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国境の南、太陽の西 (講談社文庫 む 6-14) 文庫 – 1995/10/4
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- ISBN-104062630869
- ISBN-13978-4062630863
- 出版社講談社
- 発売日1995/10/4
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- 本の長さ302ページ
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1995/10/4)
- 発売日 : 1995/10/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 302ページ
- ISBN-10 : 4062630869
- ISBN-13 : 978-4062630863
- 寸法 : 10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 44,435位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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一人で泣きたい。そっとしといて欲しい。
傷跡を指でずっとなぞられている様な
痛く不快でくすぐったく、偶に心地いい。
他人事に思えなくて、一気読みしてしまった。
途中電車の中で号泣するかと思った。
段々と仕事の責任と自信が積み上がってきたタイミングで、自分にも島本さんの様な人が現れてしまった。
そんな中でこの小説に出会って…いたたまれない気持ちと苦しさが少し浄化された気がする。
忘れていた。もう出会うはずもなかった。
交わることのない、平行線であったはずのお互いの人生がニアミスする時。
今その渦中にいる自分がどう振る舞うべきか、いずれどうなるのか。少しわかってもどかしい。
でもなー、結局は30代向けの話であって、この主人公は歳をとれば誰かを好きになる、ならないなんていう状況から解放される、あるいは相手にされない、ということを微塵も想定せず、可能性ありを前提に悩んでいることは、若いな、青いな、と思わせましたわな。
この点、村上春樹はブ男の分類なのに、いい男と錯覚してる感じがして、共感はできないんだけど、まぁ話としては面白いと思った。
「ハジメくん」が何を感じ、どうしてその決断をしていったのか。それがきちんと自分に伝わってきて物語が進んでいく。同時に違和感も一緒に。
長さもちょうどいいし、読後感も不思議。かなりお薦め。
本当に自由だ。
そもそも政治思想などという土台に載っていないのだから、
「左翼」なんて言葉もいらないくらいだ。
だから、フリンも自由。それは肉体の呼吸やスタイルに過ぎないのだから、
コーヒーを飲むことやプールでちょっと体を動かして水に馴染ませたい気持ちと一緒のくらいの感覚。
それを現実的に生きるサラリーマンや必死に働いている労働者から見て、無責任な左翼の戯言・・・
だからふらふらしているいつまでたっても喪失感を味わっている国家観のない男<ぼく>。
などと言われてしまう。
だが、これはエンターテイメントだし、本当の意味での自由ということを考えれば、
村上ハルキが作ってきた世界というのは本当に成功していると思うし、
やはり文芸になっていると思う。
この作品は彼の主張や世界観の中でもおそらく、(すべてを読んでいないのでごめんなさい)
特徴がよく出ている作品なんだろうと思う。
現実的な所与で言ってシマエバ、
GHQに支配されてから、日本人は日本国家の思想性と精神を脊髄から抜かれて、
自虐史観と平和の白ハトをずん!とアタマに打ち込まれ、
スクリーンとセックスとスポーツ漬けにされてしまった。
ひたすら欧米より働きまくる官僚機構に支配された忠実なロボットにされてしまった<ヒト>なのだが、
時折、風が吹いてきて昔抱いていた心の風景を思い出すようなノスタルジー感を
経済成長の中で思い出すのである。
その風と感じている感傷が妙に切なく、人によっては泣きたくなるのである。
そこを村上ハルキはわかっていて、(この世がどういう歴史を背負い、現在のシステムがどのようなものであるのかを知っている)実にうまく作品のモチーフとして何度もぶち込んでくる。
だから、同じような背骨を持ったロボットたち(読者)が疲れた体の中でも安らぎを覚え、
思い出しかのように、懐かしい失われた世界を求めて恋こがり、泣き、何度も作品を読み返すのである。
これに気付けていても、やはりなんらかの干渉が邪魔をするので、村上ハルキはクセになる。
どうしてそうなるのかは、結構面倒くさいのであとにする。
それだけ日本の立ち位置、歴史、人の情緒・・・などが日本は特殊なのである。
<ヌマ>作家の「ヌマ」本。
この本は私の為に書いてくれた本だとも勝手に思っている。