載レビューほか

暗号の数理<改訂新版> 作り方と解読の原理
 1980年の初版に,量子暗号など3章弱を加筆した改訂版。前半は小説で使われた暗号や古代文字の解読など,暗号にまつわるエピソードで読者を引きつける。後半は数式を用いて公開鍵暗号を解説。最後に量子暗号の現状に触れ,暗号技術の強敵となる量子コンピュータを概説する。軍事用暗号の解読を巡る暗闘や古代文字の解析といった数々の逸話は楽しく,量子情報技術をここまで簡潔にまとめた書は他に類を見ない。万人がそれぞれ得るところのある名著だろう。


(日経バイト 2005/12/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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日経BP企画

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2005/9/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/9/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406257490X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062574907
  • 寸法 ‏ : ‎ 11.4 x 1.2 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 36個の評価

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一松 信
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年8月21日に日本でレビュー済み
読んだのは,高校の頃だったと思うが,(なので30年以上前...)
大変面白かったという印象である.
暗号の歴史からら始まって,第2次世界大戦の時の暗号
(きっと,著者も戦時中暗号解析にかかわられていたのかと思われる話しも...)
このあたりの暗号は,多表式を呼ばれる物で,シーザー暗号を複雑化したもの
ただ,近年まで,(現在は知りませんが)外交関係では使われていたそうです.
この本のメインテーマは公開鍵暗号で,それに伴う署名についても解説しています.
公開鍵暗号はナップザック暗号とRSAをとりあげ,
必要な整数論も同書内に書かれている.
個人的にはパズルが好きなこともありナップザック暗号が面白いと思った.
(今では,ナップザックは欠陥があり,RSAが主流であるが)
署名についても,鍵の配信についても記述があったと記憶している.
ただ,現状で使われるもう一つの暗号である,ブロック暗号については
説明が難しいためか,ほとんど記述がない.
(いきなりガロア体などの代数の説明になってしまうためだと思います.)
読めば分かるように記載されているため,楽しく読めるし
読み終わったあとも,分かった気になる.
(式も省略せずに書かれているので,分かった,気になるだけで無く,本当に分かります.)
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これ、読みたい!息子に頼まれた!
プライムで翌日着!
本当に助かりました!
2015年12月5日に日本でレビュー済み
レビュー者は昔、通信工学などについて若干、学んだことがあることから 「第1章 秘密通信と暗号」、「第2章 暗号の種類」、「第3章 慣用の暗号体系」と調子よく読み進み、「古代文字の解析にも関係するんだなあ」とか、「以前、擬似乱数を使ったコンピュータシミュレーションを行なったけれど、導き出した考察はあれでよかったのだろうか」などと考えさせられました。一方、第4章以降は雰囲気が何となくわかる程度で「これを理解するには数学を学び直す必要があるなあ」を実感させられました。よい刺激を与えてくれた本です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年10月1日に日本でレビュー済み
コンパクトでありながら内容はハイレベル、これぞブルーバックスの真骨頂である。
暗号学の世界では定番の、エドガー・アラン・ポーの『黄金虫』やコナン・ドイルの『踊る人形』から始まって、ナチス・ドイツのエニグマ暗号、そして公開鍵暗号はもちろんのこと、量子暗号まで触れられている。そもそも、public key cryptographを「公開鍵暗号」と訳したのは、著者なのだ。
そして、永美ハルオ氏のイラストが実に良い味を出している。昔のブルーバックスはみんなこれだった。

『黄金虫』や『踊る人形』に出てくる単文字換字暗号は、文字の頻度解析によって容易に解読できる。英語のテキストに現れる文字は、多い方から "ETAOIN SHRDLU" である。これでアナグラムを作ると "SOUTH IRELAND" になる、などの蘊蓄も満載。

ただ、第5章のRSA暗号については、本書の説明で完結しているとは言い難く、これだけを読んで理解することは困難であろう。縦書きの文章の中に数式が埋め込まれていて、非常に読みにくい。
RSA暗号については、『はじめての数論』(Joseph H. Silverman)の説明が大変素晴らしい。これを理解するために、それほどの予備知識は必要ない。必要なのは、ユークリッドの互除法と、フェルマーの小定理の発展版であるオイラーの公式だけである。

