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自殺未遂: 「死にたい」と「生きたい」の心理学 (こころライブラリー) 単行本 – 2004/10/1
高橋 祥友
(著)
それは「助けてほしい」という必死の叫び なぜ、どうやって、どのくらいの人たちが自殺願望にとりつかれるのか? 自殺心理の第一人者が衝撃的な未遂の実態に迫り、生き続けることの大切さを訴える。
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104062594692
- ISBN-13978-4062594691
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 245ページ
- ISBN-10 : 4062594692
- ISBN-13 : 978-4062594691
- Amazon 売れ筋ランキング: - 551,177位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,511位臨床心理学・精神分析
- - 8,485位心理学入門
- - 8,968位心理学の読みもの
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2017年5月14日に日本でレビュー済み
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自殺既遂者の半数弱が精神科を受診していたことを知らせず、また精神科医が処方する抗うつ薬に自殺衝動を強めると言う可能性があることを知らせず、しかも自殺既遂者の60%が自殺時に精神科医によって処方された向精神薬(抗うつ薬)の過剰摂取していることを知らせず、もっぱら自殺の不安があるなら精神科へ行くことを勧める書物。
この書物には二つの主な主張がある。ひとつは「自殺者の多くはうつ病にかかっているという事」であり、もうひとつは「自殺挙動に向かわせないためには精神科医の診断と治療が最も有効であり、自殺の疑いがあるならともかく精神科医に行かせることが最も有効であり、精神科医は治療の一部として抗うつ薬の投与が欠かせない」という意味の主張が何度も繰り替えされている。後で引用するがこの書物では「精神科医」はあたかもすべて理想的な存在であるかのように書かれている。しかし何を根拠にしてそういう話になるのかが不明である。
高橋祥友氏自身が参加していた「心理学的剖検データベースを活用した 自殺の原因分析に関する研究」(2010/03/31 -厚生労働科学研究費補助金. こころの健康科学研究事業)では「自殺既遂者の43.9%が過去1年以内に精神科を受診しており、36%あまりが自殺直近に精神科を受診していた」と言うことが分かっている。かつその報告の中には57.8%もの者が自殺時に治療目的で処方された向精神薬を過量摂取しており、55.6% の者が死亡前に自傷・自殺未遂を経験していたとある。精神科医によって投与された向精神薬が自殺行為に利用されていると言う調査報告なのだ。「精神科医」が抗うつ薬が自殺衝動を強めると言う可能性を患者に知らせず処方していたとすれば「精神科医の治療行為」は結果としてこれらの自殺行為に加担したとの疑いを持たれても仕方がない報告であろう。「精神科医」に行くことを強烈に進めるよりも前にそうした客観的な情報を読者に知らせておくべきであろう。言い換えるなら、世の中にはまっとうな精神科医もいるが、そうでない精神科医もいることを注意喚起するべきだろう。
しかし、高橋氏は上の報告書で明らかになっている報告内容にまったく触れずに、下記に述べるように「精神科医」に行くことを自殺予防に最も大切なことであると主張している。かつ欧米の研究報告の中では「うつ病患者の自殺衝動を強める」とまで言われる抗うつ薬の投与が欠かせないと言う主張になっている。
