十数年読み続けてきた運タロシリーズの完結編。
最大の伏線がラストで(明確に書かれているわけではないのですが)明かされ、
個人的には凄く満足のいくラストでした。
シリーズ通しての印象からすれば、真タロに入ってからは出版元の趣旨と
ずれてはいたかなと思いますが、2部を最後まで完結させて貰えたのは
読者として大変嬉しく思っています。
細かな描写が圧巻です。出来れば運タロの一巻に当たる、《魔法使い》にお願い?から
お読みになる事をお勧めいたします。
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〈世界〉。 下 (講談社X文庫 み 1-24 ティーンズハート 真・運命のタロット 9) 文庫 – 2004/7/1
人間はどう生きるべきか?
記憶を取り戻した《女教皇》は過去に向かうが!?運命と世界、人間を語る大河SF、ここに完結。
過去を取り戻したライコと《女教皇》だったが、運命は彼女らと《魔法使い》を、またも引き離す。時間軸を飛ばされた彼女たちの前に現れた虚数強化体<バルバラ>は本当に安西なのか?ライコは確認のため、病院へ向かうが、そこに待っていたのは宿敵・田村桂子だった!時間と空間、運命と生きる意味、人間の自由意思とその代償を語り続けた『真・運命のタロット』、ここに堂々完結!
記憶を取り戻した《女教皇》は過去に向かうが!?運命と世界、人間を語る大河SF、ここに完結。
過去を取り戻したライコと《女教皇》だったが、運命は彼女らと《魔法使い》を、またも引き離す。時間軸を飛ばされた彼女たちの前に現れた虚数強化体<バルバラ>は本当に安西なのか?ライコは確認のため、病院へ向かうが、そこに待っていたのは宿敵・田村桂子だった!時間と空間、運命と生きる意味、人間の自由意思とその代償を語り続けた『真・運命のタロット』、ここに堂々完結!
- 本の長さ348ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/7/1
- ISBN-104062595915
- ISBN-13978-4062595919
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/7/1)
- 発売日 : 2004/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 348ページ
- ISBN-10 : 4062595915
- ISBN-13 : 978-4062595919
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,718,964位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年7月4日に日本でレビュー済み
運命のタロットいう物語が始まって12年。
「《吊るされた男》、そして…」が出るまでに5年という歳月がかかるというブランクがあったものの、この「《世界》。」にて真・運命のタロットは完結しました。
それぞれの登場人物が自分の意思(またはエゴとも言うが)をもって行動していく。
幸せになるために、人はどのように行動すればいいのか、どのような意思で生きていけばいいのか考えさせられました。
長い物語の終焉。
それにふさわしい、せつない終わり方でした。
けれど、完結したはずなのに謎が増えてるんですよね…。
そして描かれるはずだった、場面たち…。
もしかしたら、アカシック・レコードに刻まれているかもしれない(?)運命のタロット第三部。
それに期待して星5つをつけます。
「《吊るされた男》、そして…」が出るまでに5年という歳月がかかるというブランクがあったものの、この「《世界》。」にて真・運命のタロットは完結しました。
それぞれの登場人物が自分の意思(またはエゴとも言うが)をもって行動していく。
幸せになるために、人はどのように行動すればいいのか、どのような意思で生きていけばいいのか考えさせられました。
長い物語の終焉。
それにふさわしい、せつない終わり方でした。
けれど、完結したはずなのに謎が増えてるんですよね…。
そして描かれるはずだった、場面たち…。
もしかしたら、アカシック・レコードに刻まれているかもしれない(?)運命のタロット第三部。
それに期待して星5つをつけます。
2006年8月12日に日本でレビュー済み
