本書は様々な分野において、視覚の変化が知覚の変化にどの様に連動しているか、を解説した本です。その領域は、「宇宙」、「絵画」、「音楽」、「写真」、「小説」と多岐にわたっており、最終的にはこの知覚が文化を理解、判断する際にも影響を及ぼしていることが本書を読むと理解できます。特に、「音を見る」の章では、楽譜を通して知覚する音楽について論じていますが、同じ音楽でも楽譜の年代によって演者が受け取るその音楽に対する感覚が全然異なると言う点に驚きました。
大学での講義録をまとめたものですから、このような分野に知識がない人でもすんなり読める点もお奨めです。
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東大駒場連続講義 知の遠近法 (講談社選書メチエ) 単行本 – 2007/4/11
H. ゴチェフスキ
(編集)
遠近法という知の誕生と限界を問い直す一冊文学は世界をどう切り取るのか。西洋絵画においてまなざしはどう相対化されてきたのか。さまざまな「ものの見方」=パースペクティヴを捉え直す人気講義録第四弾
- ISBN-104062583852
- ISBN-13978-4062583855
- 出版社講談社
- 発売日2007/4/11
- 言語日本語
- 本の長さ236ページ
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/4/11)
- 発売日 : 2007/4/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 236ページ
- ISBN-10 : 4062583852
- ISBN-13 : 978-4062583855
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,114,351位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 497位社会学の論文・講演集
- - 1,171位講談社選書メチエ
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