とても良い本です。
大きな 地球の成立過程についてのいろいろなことを考えさせてくれます。 今後地球は大地動乱の時代に入るわけで、その前に読んでおく価値は非常に高いと思われます。
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地球を突き動かす超巨大火山 新しい「地球学」入門 (ブルーバックス) 新書 – 2015/7/17
佐野 貴司
(著)
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2009年、日本から約1500キロメートル東の太平洋の深海底で高さ30キロメートル、面積は日本の国土に匹敵する超巨大火山が見つかった。1億年以上前にはこうした超巨大火山があちらこちらで活発に噴火活動をして、 大地を引き裂きながら、広大な大地を形成し、いまの地球をつくりあげてきたと考えられている。いったい超巨大火山はどうやってつくられたのか?
マグマがつくられ、大地が形成され、大陸は時々刻々動き続けている
2009年、日本から約1500キロメートル東の太平洋の深海底で高さ30キロメートル、面積は日本の国土に匹敵する超巨大火山が見つかった。1億年以上前にはこうした超巨大火山があちらこちらで活発に噴火活動をして、大地を引き裂きながら、広大な大地を形成し、いまの地球をつくりあげてきたと考えられている。いったい超巨大火山はどうやってつくられたのか?
じつは超巨大火山こそが地球の全マントルを循環させ、 地球を突き動かしてきた張本人だったとしたら……。大陸移動やプレートテクトニクスの原動力を生み出すマグマとマントルと地球内部のふしぎな関係が見えてくる。
マグマがつくられ、大地が形成され、大陸は時々刻々動き続けている
2009年、日本から約1500キロメートル東の太平洋の深海底で高さ30キロメートル、面積は日本の国土に匹敵する超巨大火山が見つかった。1億年以上前にはこうした超巨大火山があちらこちらで活発に噴火活動をして、大地を引き裂きながら、広大な大地を形成し、いまの地球をつくりあげてきたと考えられている。いったい超巨大火山はどうやってつくられたのか?
じつは超巨大火山こそが地球の全マントルを循環させ、 地球を突き動かしてきた張本人だったとしたら……。大陸移動やプレートテクトニクスの原動力を生み出すマグマとマントルと地球内部のふしぎな関係が見えてくる。
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2015/7/17
- 寸法11.4 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-104062579251
- ISBN-13978-4062579254
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2015/7/17)
- 発売日 : 2015/7/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 228ページ
- ISBN-10 : 4062579251
- ISBN-13 : 978-4062579254
- 寸法 : 11.4 x 1.2 x 17.4 cm
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2022年2月3日に日本でレビュー済み
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とんでもない場所に人類は生まれたものですね。デカン高原が超巨大噴火の観察には最適らしい。トンガの噴火もあったことだし、それにパンデミックと来た。渡り鳥が小型化しているとか、日本列島の土人としては狼狽えるに吝かでない。うちの庭ではメジロとシジュウカラが巣箱を争って闘争している。まあ、セックスにも余念がないらしいけど・・・。
2016年7月24日に日本でレビュー済み
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大学時代に”ホットスポット”を知りましたが、当時はまだその意味が明らかではありませんでした。
ずっと気にかけつつ就職し社会で働き退職し、今やっと解説を聞ける時期になりました。
気の長い学問です。地学は。
ずっと気にかけつつ就職し社会で働き退職し、今やっと解説を聞ける時期になりました。
気の長い学問です。地学は。
2015年12月16日に日本でレビュー済み
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なんとなく気にはなっていたことが、理論的に解説されていて大変勉強になるし、とにかく地球のダイナミズムの実体が面白い。
本は面白さがいちばん。それがこの本にはある。
本は面白さがいちばん。それがこの本にはある。
2015年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は,第一線の研究者による地球物理学の最新の研究成果の紹介である.最新の知見を疑問に答えるよう分かり易く書かれていると思う.ただ専門家による執筆の常として素人向けには専門的すぎるところもある.読者はプレートテクトニクスの基礎知識があることが望ましい.