当時全ての複線が回収されたティーパーティ時代からの読者は不満も多いというのも、私なりに納得します。そしてそれはキャラクターの行動を通して描かれたラストだったかたこそ、だったと。
星3つですが、ただ、5年かけて真タロ完結を約束して下さった経緯の出版自体は満足しています。真タロ完結がティーンズハートそのものの転機にもなったのでは、と思うと感慨深いです。
本編の流れから「感情論は排除したい」意向もあると思われますが、果たして読者が求めていた物はあまりにも難解用語が多発する宇宙の理念の読解についてだったか?という事ではないかと、思われます。
科学的な解説ではなく、読者は単純にキャラクターの活躍を読みたいのだと思います。
また、ライコに比べて大河はかなり不憫な立場となってしまったのではないかと。一途ではあるけれど、基本的に無個性で感情移入しにくかった。真タロでもどうしても精霊に押されて、愚者や戦車。悪魔辺りにすら人気を取られていたのでは。
「大河恋愛小説」を第1部当時ボケてみたら本当にそうらしかったという逸話もあるだけに、大河兄弟がもっといい役所であればなとも感じました。
星3つですが、ただ、5年かけて真タロ完結を約束して下さった経緯の出版自体は満足しています。真タロ完結がティーンズハートそのものの転機にもなったのでは、と思うと感慨深いです。
本編の流れから「感情論は排除したい」意向もあると思われますが、果たして読者が求めていた物はあまりにも難解用語が多発する宇宙の理念の読解についてだったか?という事ではないかと、思われます。
科学的な解説ではなく、読者は単純にキャラクターの活躍を読みたいのだと思います。
また、ライコに比べて大河はかなり不憫な立場となってしまったのではないかと。一途ではあるけれど、基本的に無個性で感情移入しにくかった。真タロでもどうしても精霊に押されて、愚者や戦車。悪魔辺りにすら人気を取られていたのでは。
「大河恋愛小説」を第1部当時ボケてみたら本当にそうらしかったという逸話もあるだけに、大河兄弟がもっといい役所であればなとも感じました。
2006年5月8日に日本でレビュー済み
ついに最終巻まできたが、明らかにされないままの謎が多すぎる。
今回の「真・運命のタロット」というストーリーに関して言えば必要のない描写が多く、次回作に対する伏線だとしか考えられない部分も少なからず見受けられる。
その点に商業的な匂いを感じた。
期待が大き過ぎたせいかも知れないが、残念ながら今回の第二部は期待外れだった。
「運命のタロット」というシステムなどの設定はよく出来ているだけに残念。
第三部に期待したい。
今回の「真・運命のタロット」というストーリーに関して言えば必要のない描写が多く、次回作に対する伏線だとしか考えられない部分も少なからず見受けられる。
その点に商業的な匂いを感じた。
期待が大き過ぎたせいかも知れないが、残念ながら今回の第二部は期待外れだった。
「運命のタロット」というシステムなどの設定はよく出来ているだけに残念。
第三部に期待したい。
2006年1月6日に日本でレビュー済み
ティーパーティーシリーズが1996年の6月に終わって、9月に出てきた運命シリーズ、出版ベースで数えればほぼ10年、このシリーズを楽しんできました。まずはお疲れ様です。そして途中5年もの中休みを挟んだものの、一応完結させてくれた作者に感謝です。
ものすごく複雑な物語になってしまいました。作者の環境変化もあるのでしょうが、それは読者側にも言えることで、ライトノベルか?と思われる所まで、内容も表現も来てしまっていると思います。
あとがきで、この後を書くと主人公が人殺しをしてしまうと言う点で悩んでおられました。
第2部完という、かなり無理がある終わり方ですが、やはりこれ以上はティーンズハートではなくなってしまう。と言うことでしょう。
物語の風景が目の前に浮かぶような躍動的で緻密な描写。そんな文章はなかなかお目にかかれません。続きはどこかで書いて欲しいですね。
ものすごく複雑な物語になってしまいました。作者の環境変化もあるのでしょうが、それは読者側にも言えることで、ライトノベルか?と思われる所まで、内容も表現も来てしまっていると思います。
あとがきで、この後を書くと主人公が人殺しをしてしまうと言う点で悩んでおられました。
第2部完という、かなり無理がある終わり方ですが、やはりこれ以上はティーンズハートではなくなってしまう。と言うことでしょう。
物語の風景が目の前に浮かぶような躍動的で緻密な描写。そんな文章はなかなかお目にかかれません。続きはどこかで書いて欲しいですね。