まず高橋氏が語る「精神科医」の部分について引用しよう。p163「精神科医は、自殺の危険の高い人を前にして、その訴えに徹底的に耳を傾ける・・・相手に耳を傾けていくのだ。」p164「目の前に現れた精神科医は、中立的な立場で、非難したり自分の意見を押し付けたりしないで、徹底的にその訴えを傾聴するはずである」p165「薬物療法や周囲との環境調整などを試みることはあるし、それも重要な働きかけである。しかし、自殺の危険の高い人を前にして、精神科医が行う事の第一歩は、徹底的な傾聴なのだ・・・」
あたかも「精神科医」のところに行くことが自殺予防になるかのようである。しかし事実はまったく違う。そのことは高橋氏自身が参加した上の報告書にもあるように「自殺既遂者の43.9%が過去1年以内に 精神科を受診しており、36%あまりが自殺直近に精神科を受診していた」「自殺者の46%は自殺時に精神科治療継続状態であった」と報告しており,また、最近公表された,東京都福祉保健局による自死遺族からの聞き取り調査においても自殺既遂者の54%が死亡2週間前に精神科・心療内科に相談していたことが明らかにされている」しかつ「57.8%もの者が自殺時に治療目的で処方された向精神薬を過量摂取しており、55.6% の者が死亡前に自傷・自殺未遂を経験していた」またのだ。むしろ精神科医によって行われた向精神薬の過量投与が自殺の一因であるとも疑われる調査報告なのだ。むしろ「精神科医の診断治療行為」はこれらの自殺行為に加担したのではないかとの疑いを持つ人がいてもやむを得ないのではないか。「精神科医」を理想化して書くよりは、まずそこから始めるべきだろう。
しかも、抗うつ薬が自殺衝動を高めると言う研究論文や報告が多数出されている点についてもまったく記述がない。「抗うつ剤の功罪」(ヒーリー、みすず書房)と言う600ページ余りの書物の帯には「うつ病患者の自殺衝動を抗うつ薬が強める」とあり、そこには多くの調査報告が引用されている。公正な書物であるなら、読者にこういう研究報告もあることを知らせながら自分の主張とその根拠も出して述べるべきだろう。
また現実に存在する「精神科医」が高橋氏が述べるようなものではないことは、下記のような書物で明らかでもある。「精神医療ダークサイド」(佐藤光展、講談社新書)、「精神疾患は脳の病気か?」(ヴァレンシュタイン、みすず書房)、「治療と言う幻想」(石川憲彦、現代書館)、「うつ病治療 常識が変わる」(NHK取材班、宝島社)、「ルポ精神医療につながれる子どもたち」(嶋田和子、彩流社)「抗うつ薬の功罪」(ヒーリー、みすず書房)
精神科医の多くがこの本で高橋氏が書くように真剣に当該の人間に向かって対処する人たちだとは思えない。また個々の人間が生きている場を理解できる能力があるとも思えない。むしろ精神科医のような医療関係者ではない支援者団体の人々の方に、むしろこの高橋医師がここに述べる「精神科医」のような視点をもって対応しようとしている人たちが多いようにも思える。その意味でどんな根拠も持って「精神科医のところに行け」と高橋氏は言うのか?不明な不思議な言葉が散乱する。偏見をもって言わせてもらえば、ある種の「精神科医学信仰」と言う名前を持った新興宗教団体の一員が語っているかのようである。例えば、現実の社会で存在している「精神科医」を個々に調査して言っているのではない。高橋医師に悪意があるようにも思えないだけに、この書物を読む人たちにはその点で警戒心を持ってほしいと思う。むしろ高橋氏に向かって、「高橋氏が、「精神科医は、自殺の危険の高い人を前にして、その訴えに徹底的に耳を傾ける」(p163)と語るような視線で個々の悩んでいる人たちと面することができる精神科系の医師は多くはないのではないですか」と言い返したいとも感じる。
ひとりの科学者・医学研究者として上記の書物で掲載されている研究報告に誤りがあると言うのなら、読者にもそうした報告と主張を知らせながら反論すべきである。
精神科医を選ぶにあたって、診断治療行為と自殺に絡む危険性を知らせない精神科医が混じっているという事を念頭におくことが大切なのだと今更のように思えた。
この書物には二つの主な主張がある。ひとつは「自殺者の多くはうつ病にかかっているという事」であり、もうひとつは「自殺挙動に向かわせないためには精神科医の診断と治療が最も有効であり、自殺の疑いがあるならともかく精神科医に行かせることが最も有効であり、精神科医は治療の一部として抗うつ薬の投与が欠かせない」という意味の主張が何度も繰り替えされている。後で引用するがこの書物では「精神科医」はあたかもすべて理想的な存在であるかのように書かれている。しかし何を根拠にしてそういう話になるのかが不明である。
