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聖母マリア (講談社選書メチエ) 単行本(ソフトカバー) – 1998/8/10

3.0 5つ星のうち3.0 5個の評価

父と子と精霊──キリスト教は父性の宗教だった。教義が排除した「女性性」を、しかし、民衆は聖母の中に見いだす。「異端」の存在は、やがて「神」の座へと昇る。キリスト教の「女神」、聖母マリア。処女にして母、婢(はしため)にして女王、人類が永遠に憧憬する、「女性的なるもの」の化身。その多彩な容貌に、さまざまな角度から光を当てる。
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

処女にして母、婢にして女王、「女性的なるもの」の化身-聖母マリア。父性の宗教キリスト教の「異端」はやがて「神」の座へと昇る。その多彩な容貌にさまざまな角度から光を当てる一冊。

著者について

1951年生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。フランス在住。著書に、『ヨーロッパの死者の書』、『ローマ法王』(ともに筑摩書房)、『バロックの聖女』(工作舎)、『ジャンヌ・ダルク』(講談社)、『聖者の宇宙』(青土社)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1998/8/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/8/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 238ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406258137X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062581370
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 5個の評価

著者について

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竹下 節子
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少なくともカトリックのマリアの教義について正確な知識を得ることはできない。この本に書かれていることは、あくまでマリア論についての「噂話」の域を出ていないからだ。
マリア論を含め、カトリックの教義について正確に知りたい場合は、各教義の元になっている公会議文書もしくは教皇文書など、教会の公式文書に当たるのが常道である。しかし、著者はそうした文書の名は挙げるものの、内容をきちんと紹介していない。これでは、カトリック教会が実際に何を言っているのか、さっぱりわからない。読者は、著者の個人的な感想だけを記憶にとどめて終わるだろう。
聖母マリアについての「娯楽本」としてならともかく、マリアの教義をほんとうに知りたいならば、読むべき本はほかにいくらでもある。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年11月22日に日本でレビュー済み
聖書を読む限りではイメージをしづらい聖母マリアに対する信仰のありようを、キリスト教の外典文書を主とした伝説の紹介からはじめ、キリスト教以前の信仰体系にある大地母神のイメージ、創世記におけるイブ、ソロモン王との挿話に出てくるサバの女王、マリアの母である聖アンナなど他の女性との関わりを示す章、カトリックやギリシア正教やイスラムに出てくるマリアの表象の違いを示す章、民間信仰の中にマリア信仰がいきづく様を示す章、カトリックの教義にマリアに関する事柄が取り上げられた歴史とその経緯を示す章、奇跡の媒体とされるマリア像の章、著者本人の体験を記す章と、様々な側面から聖母マリアの信仰に関わる事項を取り上げている。巻末の注も丁寧に付けられている。全般的に読みやすかった。参考文献も付いているので、さらに知りたい人にもやさしい。

聖書を通読しただけではわからない信仰の形、という読む前の好奇心がだいぶ満たされた。信仰を示すことで生きる力を引き出す上で大いに効き目を現しただろうことは容易に想像できる。手軽で読みやすい著書。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年5月8日に日本でレビュー済み
マリアに関する多くの情報を個性的にまとめているな、と思って著者の名前を見ると竹下節子さんでした。女史はカトリックの歴史を研究していたので、これくらいの本を書くのは簡単なことでしょう。マリア崇敬に関しては幾たびも考えたことがあるのですが、プロテスタントの私にとっては困難な問題です。三位一体の唯一神いがいを礼拝するのは十戒に反します。そしてマリア像という像に向かって祈るのは偶像崇拝にあたります。カトリックの方は像を祈っているのではなく、像の彼方にあるものを祈る契機として、ただ像に向かっているだけだといわれるでしょう。私はカトリックの方々がいわれることはすべて理解できます。マリア像が涙や血を流されたり、御出現されたりなさるのも神秘の現象であって、一部のプロテスタントの人々がいうような人為的なものではないでしょう。ただ、エキュメニカル運動は失敗すると思います。あまりにも両者が育んでいる大切なものを失ってしまうからです。この竹下氏の『聖母マリア』はカトリックの入門書としてとてもおもしろい本です。強制的でなく、報告の精神で書かれたからでしょうか。ただ2カ所ほどプロテスタントに対する誤った理解がありました。
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