無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
非対称の起源―偶然か、必然か (ブルーバックス) 新書 – 2006/10/21
なぜ自然界は対称ではなく非対称を好むのか利き手は右利きが多く心臓は体の左側、言語野は左脳、生命を形作るDNAは右巻きと決まっているようだ。偶然なのか必然なのか、宇宙の起源に遡る壮大なドラマ!
- 本の長さ474ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/10/21
- ISBN-104062575329
- ISBN-13978-4062575324
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/10/21)
- 発売日 : 2006/10/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 474ページ
- ISBN-10 : 4062575329
- ISBN-13 : 978-4062575324
- Amazon 売れ筋ランキング: - 433,717位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,338位ブルーバックス
- - 1,572位科学読み物 (本)
- - 77,823位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
12グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キーワードは「なぜ心臓は左側にあるのか」。キーワードをもとに、社会文化的な左と右、さらには物理化学的な左右非対称にまで話しが及ぶ。論証がきっちりなされていて十分科学的な内容だが、なにしろ内容が膨大で、ブルーバックスというカテゴリーにギリギリ収まったという感じ。
2007年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
左右についての随筆。この形式はブルーバックスでは珍しいのだが、この著者の博識さには圧倒される。生物学、科学、物理学、文学(英文学からロシア文学まで!!)、心理学、社会学、歴史、語学・・・ここまで広い領域をここまでハイレベルに語れる人は大変難しい(一般的に教養は、文系の「シェークスピアを読んだ事があるか?」と理系の「熱力学の第二法則を説明できるか」が同じレベルだといわれているが、これを両方yesと言える人はほぼ皆無らしい。この著者は共に出来るわけだ)
ひたすら利益を追求するアメリカとは違った、博物学のさかんなイギリス人ならではの良書と言えよう。日本人は教養を蔑視する傾向が世界的に見ても強いのだが、この様な幅広い教養を身につけることこそが国際人への第一歩と言えるのではないだろうか?わが身を内省するためにも読みたい一冊。
ひたすら利益を追求するアメリカとは違った、博物学のさかんなイギリス人ならではの良書と言えよう。日本人は教養を蔑視する傾向が世界的に見ても強いのだが、この様な幅広い教養を身につけることこそが国際人への第一歩と言えるのではないだろうか?わが身を内省するためにも読みたい一冊。
2012年2月19日に日本でレビュー済み
19世紀のとある患者は、多くの人とは違い、心臓が右側にあった。しか
も彼は、多くの人と同じ、右利きだった..
なぜ人間は、心臓が左側にあるのか? そして右利きが多いのか? 非対
称を研究してきた著者の、壮大な物語が幕を開ける。
古代から続く左右の象徴と理由。脳と手の関連性。微生物と脊椎動物の違
い。分子レベルから宇宙に至る利き手の謎。一つ一つが深い。
一方、サービス精神も旺盛だ。美人を問う実験、異なる字の書く方向、腕
組みをした際にどちらが上になるか、左利きスポーツ選手の優位性とは。
知識を得るだけでなく、ロマンを感じることができる、満足の一冊。
も彼は、多くの人と同じ、右利きだった..