高橋祥友氏自身が参加していた「心理学的剖検データベースを活用した 自殺の原因分析に関する研究」(2010/03/31 -厚生労働科学研究費補助金. こころの健康科学研究事業)では「自殺既遂者の43.9%が過去1年以内に精神科を受診しており、36%あまりが自殺直近に精神科を受診していた」と言うことが分かっている。かつその報告の中には57.8%もの者が自殺時に治療目的で処方された向精神薬を過量摂取しており、55.6% の者が死亡前に自傷・自殺未遂を経験していたとある。精神科医によって投与された向精神薬が自殺行為に利用されていると言う調査報告なのだ。「精神科医」が抗うつ薬が自殺衝動を強めると言う可能性を患者に知らせず処方していたとすれば「精神科医の治療行為」は結果としてこれらの自殺行為に加担したとの疑いを持たれても仕方がない報告であろう。「精神科医」に行くことを強烈に進めるよりも前にそうした客観的な情報を読者に知らせておくべきであろう。言い換えるなら、世の中にはまっとうな精神科医もいるが、そうでない精神科医もいることを注意喚起するべきだろう。
しかし、高橋氏は上の報告書で明らかになっている報告内容にまったく触れずに、下記に述べるように「精神科医」に行くことを自殺予防に最も大切なことであると主張している。かつ欧米の研究報告の中では「うつ病患者の自殺衝動を強める」とまで言われる抗うつ薬の投与が欠かせないと言う主張になっている。
まず高橋氏が語る「精神科医」の部分について引用しよう。p163「精神科医は、自殺の危険の高い人を前にして、その訴えに徹底的に耳を傾ける・・・相手に耳を傾けていくのだ。」p164「目の前に現れた精神科医は、中立的な立場で、非難したり自分の意見を押し付けたりしないで、徹底的にその訴えを傾聴するはずである」p165「薬物療法や周囲との環境調整などを試みることはあるし、それも重要な働きかけである。しかし、自殺の危険の高い人を前にして、精神科医が行う事の第一歩は、徹底的な傾聴なのだ・・・」
あたかも「精神科医」のところに行くことが自殺予防になるかのようである。しかし事実はまったく違う。そのことは高橋氏自身が参加した上の報告書にもあるように「自殺既遂者の43.9%が過去1年以内に 精神科を受診しており、36%あまりが自殺直近に精神科を受診していた」「自殺者の46%は自殺時に精神科治療継続状態であった」と報告しており,また、最近公表された,東京都福祉保健局による自死遺族からの聞き取り調査においても自殺既遂者の54%が死亡2週間前に精神科・心療内科に相談していたことが明らかにされている」しかつ「57.8%もの者が自殺時に治療目的で処方された向精神薬を過量摂取しており、55.6% の者が死亡前に自傷・自殺未遂を経験していた」またのだ。むしろ精神科医によって行われた向精神薬の過量投与が自殺の一因であるとも疑われる調査報告なのだ。むしろ「精神科医の診断治療行為」はこれらの自殺行為に加担したのではないかとの疑いを持つ人がいてもやむを得ないのではないか。「精神科医」を理想化して書くよりは、まずそこから始めるべきだろう。
しかも、抗うつ薬が自殺衝動を高めると言う研究論文や報告が多数出されている点についてもまったく記述がない。「抗うつ剤の功罪」(ヒーリー、みすず書房)と言う600ページ余りの書物の帯には「うつ病患者の自殺衝動を抗うつ薬が強める」とあり、そこには多くの調査報告が引用されている。公正な書物であるなら、読者にこういう研究報告もあることを知らせながら自分の主張とその根拠も出して述べるべきだろう。
また現実に存在する「精神科医」が高橋氏が述べるようなものではないことは、下記のような書物で明らかでもある。「精神医療ダークサイド」(佐藤光展、講談社新書)、「精神疾患は脳の病気か?」(ヴァレンシュタイン、みすず書房)、「治療と言う幻想」(石川憲彦、現代書館)、「うつ病治療 常識が変わる」(NHK取材班、宝島社)、「ルポ精神医療につながれる子どもたち」(嶋田和子、彩流社)「抗うつ薬の功罪」(ヒーリー、みすず書房)
