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昭和のドラマトゥルギー 戦後期昭和の時代精神 (講談社選書メチエ) 単行本(ソフトカバー) – 2012/11/9
許 光俊
(著)
梶原一騎、ピンクレディー、阿久悠、三島由紀夫の自演映画『憂国』・・・戦後昭和期の隠された欲望をサブカルから剔抉する本格評論。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/11/9
- ISBN-104062585405
- ISBN-13978-4062585408
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/11/9)
- 発売日 : 2012/11/9
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4062585405
- ISBN-13 : 978-4062585408
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,520,824位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音楽関係の書物ではありませんが、許光俊氏の昭和の眺めが凝縮された、異色の本です。
2014年3月28日に日本でレビュー済み
あとがきの数ページこそが、この著者の本音と性格を全て物語っている。
ここを本来は言いたかったのだ、とさえいえるようなあとがきだ。
著者は「昭和」と言う言葉が、というよりも、天皇が嫌いなのだそうで、元号そのものを使いたくない(使っていない)のだそうだ。
天皇と言う非合理な存在を、ありがたがる日本の国民性が嫌いなのだとか。
要するに「反国家」「反天皇」ということを告白しているのである。
そういえば、あとがきを読めば著者が大好きなロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団が「ロイヤル」の称号を頂くことに繰り返し言及、
「時代遅れ」などと揶揄しているのも合点がいく。
「嫌いなものをあえて対象にする」という批判的方法論もあるが、元号を冠した大学の教授で、国家から
毎年100億近い「助成金」(慶応大学は助成額一位である)をもらっている大学の教授が言うことなのだろうか。
西欧近代が輸入される前から、天皇という一見非合理な存在を見事合理性の中で解釈し得ていたからこそ、
日本はアジア諸国の中でまれに見る文明と西欧近代文明の比較的スムースな受容を達成したのであり、
そこに光を当ててこその「昭和」ではないだろうか。
ここを本来は言いたかったのだ、とさえいえるようなあとがきだ。
著者は「昭和」と言う言葉が、というよりも、天皇が嫌いなのだそうで、元号そのものを使いたくない(使っていない)のだそうだ。
天皇と言う非合理な存在を、ありがたがる日本の国民性が嫌いなのだとか。
要するに「反国家」「反天皇」ということを告白しているのである。
そういえば、あとがきを読めば著者が大好きなロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団が「ロイヤル」の称号を頂くことに繰り返し言及、
「時代遅れ」などと揶揄しているのも合点がいく。
「嫌いなものをあえて対象にする」という批判的方法論もあるが、元号を冠した大学の教授で、国家から
毎年100億近い「助成金」(慶応大学は助成額一位である)をもらっている大学の教授が言うことなのだろうか。
西欧近代が輸入される前から、天皇という一見非合理な存在を見事合理性の中で解釈し得ていたからこそ、
日本はアジア諸国の中でまれに見る文明と西欧近代文明の比較的スムースな受容を達成したのであり、
そこに光を当ててこその「昭和」ではないだろうか。