なぜ人間は、心臓が左側にあるのか? そして右利きが多いのか? 非対
称を研究してきた著者の、壮大な物語が幕を開ける。
古代から続く左右の象徴と理由。脳と手の関連性。微生物と脊椎動物の違
い。分子レベルから宇宙に至る利き手の謎。一つ一つが深い。
一方、サービス精神も旺盛だ。美人を問う実験、異なる字の書く方向、腕
組みをした際にどちらが上になるか、左利きスポーツ選手の優位性とは。
知識を得るだけでなく、ロマンを感じることができる、満足の一冊。
2006年12月9日に日本でレビュー済み
ヒトは対称的なものに美を感じる。
しかし心臓は左にあるし、脳は左右の半球で機能が異なり、アミノ酸はL体、糖はD体である。こういった非対称の事例を科学的に解説し、非対称の成り立ちを解明していく。
またヒトはマイナリティーを異端とする。
多くの人が右利きである理由を検証し、仮説を設ける。左利きが差別されてきた事例も多く述べられている。右が正統であり、左が邪道とされる宗教的・言語的事例も多い。
生物学、化学、心理学、言語学、考古学などさまざまな分野にまたがった非対称に関する知識が詰め込まれている。私自身、左利きのため、特に面白く読めた。
しかし心臓は左にあるし、脳は左右の半球で機能が異なり、アミノ酸はL体、糖はD体である。こういった非対称の事例を科学的に解説し、非対称の成り立ちを解明していく。
またヒトはマイナリティーを異端とする。
多くの人が右利きである理由を検証し、仮説を設ける。左利きが差別されてきた事例も多く述べられている。右が正統であり、左が邪道とされる宗教的・言語的事例も多い。
生物学、化学、心理学、言語学、考古学などさまざまな分野にまたがった非対称に関する知識が詰め込まれている。私自身、左利きのため、特に面白く読めた。
2010年6月8日に日本でレビュー済み
「右手は左手よりすぐれているのか」「右と左の起源」「左利きの苦悩」などといった目次を見た瞬間に、左利きの私は、この本を迷わず手に取った。しかしよくまあ、歴史、文化、思想、科学と分野をまたいで、ここまで「右」「左」に関する資料を集めてまとめたものだと感心した。社会的宗教的に「右」「左」を論じながら(「左」の歴史的異端視に愕然とするが)、遺伝子、脳、前後左右頂底と分かれる前の生物の起源にまで気を配る、包括的な視野の広さは、まさに驚きの連続で惹きつけられること間違いなしだ。
「左利きはなぜ少ないのか」「親子と利き手の関係はあるのか」「大人になっても左右を一瞬に識別するとき、困難を感じる」「なぜ心臓は左にあるのか」といったことに関心がある人は、是非本書で左右という「非対称」の果てしない深みに浸っていただきたい。
「左利きはなぜ少ないのか」「親子と利き手の関係はあるのか」「大人になっても左右を一瞬に識別するとき、困難を感じる」「なぜ心臓は左にあるのか」といったことに関心がある人は、是非本書で左右という「非対称」の果てしない深みに浸っていただきたい。
2007年3月2日に日本でレビュー済み
この世に溢れる非対称と対称とを対照させて論じる1冊。
古代より取り沙汰されて来ている左右の利き手などといった問題や、方向認知力の偏りの話、或いはキラリティ・パリティなどといった、文系が苦手とする局面にまで、広く[±対称]の特性に関わる話の集成。
とは言え、歴史的な論述を束ねた上で、無矛盾な推論を挙げるまでで終わる記述であり、依然として発展途上のネタであることも否めない。
文系にとっては、学術書としてではなく、読み物としてサクサク読むのが適切な読み方であろうか。
古代より取り沙汰されて来ている左右の利き手などといった問題や、方向認知力の偏りの話、或いはキラリティ・パリティなどといった、文系が苦手とする局面にまで、広く[±対称]の特性に関わる話の集成。
とは言え、歴史的な論述を束ねた上で、無矛盾な推論を挙げるまでで終わる記述であり、依然として発展途上のネタであることも否めない。
文系にとっては、学術書としてではなく、読み物としてサクサク読むのが適切な読み方であろうか。
2006年12月17日に日本でレビュー済み
最初は心臓が右側にある人の異常はなぜなのかから始まって、生物を構成するのはなぜL-アミノ酸(アミノ酸にもD型とL型という全く対照的な構造がある)ばかりなのか。
それから、人間の左脳がなぜ言語をつかさどるのか。
さらには、なぜほとんど(90%くらい)のヒトは右利きなのか。
という一見無関係に思える「非対称」の事例を次から次へと科学的に分析し、最後にそれらはすべて宇宙を構成する物理学の法則からきているのだという展開は、見事としかいいようがない。
それから、人間の左脳がなぜ言語をつかさどるのか。
さらには、なぜほとんど(90%くらい)のヒトは右利きなのか。
という一見無関係に思える「非対称」の事例を次から次へと科学的に分析し、最後にそれらはすべて宇宙を構成する物理学の法則からきているのだという展開は、見事としかいいようがない。