難解でとっつきにくい本でした。
しかし内容は濃い。軍事技術だったものがなぜ惜しみもなく民生化して世界に開放されたのか。新自由主義との関連を基にインターネットの出現と歩みが理解できました。国家負担の軽減による民営化は、民間の戦争請負会社も出現するほど。「フリー」「オープン」「共有」の夢のあるネットの世界ですが一方で著者はインターネットの軍事化といった側面、ネットの両義性についても目を向けている・・。
固い抽象的な言い回しの記述がつづきます。分からないところは、いちいち立ち止まって用語を調べたりせずに、そのまま飛ばして良いと思います。中盤から慣れて理解が進んできたから不思議でした。一読の価値はあります。
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国家とインターネット (講談社選書メチエ) 単行本(ソフトカバー) – 2013/4/11
和田 伸一郎
(著)
グローバリゼーションの時代、国家とメディアの関係は敵対か、はたまた共存か? IT技術は〈人間〉への福音か、それとも呪いか? ──来るべき世界における権力・メディア・人間の関係を根底から考察する。(講談社選書メチエ)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2013/4/11
- ISBN-104062585502
- ISBN-13978-4062585507
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2013/4/11)
- 発売日 : 2013/4/11
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4062585502
- ISBN-13 : 978-4062585507
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,339,064位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,214位講談社選書メチエ
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