精神科医の多くがこの本で高橋氏が書くように真剣に当該の人間に向かって対処する人たちだとは思えない。また個々の人間が生きている場を理解できる能力があるとも思えない。むしろ精神科医のような医療関係者ではない支援者団体の人々の方に、むしろこの高橋医師がここに述べる「精神科医」のような視点をもって対応しようとしている人たちが多いようにも思える。その意味でどんな根拠も持って「精神科医のところに行け」と高橋氏は言うのか?不明な不思議な言葉が散乱する。偏見をもって言わせてもらえば、ある種の「精神科医学信仰」と言う名前を持った新興宗教団体の一員が語っているかのようである。例えば、現実の社会で存在している「精神科医」を個々に調査して言っているのではない。高橋医師に悪意があるようにも思えないだけに、この書物を読む人たちにはその点で警戒心を持ってほしいと思う。むしろ高橋氏に向かって、「高橋氏が、「精神科医は、自殺の危険の高い人を前にして、その訴えに徹底的に耳を傾ける」(p163)と語るような視線で個々の悩んでいる人たちと面することができる精神科系の医師は多くはないのではないですか」と言い返したいとも感じる。
ひとりの科学者・医学研究者として上記の書物で掲載されている研究報告に誤りがあると言うのなら、読者にもそうした報告と主張を知らせながら反論すべきである。
精神科医を選ぶにあたって、診断治療行為と自殺に絡む危険性を知らせない精神科医が混じっているという事を念頭におくことが大切なのだと今更のように思えた。
2007年12月12日に日本でレビュー済み
この本は自殺を考えているヒトを対象に書かれています。
先ず、自殺未遂者の実例が10代から80代まで
幅広く紹介されています。
そして自殺は自ら死を選ぶしかない状況に
追いつめられてしまった強制的な行為として
ココロの病気と自殺の関係を論じたり、
残された遺族の思いを紹介したりしています。
後半に登場する闘病日記。
それは、ある男子高校生が思春期うつ病にかかり
一時は自殺を望むのですが、
医師と家族の支えのもとで徐々に回復。
病院から学校に通学し無事卒業を迎えるという実話です。
「死にたい」から「生きたい」に変わる経緯が
詳しく描かれています。
死を選ばないでほしい。
著者の思いが伝わってくる一冊です。
先ず、自殺未遂者の実例が10代から80代まで
幅広く紹介されています。
そして自殺は自ら死を選ぶしかない状況に
追いつめられてしまった強制的な行為として
ココロの病気と自殺の関係を論じたり、
残された遺族の思いを紹介したりしています。
後半に登場する闘病日記。
それは、ある男子高校生が思春期うつ病にかかり
一時は自殺を望むのですが、
医師と家族の支えのもとで徐々に回復。
病院から学校に通学し無事卒業を迎えるという実話です。
「死にたい」から「生きたい」に変わる経緯が
詳しく描かれています。
死を選ばないでほしい。
著者の思いが伝わってくる一冊です。
2005年5月11日に日本でレビュー済み
自殺未遂。ストレートなタイトルに興味を持つ。基本的に心理学の本。…でも、心理学に詳しくなくても読みやすい内容。
自殺未遂、それはその人の最後の「助けて」というサイン。
本人だけの問題にせず、周囲の人が何をすべきか、どう捉えるべきか。
ストレス社会の現代だからこそ、目をそらさないで・・・。
自殺未遂、それはその人の最後の「助けて」というサイン。
本人だけの問題にせず、周囲の人が何をすべきか、どう捉えるべきか。
ストレス社会の現代だからこそ、目をそらさないで・・・。
2004年10月27日に日本でレビュー済み
自殺をしたいという気持ちが100パーセント固まっている人はいないというのは、私自身を振り返ってもその通りなんだよね。「死にたい」と「生きたい」の間を揺れている。これが現実。早まった判断をする前に一度読んでみては。
2004年11月4日に日本でレビュー済み
私がいるだけで皆に迷惑をかけている、なんて思っていた。でも、誰かに迷惑をかけないで生きている人なんていない。迷惑をかけて、迷惑をかけられて、それでも、生きていこうと思った。そうするうちに何か見えてくるだろうと希望して。