JSTの技術参事の方の著書です。
普段あまり意識しないポスドク問題, 研究費の獲得方法や
アイデアや戦略の概観が書かれています。
研究者自身の書いた本と比較して,
研究費を配分する側の視点, 研究者自身に"近いけれど客観的な視点"から書かれており,
とても参考になりました!!
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院生・ポスドクのための研究人生サバイバルガイド―「博士余り」時代を生き抜く処方箋 (ブルーバックス) 単行本 – 2010/12/21
菊地 俊郎
(著)
目指せPI(研究室主宰者)、研究者として独り立ちするための「虎の巻」!
博士課程74000人、ポスドク18000人、さらにポスドクの8人に1人が40歳以上という博士受難の時代、高学歴ワーキングプアにならないために、院生・ポス ドク時代に何をすべきなのか?
1000件以上の研究提案に目を通し、競争的資金の配分機関で多くの若手研究者をサポートする研究プロジェクトの“黒子” が、独立した研究者として成功するためのノウハウをあますところなく伝授する。
博士課程74000人、ポスドク18000人、さらにポスドクの8人に1人が40歳以上という博士受難の時代、高学歴ワーキングプアにならないために、院生・ポス ドク時代に何をすべきなのか?
1000件以上の研究提案に目を通し、競争的資金の配分機関で多くの若手研究者をサポートする研究プロジェクトの“黒子” が、独立した研究者として成功するためのノウハウをあますところなく伝授する。
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/12/21
- ISBN-104062577097
- ISBN-13978-4062577090
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/12/21)
- 発売日 : 2010/12/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 206ページ
- ISBN-10 : 4062577097
- ISBN-13 : 978-4062577090
- Amazon 売れ筋ランキング: - 373,780位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,174位ブルーバックス
- - 36,894位科学・テクノロジー (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
研究費をどうとるのかを考えていたので購入。
はじめてこういう本を読むからか、研究費取得の方法に関するノウハウが非常に多くて内容も新鮮。
修士課程の学生時代にはほとんど意識することのない研究費について、非常に詳しく書かれている。
自分もここで紹介されている方法をよく調べ、今から研究費獲得を見据えた研究をしていこうと思う。
はじめてこういう本を読むからか、研究費取得の方法に関するノウハウが非常に多くて内容も新鮮。
修士課程の学生時代にはほとんど意識することのない研究費について、非常に詳しく書かれている。
自分もここで紹介されている方法をよく調べ、今から研究費獲得を見据えた研究をしていこうと思う。
2023年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者(科学技術振興機構(JST)という、文科省所管の独立行政法人所属。いわゆる研究者に金を出す側)の価値観を全面に研究者に押し付けるだけの内容
研究を経営の観点で語るなど、この数十年で日本の科学技術が凋落した原因が手に取るように分かります
研究者にいきなりコンサル業の真似事をさせて、成功するはずがないです
まずお金と心の余裕を研究者に保証するという、この人の本来の仕事を放棄した上での言い訳にしか読み取れませんでした
研究を経営の観点で語るなど、この数十年で日本の科学技術が凋落した原因が手に取るように分かります
研究者にいきなりコンサル業の真似事をさせて、成功するはずがないです
まずお金と心の余裕を研究者に保証するという、この人の本来の仕事を放棄した上での言い訳にしか読み取れませんでした
2011年1月13日に日本でレビュー済み
本書はポスドクの方々が一人前の研究者となるために必要な事をまとめたものです。具体的には、ポスドクとなった場合における所属研究室のすごし方や指導教官とのやりとり、研究費や特許の書類申請など、研究者として欠かせないことが網羅されています。ポスドクの人あまりが問題視され、その現状を解説した本は多いです。しかし本書のようにポスドクとなった場合、研究者としていかにして生き残るか、そして一人前になるのか焦点をあてた本は少ないと思います。さらに著者が科研費の審査員という立場から書かれた本として非常に有用な本だと思います。自分が大学生や大学院生のときに出版されていればよかったのに、とも感じました。
現在、大学院生やポスドクの方はもちろん、これから研究者を目指す大学院生にもオススメの本です。
現在、大学院生やポスドクの方はもちろん、これから研究者を目指す大学院生にもオススメの本です。
2011年3月27日に日本でレビュー済み
「学者は視野が狭い」と批判されても言い返せないほど、視野の狭い本。
大半の院生・ポスドクは、努力しても空きポストがないため大学教授などの学者になれないのは明白なのに、本書ではサバイバルとはすなわち学者として生き残ることしか眼中にない。こんなに視野の狭い人は、院生・ポスドクでも、もはや珍しい。
本書に書いてある科研費申請のテクニックなどを本書で初めて知るようでは、学者の道はあきらめたほうがいい。この本が役に立ったと思っている院生・ポスドクは、研究環境が悪く、それだけでサバイバルが困難な状況にいると思ったほうがいい。
有力な研究室なら、研究室のボスが科研費申請の審査をする立場を経験している。本書にあることくらいは常識として研究室内の雑談でだれでも知っているようなものである。
最後に学者以外のキャリアパスも申し訳程度に扱っているが、サイエンスコミュニケーターなど、年に数人誕生するかしないかの職業を全面に押し出されても困る。中途採用が非常に険しい日本社会の中で、1万人以上余っているポスドクを本気でどうしようと考えているようには思えない。
大半の院生・ポスドクは、努力しても空きポストがないため大学教授などの学者になれないのは明白なのに、本書ではサバイバルとはすなわち学者として生き残ることしか眼中にない。こんなに視野の狭い人は、院生・ポスドクでも、もはや珍しい。
本書に書いてある科研費申請のテクニックなどを本書で初めて知るようでは、学者の道はあきらめたほうがいい。この本が役に立ったと思っている院生・ポスドクは、研究環境が悪く、それだけでサバイバルが困難な状況にいると思ったほうがいい。
有力な研究室なら、研究室のボスが科研費申請の審査をする立場を経験している。本書にあることくらいは常識として研究室内の雑談でだれでも知っているようなものである。
最後に学者以外のキャリアパスも申し訳程度に扱っているが、サイエンスコミュニケーターなど、年に数人誕生するかしないかの職業を全面に押し出されても困る。中途採用が非常に険しい日本社会の中で、1万人以上余っているポスドクを本気でどうしようと考えているようには思えない。