詰め込み問題(ナップザック問題)を利用した公開鍵暗号の可能性や、平方篩による素因数分解の話は他書にはなく、面白い。
P≠NP問題、楕円曲線暗号、量子暗号についても軽く触れられているが、これらについては他書を参照する必要があろう。
著者は1926年の生まれである。第二次大戦末期に大学の数学科だった著者は、学徒動員により暗号研究に従事したという稀有な経歴をもつ。これは著者にしか書けない話題であり、この裏話を改訂の際に削除してしまったとしたら残念だ。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月1日に日本でレビュー済み
今まで読んできた暗号に関する本の中ではダントツにわかりやすかった。内容は決して易しくはないと思う。特に後半、現在インターネットなどの通信に利用されている、素数の素因数分解に基づいた数学理論の説明などが出てくるあたりは、じっくりとかみ締めながら読み進めないと暗号の素晴らしさが理解できないと思われる。

しかし、それでも尚「わかりやすい」というのは、難しい箇所でもコレだけは理解して欲しい、という筆者のエッセンス抽出の仕方が非常に優れている点にある。上っ面だけを撫でていく「暗号の歴史」や、理論メインの「情報数理」に終わらず、非常にバランスの良い内容になっていて、読んでいてワクワクできる内容だった。特に公開鍵暗号の理論を、フェルマーの小定理の説明からはじめ、易しく・詳しく説明している本は他にないと思われる。暗号理論に興味のある方は、まずは本書から!
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月1日に日本でレビュー済み
前半は暗号にまつわる歴史、エピソードが中心だがポーの黄金虫の引用にせよ実例をあげずの解説で不十分でわかりにくいし興趣に乏しい。後半は、現代の暗号技術の概説だが難しい。他の本で、まがりなりにも整数論や公開鍵の仕組みを理解したつもりだったがそんな生易しいものではなかった。ながながとした説明はわずらわしいだろうとの著者の気遣いなのだろうが、例題もない概念説明は専門用語や概説的記述ばかりで歯が立たない。かなり整数論の知識がなければ無理だろう。だけど知識があるひとがこの本を読むだろうか。学術論文のシノプシス集のような本。「猿にもわかる…」式の本を期待した自分が甘かった。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年11月9日に日本でレビュー済み
一松先生が暗号の基礎について、その起源から最新の量子暗号(改訂版で追加)まで平易に解説した本。ブルーバックスと言う性格上、数学的厳密さの追求よりも、読み物としての楽しさに重きを置いており、入門書として適している。公開鍵暗号の説明以外では数式が出て来ないよう配慮されている。漫画チックな挿絵も豊富。

まずは、歴史的観点での暗号の必要性や平文・暗文などの基礎知識が説明される。続いて、換字法等の初歩的な暗号化方法が説明される。ここで、ポー「黄金虫」、ドイル「踊る人形」、乱歩「二銭銅貨」が紹介されており、サービス振りに感心させられる。また、現在でも詳細が不明なエニグマについて、推論だがと断って、数頁に渡って説明があるのは珍しく貴重。この中で乱数の話が出て来るが、「人間乱数」の話題に触れるなど、一松先生のユーモア精神が感じられる。

共通鍵暗号についての詳しい説明はなく、いきなり公開鍵暗号の説明に入る。Diffie-Hellmanの名前が冒頭に出て来るが、楕円曲線暗号には触れず、説明対象はRSAである。ここで、非常に大きな整数の素因数分解の困難さと公開鍵・秘密鍵の概念が説明される。2つの異なる鍵(一方は公開)を使って暗号化・複合化が可能な理由とその具体的方式が数式を使って説明される。ここの説明は厳密なので、RSAの理解に役立つと思う。1980年版では、RSAの有効性は認めながらも、(大型)計算機能力との対比で有用性には疑問を残す形で終っていた(現在ではPCでもRSAは使われている)。改訂版では更に最新の量子暗号の概要を説明して終る。暗号の概要を知るにも、RSAの基本理論を知るにも有用な本。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年9月7日に日本でレビュー済み
書名の「暗号の数理」を最小限のスペースで説明してくれいます。

前半では暗号の種類とその実例を、歴史的な話題を交えつつ語っており、後半では現在最強の暗号であるRSA暗号の原理、そして量子コンピューターについて語っています。
後半は原理の説明に数式が出てくるので、数学・数式が苦手な人には苦痛な感じかもしれません。ただ、この内容のことを数式なしで語る方が、暗号の概念的な話にとどまり「数理」を語ったことにはならなくなると思います。
また、今となっては、暗号の歴史やその説明についてはサイモン・シン著「暗号解読」が非常に素晴らしいので、この本の価値は「暗号の数理」を語っている後半にあると改めて感じます。

一松先生らしく、誤解の無いようにされている説明は数学者らしさを感じます。そして確実な理解を促すような構成となっており、読んでいて小気味良いです。
数式を交えてますが、現代の暗号の原理を理解する上では、上記の「暗号解読」よりも良いと思います。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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