地球上で現在マグマの噴出が見られるのは,大洋の中央海嶺,プレートの沈み込み帯の向こう側,そしてホットスポットと呼ばれる局在火山である.しかし数千万年から1億数千万年前には,LIPと呼ばれるマントルからの超巨大な噴出があった.これが本のタイトルになっている「超巨大火山」で,現在は巨大海台や大陸洪水玄武岩盾状地として残っている.これらは,地球の核とマントルの境界あたりから立ち登るスーパープルームによるものと考えられている.そしてホットスポットはその残照のようなものらしい.太洋の中央海嶺は単なる海底の割れ目に過ぎず,プレートを引き裂く原動力はLIPであろうということだ.巨大海台は分厚過ぎて沈み込み帯に至っても全部が沈み込めず,上部がはがれて陸地にくっつくのだということである.たとえば,紀伊半島と四国の真ん中あたりが東西にとがっているのは,そのようなはがれカスが押しつぶされたものなのだそうだ.
少しコメントをしておきたい.
1. 書名に「地球を突き動かす」となっているが,これは力学的に言って不正確だ.動くのは地殻であるから,「大地を突き動かす」とすべきであろう.
2. 地質学では地層の順序に合わせて時間軸を下から上にとる.他の図はそうなっているのに,なぜかp.173の図5-1だけはA,B,Cの時間順序が上から下になっている.
3. p.209に,ラウプとセプコスキーが1982年にカンブリア紀以降に5回の生物の大絶滅があったことを「発見」したかのように書かれているが,これは誤解を招く書き方だ.彼らは過去6億年間における海生無脊椎動物の科のレベルでの絶滅率を勘定しただけだ.大絶滅が何回もあったことは,彼らより200年も前,キュビエによって指摘されていたことである.
地球上で現在マグマの噴出が見られるのは,大洋の中央海嶺,プレートの沈み込み帯の向こう側,そしてホットスポットと呼ばれる局在火山である.しかし数千万年から1億数千万年前には,LIPと呼ばれるマントルからの超巨大な噴出があった.これが本のタイトルになっている「超巨大火山」で,現在は巨大海台や大陸洪水玄武岩盾状地として残っている.これらは,地球の核とマントルの境界あたりから立ち登るスーパープルームによるものと考えられている.そしてホットスポットはその残照のようなものらしい.太洋の中央海嶺は単なる海底の割れ目に過ぎず,プレートを引き裂く原動力はLIPであろうということだ.巨大海台は分厚過ぎて沈み込み帯に至っても全部が沈み込めず,上部がはがれて陸地にくっつくのだということである.たとえば,紀伊半島と四国の真ん中あたりが東西にとがっているのは,そのようなはがれカスが押しつぶされたものなのだそうだ.
少しコメントをしておきたい.
1. 書名に「地球を突き動かす」となっているが,これは力学的に言って不正確だ.動くのは地殻であるから,「大地を突き動かす」とすべきであろう.
2. 地質学では地層の順序に合わせて時間軸を下から上にとる.他の図はそうなっているのに,なぜかp.173の図5-1だけはA,B,Cの時間順序が上から下になっている.
3. p.209に,ラウプとセプコスキーが1982年にカンブリア紀以降に5回の生物の大絶滅があったことを「発見」したかのように書かれているが,これは誤解を招く書き方だ.彼らは過去6億年間における海生無脊椎動物の科のレベルでの絶滅率を勘定しただけだ.大絶滅が何回もあったことは,彼らより200年も前,キュビエによって指摘されていたことである.
2017年2月27日に日本でレビュー済み
「うなぎ 一億年の謎を追う 」を楽しめた方は本書もきっと好きになることでしょう。同様の流れでできています。
著者の探索船による研究旅行の思い出から入って、科学的な説明が加えられ、最後に意見と考察で結ぶ。
対象は巨大ではあるが、宇宙に関する本よりは想像しやすいし、読んでいると気持ちや視点が大きくなる効用は同じ。写真や図表も豊富で興味は尽きない。
著者の探索船による研究旅行の思い出から入って、科学的な説明が加えられ、最後に意見と考察で結ぶ。
対象は巨大ではあるが、宇宙に関する本よりは想像しやすいし、読んでいると気持ちや視点が大きくなる効用は同じ。写真や図表も豊富で興味は尽きない。
2016年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本には超巨大火山が眠っているなんて思いもよらないことでした。最近の科学持っても火山の下の部分が解明されきれないのですね。
心構えだけはしておかなくてはいけないのではないかと思いました
心構えだけはしておかなくてはいけないのではないかと思いました
2015年7月18日に日本でレビュー済み
自分は文系の学生ですが、読み進めていくのにさほど困りません(まだ途中ですが)。初学者にはオススメの本だと思います。