元国際スパイ・右京慎策を名探偵役に据えたミステリ。すべての短篇を集めて一冊にしてある。
収録されているのは、「舶来幻術師」「明治の青髯」「幽霊買い戻し」「異説蝶々夫人」「当世錬金術」「新春双面神」「右京閑日月」「開化隠形変」「怪異八笑人」「開化百物語」「牡丹灯異変」「美人通り魔」「双児の復讐」「明治吸血鬼」「狼男の恋」の15篇。
もともと1950年代から発表されたもの。
舞台設定は明治中頃。怪奇な味わいの強い探偵小説で、エログロも効いている。
残念ながら、探偵小説としての完成度はきわめて低い。不自然だったりご都合主義だったり。読み進めるのが、かなり大変だった。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ハイカラ右京探偵全集 (文庫コレクション大衆文学館 ひ 2-1) 文庫 – 1996/11/1
日影 丈吉
(著)
山高帽に針のような口髭、鹿革の手袋に細身の杖(ケーン)、フランス好みの洋服に身を包み、突如登場する怪紳士は、元国際スパイと噂も高い外務省嘱託で探偵・右京慎策。変幻自在の行動と推理で、警視庁随一の腕利き吾来警部を相手に、時には挑発、時には助力、文明開化が惹き起こす難事件を次々に解く。単行本未収禄2編を加えた<ハイカラ右京シリーズ>決定版!
- 本の長さ427ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1996/11/1
- ISBN-104062620634
- ISBN-13978-4062620635
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
明治41(1908)年東京生まれ。本名片岡十一。アテネ・フランセ卒。フランス語教師、料理の研究指導などを経て、昭和24年ごろから推理小説を執筆、『宝石』の懸賞に入選した、『かむなぎうた』でデビューする。『狐の鶏』では日本探偵作家クラブ賞を受賞。『内部の真実』『移行死体』『多角形』などの作品がある。きめ細かい筆致と強い美意識には定評がある。創作以外にフランスのミステリーの翻訳やグルメに深い造詣を示した著書も。平成3(1991)年他界。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1996/11/1)
- 発売日 : 1996/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 427ページ
- ISBN-10 : 4062620634
- ISBN-13 : 978-4062620635
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,194,413位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中2.5つ
5つのうち2.5つ
4グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。